2024年4月24日より放送が開始されたフジテレビ系列のテレビドラマ『ブルーモーメント』。
第6話の感想を書いていきたいと思います。
第6話 風を読み届けろ命の薬!明かされる晴原の過去[公式あらすじ]
晴原柑九朗(山下智久)が5年前の関東南部豪雨の合同慰霊碑を訪れると、そこにはSDMメンバー・丸山ひかる(仁村紗和)の姿があった。晴原は、園部灯(本田翼)の最後の行動の真相を知っているか問いかけるが、ひかるは何も話さず苦悶の表情で立ち去るのだった。
フジテレビ『ブルーモーメント』公式より
SDM本部に上野香澄(平岩紙)の息子・海斗(石塚陸翔)が一人でやってきた。話を聞くと、今までSDMのせいで上野が海斗との約束をことごとく破ってきたが、翌日に長野で開催される全国紙飛行機大会に出場するから、絶対に来て欲しいという内容だった。しっかりしている性格に唖然としている雲田彩(出口夏希)達だったが、上野が慌てて海斗を外へ連れ出し、上野不在でSDMの打ち合わせが始まった。
3日前に静岡で地震が発生し、道路が分断されたエリアでは10名ほどが取り残されている。しかし、救援医療物資を運ぼうにも車両やヘリが入れず、携帯電話も繋がりにくくなっていた。そこで汐見早霧(夏帆)のオンライン診療と併せて、防災ドローンを実用することに。
ドローン運用には、実用化を進めてきた上野の力が必要不可欠になる中、実施は明日。そう、海斗の全国紙飛行機大会の開催日だった。
翌日、上野は大学の後輩だった灯のSDMに懸ける想いを胸に業務を優先する。運用は順調に進み、上野は大会が終わる前に海斗の元へ向かえるかと思えたが、そこに新たな要救助者が発生する。
ドローンのバッテリー残量も少なくなる状況の中、晴原は気象を読み最短ルートで現場に医療物資を届けようと試みるが…。
『ブルーモーメント』6話の流れ(ネタバレ)
合同慰霊碑の前で丸山と晴原は対面する。
晴原は灯の最後の行動、その真意を丸山に問う。
推し黙る丸山に対して晴原は続ける。
話せない事情がある。それでも思いを持ってSDMに協力してくれているんだろうと理解を示す。
丸山は、もうSDMにはいられない。そして真実は話せないと言って立ち去ってしまう。
回想で晴原を気象学をすすめるシーン。
ある日出社中の晴原に話しかける少年は上野の息子である海斗だった。
SDMの本部で海斗は話し始める。
母としたたくさんの約束を破られてきたと。
そしてずっと前から母と約束している紙飛行機の大会が明日開催されることを訴える。
そこに上野と園部が本部へ。海斗は帰宅させられた。
そして、3日前に静岡で起きた地震の事案について話し合いが始まる。
地震の影響で道路が分断され、10人が孤立しているという。
そこでドローンでの物資搬送とオンライン診療を行うことに。
実施日は翌日。上野が海斗と約束していた紙飛行機大会と同日である。
当日準備をしながら、予定通り搬入が終わればギリギリ紙飛行機大会に間に合うのではないかと心配する彩。
しかし現実は、海斗が決勝まで残ってようやくギリギリの計算になる。
朝、上野は海斗に言われた「僕は決勝にいくことを約束する。それでもし来なかったらもう二度とお母さんと約束はしない。これ以上嫌いになりたくない」と言われたことを告白する。
上野に頼り切っていた晴原は反省するも、灯のためだと言う上野は灯と彩が似てるという。
抱えた痛みをどう活かせばいいか模索しているような明るさが似ていると。
灯は大学時代に母親を癌で失っていた。その痛みを告白するシーンが回想される。
余命宣告された灯の母は準備ができたが、災害で不条理な死を迎える人もいる。
だから気象学で人の命を守りたいのだと。
こういった灯の強い思いがSDM発足の原動力となっていた。
本部では園部と優吾が、灯が亡くなったエリアで保育士をしていた丸山に何か関係があったのかと問うが、丸山は退職届を提出し退室してしまう。
そして現場ではドローンでの物資の搬送が始まった。
上野がデータを見ながら風向きを読み、晴原がドローンを操作。
