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『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』5話ネタバレ感想-詩羽の演技…よかったです

ドラマ
画像引用:ドラマ「最高の教師」公式サイト

2023年の夏ドラマ、日本テレビ系『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』の第5話が8月12日に放送されました。

教師のタイムリープものという、現実にはあり得ない設定ながら、多感な高校生たちの難しい友人関係や家庭環境などにスポットを当て、非常に引き込まれるストーリーを紡いできました。

かなりセンシティブでドロドロした内容かつ常に緊迫感に襲われる、まさに目が離せない展開となっております。

5話はどのような内容となっているのでしょうか。

ということで5話のあらすじと感想をネタバレありで書いていきたいと思います。

ネタバレを含みますので、まだ内容を知りたくないという人は見ないようにしてください。

ちなみにドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』はHuluで全話見逃し配信しています。

Hulu公式サイトはコチラ

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第5話「拝啓、変り者と呼ばれる貴方へ」あらすじ・詳細

九条(松岡茉優)にとって『地獄』と称されることになる2学期が始まり、鳳来高校は一か月後に文化祭を控える状況となっていた。——— と、そこで九条は突然文化祭でのある催しの責任者に瑞奈(詩羽)を指名する。学外でプロとして音楽活動をしている瑞奈はそもそも文化祭に参加する意識もなく、その提案に驚きを示す。

そんなことをしている暇はないし、そもそもクラスの皆と交わることなく日々を過ごしてきた。その上、皆からはその風貌や行動に対して“変だ”“非常識だ”“調子に乗ってる”と批判されてきた学生生活を送っていた。なのになぜ自分が…と戸惑う瑞奈だったが、その文化祭の催しに引退公演を行う予定であるダンス部の生田(莉子)から「有名人風吹かせて私たちの青春をぶち壊すのだけはやめてね」とにらまれ、ますますやる気をなくしてしまう。その担当を断るため九条を追いかけた瑞奈は、そこで九条に告げられる。「文化祭前日、ある問題が生じ、今年の文化祭はなくなります。それを止められるのは瑞奈さん、あなただけです」——— と。

非常識と呼ばれる人、変り者と呼ばれる人、そんな人の中にある誰にも理解されない『大切なモノ』。調子に乗ってると揶揄される人たちへ送る応援歌が始まる。そして……最後にはこの物語を揺るがす『ある事実』が判明することになる——— !

ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』公式WEBサイト

 

第5話『拝啓、変り者と呼ばれる貴方へ』感想

私的に注目をしていた『水曜日のカンパネラ』詩羽ちゃん演じる瑞奈ニカの回がとうとうやってきました。

彼女がどんな演技をするのか非常に興味があります。

それでは感想を書いていきたいと思います。

  

詩羽ちゃんの演技がよかった話

水曜日のカンパネラのボーカルとして異彩を放つ詩羽ちゃん初の連ドラ出演ということで私は非常に注目していました。

「さすがは表現者」と言ってしまえば簡単ですが、詩羽ちゃん自身も学生時代、校則や”普通”であることに縛られることが窮屈で生きづらさを感じていたとのこと。

そんな葛藤は高校生のときにピークを迎え、高校1年生で精神的限界を感じた際、見た目を変えることで前向きになれるのではと考えたそうです。

そして実際に口ピアスを開け、髪の毛は刈り上げて、前髪をオン眉毛にしたところ、ファッションに興味を持つようになり、自分のなりたい姿に近づくにつれて自分のことを好きになれるようになったと言います。

この詩羽ちゃんの実際のエピソードから、「最高の教師」の瑞奈ニカに通づるところがあるなと感じざるを得ません。

恐らく本人も、瑞奈ニカというキャラクターが自分自身にリンクすることを感じていたのではないでしょうか。

そんな背景ありきで今回の詩羽ちゃんの演技があったんだと考えると、非常に心に刺さるものがありますね。

マジでエモいです。

そして詩羽ちゃんの演技、すごくよかったです。非常に感情が乗っていて、とても心が動かされました。

文化祭の担当を巡って、最初こそ里奈に噛み付いていたものの、里奈に心を開いてからの素直な感じとか、そういった演じ分けがとても上手くて、愛らしくていじらしくて、彼女の魅力が増したように感じます。

文化祭で準備したものが被害に遭ってしまい、皆に何を言われるのか怖くて教室に入れない姿や、教室で泣きながらセリフを言う姿、それでも力強く目標を宣言する姿に心を打たれました。

