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夫の家庭を壊すまで|最終回12話ネタバレ感想

ドラマ
引用:テレ東|夫の家庭を壊すまで公式|https://www.tv-tokyo.co.jp/katekowa/

2024年7月8日から放送がスタートしたテレ東系テレビドラマ『夫の家庭を壊すまで』。
最終回12話を視聴したので、感想を書いていきたいと思います。

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夫の家庭を壊すまで|最終回12話のあらすじ 公式

公式リリース

脅迫文の犯人は義母・裕美(麻生祐未)だった…!勇大(竹財輝之助)たちに追い詰められた裕美は包丁をみのり(松本まりか)に向かって振り上げる。滴る血、みのりの目に飛び込んできた光景とは!?さらに、愛する息子・渉(野村康太)から拒絶された理子(野波麻帆)は、思い詰めた末に予期せぬ行動に踏み切ろうとしていた。各々の思惑の果て、最後にみのりはどんな未来を選ぶのか。

テレ東『夫の家庭を壊すまで』公式webサイト

最終回12話の流れ ネタバレあり

みのりを庇って義母に向けられた刃を背中で受けてしまったと思われた渉。
床には血が滴り落ちる。恐る恐る義母のほうを見るみのりと渉。
義母の持つ包丁を素手で掴み止めたのは勇大だった。
勇大は義母に「母さん、もうやめよう」と諭す。仕事も信頼も失った。それは自分たちのせいなんだ。自分たちが人の人生を滅茶苦茶にしてしまった。その結果なんだ。償っていくべきなんだと。
義母は包丁を手放し、自分は悪くないと家を出て行った。
勇大はみのりに、迷惑かけてごめんと心から謝った。
外から大きなクラクションが鳴り皆は玄関から飛び出した。
車に轢かれかけて尻餅をついている義母。車から降りてきたのは月島だ。
月島は義母に向かって、油断していた。これほどまでに執念深いとは思わなかったという。
義母はそれでもなお、あの女が悪いのだと責任を逃れようとする。
月島は、あの女?それは娘のことかと訊く。そして義母を警察に連れて行くと月島の部下が車に義母を押し込んだ。
勇大は、自分も行くと申し出る。そして改めてみのりに頭を下げる。本当にごめんと。
みのりは勇大の怪我をした手を心配する。
勇大は、義母のことは自分が監視する。もう二度と姿を現さないからと車に乗り込もうとした。
みのりは、勇大を呼び止め、今までありがとう、頑張って生きてと声をかけた。そして2人は警察へ連れて行かれた。

2人になったみのりと渉。
渉は、何もできなくてごめんなさいと謝る。みのりは、そんなことない。助けてくれて嬉しかった。ありがとうと礼を言う。
そこで渉のスマホに理子から着信が。渉が電話に出ると理子は「死ぬから」と一言。
「死ぬって、母さんっ」と叫ぶ渉。
みのりと渉は急いで理子のいるマンションの屋上に駆けつけた。屋上の柵から下を見下ろしたところで「渉」と声をかけられる。理子だ。
理子は、なんでその女も一緒にいるのかと不満を口にするも、笑顔で「こうすれば来てくれると思った」と悪びれない。
渉は真剣な表情で理子を見る。
理子は酒に酔っている様子で、演技上手だったでしょうと笑っている。
渉は、何がしたいんだと理子に怒鳴る。
理子は言う。渉のことは自分が一番よく知っている。渉は自分を捨てられない。その目、渉の本当の父親にそっくりだと。そして馴れ初めを話し始める。
渉を妊娠したら連絡が来なくなった。だから通っている大学に行ったら知らない女性と手を繋いで歩いていた。憎くてたまらなかった。何度も彼を殺す夢を見た。しかしそれと同じくらい彼を愛していた。だから渉を産むことも迷わなかった。育てるのに命を捧げた。自分には渉しかいない。だかたやさしくしてくれた勇大に甘えたのだ。そんなにいけないことなのか。今では全てを失った。もう十分罰は受けた。だから渉だけは側にいてくれと。最後は泣き叫ぶよう言葉にしていた。
みのりは理子の受けてきた苦しみと自分を重ね、そして思い出し涙が流れる。
渉は理子に、言い訳するなと突き放す。そこまでわかってて、みのりがどれだけ傷つくか何で想像できなかったんだと。
理子は、なんでだと叫ぶ。なんで自分ばっかりと。そしてみのりを罵倒する。
渉は理子の言葉を遮るように「母さん」と叫ぶ。
みのりは冷たい目をして理子に歩み寄る。理子は怯えながらも悪態をつく。みのりは一歩、また一歩と理子に近づき、そして理子を抱きしめた。
みのりは抱きしめた理子の耳元で「ぐぅぅぅ」と声にならない呻き声を上げ、なんとか言葉を絞り出す。「殴りたいよ」傷つけられたから傷つけた。やり返したって意味ないなんてわかってると。そして抱きしめた手を話し乱暴に理子の顔を両手で挟み、それなら誰が私を救ってくれるのかと問い、だから全てをぶち壊して勇大を取り返したのだ。でももう信じることができなかった。無関係な翼や渉を巻き込んで傷つけたから罰が当たったのだ。あなたも一緒。だから同情しない。私たちは命より大事な人を傷つけた。幸せになろうとか救われたいなんて思う権利は自分たちにはもうないのだと。
理子は、ではどうやって生きていけばいいのかと力無く言う。
みのりは理子から離れる。
呆然としている理子に渉は歩み寄り、抱きしめて言う。自分は絶対に幸せになるから、もう自分の足で歩かせてほしい。母さん、元気で生きてと。
理子は、ごめんなさいと謝りながらその場に崩れ落ちる。