一通りの物資搬送が完了。オンライン診療も完了する。
最後に、オンライン診療の結果から必要な医療品を選定、医療物資の搬送までが無事完了する。
そこで紙飛行機大会の決勝に残ったという海斗のもとへ行くよう促す彩。
晴原も背中を押し上野は海斗のいる会場に向かった。
上野がいなくなった後に、被災者から緊急で追加のオンライン診療をお願いされる。
転んだだけという患者の足の傷をモニターで汐見が見ることに。
肝硬変の持病がある患者の足には切り傷だけだった箇所に異常がみられる。
さらに発汗、心拍数の増加、発熱がみられる。
菌が傷口から侵入し感染症に、進行すると死に至る怖れが。
この患者に必要な抗菌薬を搬送すべく再度ドローンを飛ばすことに。
しかし途中でドローンの電波が切断。
晴原はドローンの残バッテリーを考慮して電波の届くところに向かうことに。
気象状況の解析を担った彩だったが…
電波範囲に到着した晴原は気象状況を彩に問いかけるも、経験のない彩は言葉が詰まってしまう。
そうこうしているときに、気になって無線を聞いていたという上野が戻ってくる。
上野は息子のもとに行くことを諦め、気象解析を続けながら晴原をサポート。
無事にドローンは医療品を被災地に届けることに成功した。
届いた抗菌薬を患者が服用して事なきを得ることに。
現場が片付き「今からでも行きましょう」という彩の言葉で海斗の元へ向かう上野。
晴原と彩も会場に同行する。
場面は変わって優吾は丸山に真実を教えてくれと迫ります。
晴原はいまだにドーナツを食べられないんだと。
災害があった次の日、いつも通りの朝を迎えてたら灯とともに同僚からもらったドーナツを食べる予定だった晴原。
しかし無情にもその夜に災害は起きた。
晴原の中ではまだ時間が止まったままなんだと。
そこに丸山のスマホへメッセージが届く。
そのメッセージを読みながら丸山は「約束してた。5年前の真実は、SDMの正式運用まで誰にも話さないって。でもその人が真実を話すって」
場面は変わり、晴原に歩み寄る上野。
「晴原くん、私なのよ。私が奪った。あなたのかけがえのない人の命を。灯の命を」
ここで6話終了
『ブルーモーメント』6話ネタバレ感想
こういった組織もののドラマって、政治的な大きな巨悪が立ちはだかるような展開をイメージしてましたが、ブルーモーメントは意外と狭い範囲の人間関係にフォーカスしてるんだなと思いました。
一番の敵は自然災害ということなのでしょうか。まぁ納得です。
だからこそ細かく人間関係のバックグラウンドを見せる時間がとれるのかなと。
今回はドローンでの物資搬入という極めてお役所的で地味な作業ではありましたが、上野のお子さんとのドラマを見せてくれましたね。
痺れたのは晴原が海斗に言った
「約束を破った数だけ、誰かのために頑張ってるんだ。命を救うために全力で戦っているんだ。そんなお母さんを嫌いになれるのか?」
何が起こるかわからない気象を相手に絶対はない。
だからお母さんはまた約束を破ってしまうかもしれない。
それでもお母さんを嫌いにならないで欲しいと、晴原は事前に海斗に電話していたんですよ。
こんな心遣いもできるんかと。晴原くんキミはどれだけ完璧なんだと。
鳥肌立ちましたね。本当に。
また、今回は多くの場面で灯との回想シーンがあって、我々視聴者もようやく灯を身近に感じることができるようになりました。
ありがとう。
灯はSDMとともに生きてるんですね。我々の中でも。
で、6話のラストシーンですよ。衝撃です。
上野が灯の命を奪った?
本人がそう言うのだからそうなんでしょうが、いやいや…。
言うても悪意があってとか、ハメようとしてとかではなく、結果としてそうなってしまったと。
その罪悪感が「命を奪った」という言葉になっただけで…。
故意ではないはず。そう願いたいです。
7話見るの怖いですね。
でもでも、山Pはカッコいい。
まとめ
地震の被災地に救援物資が、などの内容が全てどうでもよくなるような終わり方でしたね。
上野さん、一体何してくれちゃったんでしょうか。
気になって仕方がないので今すぐに7話見ますわ。