しかし、変人と言われ白い目で見られながらも意に介せず、目標に向かって走り続けているものの、実態としての瑞奈はどこにでもいる普通のか弱い女の子なんだという姿。

こういった瑞奈というキャラクターを非常に解像度高く演技として表現してくれた詩羽ちゃんには脱帽するしかありません。

また、文化祭のラストを飾ったステージ上での独白は、まさに瑞菜ニカのセリフでありながらも詩羽ちゃん自身の言葉のようにも聞こえます。

そしてステージで披露したパフォーマンスでは、椎名林檎の「セブンティーン」を歌い上げるわけですが、これが本当に圧巻の歌声。

ストーリーの流れもあり、思わず泣いてしまいました。

水曜日のカンパネラのボーカル詩羽が「セブンティーン」を歌ったのではなく、あくまで瑞菜ニカを演じ、瑞菜ニカの心情を背負いその感情を込めて歌い上げたからこその感動があったのです。

その後の文化祭打ち上げで花火を楽しむクラスメイトたちを見て、また涙してしまいました。いいシーンでしたね。

今回のテーマは、自分と違う価値観や目標を持って頑張っている人間を「調子に乗っている」として非難して排除するという、本当にどこでも起こる問題にフォーカスしています。

社会問題というよりは、身近に起こり得る問題にメスを入れる、「最高の教師」らしいストーリでした。

 

裏で手を引いているのはやっぱり相楽

ドラマの設定としては、瑞奈はプロのアーティストとして活躍中の高校生。

見た目の通り、人と違う感性を持っているということで変人扱いされています。

そんな瑞奈が通っているのが鳳来高等学校であり、さらには文化祭の情報までをマスコミにリークして文化祭を妨害しようとしたのは…やっぱり相楽でした。

また、その後に瑞奈が張り切って文化祭の準備をしていることをネットでリークし、混乱させることを画策します。

さらには里奈の1週目では文化祭前日に起こった襲撃事件が、今回は8日前に起こってしまったわけですが、これを前倒しで手配したのも…相楽でした。

これまで何から何まで相楽が黒幕となって事件を引き起こしていくわけなんですけど、本当に腐ってますね、相楽って人間は。正直胸糞悪いです。

相楽は直接手を下すことのない性根が腐った汚い人間なので、1週目で里奈を突き落としたのは相楽ではないと思いますが、何かしら関係しているのかもしれません。

里奈の2周目の人生では、それぞれの事件を根本的に解決していき、問題のある生徒の歪んでしまった性格を順調に正していっているようですが、相楽が会心する未来が見えないのは私だけではないと思います。

 

衝撃の展開を匂わせてる話

里奈の中で鵜久森に対する違和感の数々。それらを頭の中で検証すると…点と点が線に。

なんと鵜久森も人生2周目説が浮上します。

確か里奈の1周目では鵜久森はイジメを苦に自◯してしまっていたのですが、そこからのタイムリープして里奈の2周目と同調したのでしょうか。

ただ、文化祭準備を襲撃されてから文化祭まで残された時間について、鵜久森は『今回』と言ったわけなんですけど…。

里奈の1週目で文化祭より前に登校拒否となっている鵜久森は前日に襲撃された文化祭を経験していないはずなんですよね。

もしかしたら鵜久森は2周目どころではなく何周も…?

これらの矛盾や謎もこれから明らかになるんでしょうか。

すごくワクワクする展開で次回が待ち遠しいですね。

そして東風谷が匂わすLGBTフラグも気になるところ。

「最高の教師」が現代の様々な問題を扱っている流れから見れば、生徒に同性愛者がいても驚きもしませんが、気になることは確かです。

「私、鵜久森さんが好きなんだと思う」という発言。

言い方的に、東風谷は同性愛者という自覚がまだなく、今まさに目覚め出したという感じにも捉えられますが、真相はいかに。

予告動画を見る限りでは同性愛的な発言では全くないのかもしれませんが…。

東風谷と阿久津の回はもう終わったと思ってましたが、ブレイク前夜のイチオシ女優である當真あみちゃんが東風谷を演じているだけに、もう少し重要な役割があるはずだと思ってましたので、まだまだドラマ内で活躍してくれそうで嬉しい限り。

次週は東風谷にもまた大きくスポットが当たりそうで、こちらも楽しみであります。

いやはや、本当にてんこ盛りのドラマですね。

 

ちなみにドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』はHuluで全話見逃し配信しています。

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