別の日、みのりが店に戻ると常連だった保護者が席に座っている。そして、みのりに謝った。避けるようなことしてごめん。田口に誤解だと聞いたのだと。

その後、みのりは田口にお礼を言う。田口は「少しでも力になれれば」と言い渉のことはどうするのかと訊く。
言葉が出ないみのりに田口は続ける。みのりさんは進んで罰を受けているように見える。三宅先生とみのりさんの間にはもう壁はない。自分を許してもいいのではないか。みのりさんの幸せは翼くんの幸せでもある。お互いもっと幸せになりましょうと。

定休日の店に渉が訪れた。店内の席に2人は向き合って座る。
渉は、今日母さんに会ってきたと言う。だいぶ落ち着いて、しばらくは実家で麗香と一緒に過ごすらしいと。
みのりは「そっか」と短く答える。
渉は訊く。それで、話って…? 今日はみのりが渉を呼んだのだ。
みのりは立ち上がり、窓から外を眺めながら、もう夏も終わるねと言う。7年経ったのかと。そして渉に向き直り続ける。あの頃の自分は何も知らなくて今の渉くんのように真っ白だった。渉くんといるともう一度真っ白に生きれるのではないか、生きてもいいのではないかと思える。好きな人をただ好きでいられたあの頃みたいに。でもそんなこと望んじゃいけないってわかってる。私は黒いから。渉くんを傷つけたくないし汚したくない。でも…許されるなら、本当の気持ちを伝えていいなら、私は渉くんが好き。私は渉くんが好き。
渉は立ち上がり、みのりに歩み寄り抱きしめた。そして言う。みのりさんがどんなに黒くて傷つけられて怪我されても、みのりさんのこと、ただ好きでいます。みのりさん、好きですと。
みのりも、私も好きですと言う。
「好きです」と言い合って抱きしめ合う。そして渉は言う。少し時間をくれないかと。驚くみのりに渉は続ける。この街を出ようと思うと。
みのりが、どうして?と訊くと渉は、今のままじゃみのりさんを守れない。もっと強くなりたい。自分の足で歩けるようになりたい。みのりさんを幸せにしたい。だから、いつかみのりさんにふさわしい男になれるまで、信じて待っていてくれないかと。
みのりは渉を抱きしめる。そしてわかったと囁いた。

そして渉は東京に。不登校の児童の居場所を守るためにフリースクールを開いている。

みのりは穏やかな毎日を送っている。

義母も理子も勇大も、それぞれの人生は続いて行く。

最終回12話終了

夫の家庭を壊すまで最終回12話の感想 ネタバレあり

いや、本当に楽しませてくれました。本当に本当に最後まで面白かったです。

まりか様の演技、今回もすごかったですね。鬼気迫る表情や台詞回し。圧巻でした。

そして義母…

私はあまり性格の悪い敵役がいるのって好きではないんですが、この義母は本当に話しを面白くしてくれましたね。欲を言えば懲役くらってしまえと思ったんですが、みのりの慈悲とでも言うんでしょうか。それはそれで納得できましたし、良かったなって思えました。

いきなり義母の話をしてしまいましたがw

結末としては、本当に良かったんじゃないでしょうか。誰かだけが地獄に落ちるということもなく…まぁクライマックスに至るまではそれぞれの地獄があったわけですけどね。それでも最後は無事に皆の人生は続いていって、その中でそれぞれが前を見て笑顔になれて、美しい最終回だったのではないでしょうか。

義母だけは笑ってなかったですけどw あれはどうしょうもないですよね。元凶ですし、恐らく頭もおかしいのでは?

で、感想の順番が前後して申し訳ないですが、先週のラストで義母が包丁でみのりを刺そうとして渉が庇ったじゃないですか。それで渉に刺さったと思いましたよね?絶対に渉に刺さったと。でも勇大が素手で包丁掴んでました。

その後もちゃんとみのりに謝罪してて、勇大って本当にどうしようもなかったですけど、とても反省してるのがわかりましたよね。

勇大が更生したことで思ったんですけど、人って過ちを犯すじゃないですか。誰だって勘違いや無理解から良くない行動をしてしまって、誰かを傷つけて。でも実はわかっていたけど「これくらい大丈夫だろう」とか、真実を知らなかったり理解してなかったことから誤解が重なって誰かを傷つけてしまうってこともあると思うんです。そして手痛いしっぺ返しを食らったり、逆に自分が傷ついて自分の行いが悪かったと理解するわけですけど、そうやって理解が及ぶと人って反省できるんですよね。

で、今回みたいに心を入れ替えた勇大を見て「根っこは優しい人なんだ。まともなんだ」って思うじゃないですか。思うんですよ。理子に関しても、本当はそんなに悪い人ではなくて、根っからの悪党ではないのだと。

でもドラマで描かれてきた彼らって、とんでもなく卑劣で汚くて狡くて、そこでみのりがどれだけ傷つくかって想像できないはずないと思うんですよ。

わかっているのに目をつぶって、お金だったり愛情を優先してみのりを傷つけるわけですけど…。

そして勇大は全てを失って、色々あった末に反省に至るわけなんですが、冷静に考えると擁護できるところが一つもなくて…。正直今更になって後悔して反省して謝罪されても…って思っちゃうんです。

許す気持ちもわかるし理解できるんですけど、冷静に思い返すと救いようがないなと。勇大にしろ理子にしろ。

義母は変われないのでスルーしますけど。

この良い最終回に水を差す気は全然ないんですけど、本当に良く考えて振り返ると許せないなと思ったわけです。

非常に個人的な見解と感想で申し訳ないですし、私の性格の悪さが露呈しただけで悲しい感想となりましたが。

まぁまぁ、こんなん言うとりますが、私的にはハッピーエンドでしたよ。

「夫の家庭を壊すまで」なんて不穏なタイトルのドラマで、内容もエグくて、それでもハッピーエンドを見せてくれるなんて、どれだけ欲張りでお得なドラマなんだと。そう思いません?

これは絶対におすすめできるドラマです。

以上

  

夫の家庭を壊すまで|最終回12話ネタバレ感想のまとめ

すっきりした終わり方で良い最終回でした。

今期のドラマはかなり脱落したんですけど、これは最後まで楽しめました!

脱落しないで最後まで見たけど感想記事まで書く気になれなくなったドラマも多かったんですが、私が最後まで感想記事を続けられただけでも私的にはもうオススメできるドラマなんですよコレは。

途中、妄想シーンを次回予告に使うという愚行があって、本当に腹が立ちましたが(まだ言ってる)。それを差し引いても「面白い」と断言できるドラマでしたね。

気になっている人はぜひドラマを見てほしいです。VODで一気見できますから。

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