2024年7月7日から放送がスタートしたTBS系テレビドラマ『ブラックペアン シーズン2』。
4話を視聴したので感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。
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『ブラックペアン2』4話あらすじ 公式
天城(二宮和也)は桜宮市で計画中の新病院を「スリジエハートセンター」と勝手に命名。
しかし、佐伯(内野聖陽)から地元関係者への説明が先だとたしなめられ、自身のセンター長就任と命名のお披露目を公開手術で行うと告げる。そんな中、狭心症と認知症を患った生活保護受給者でもある患者・年子(正司花江)が転院してきた。
担当医となった研修医のミンジェ(キム・ムジュン)はその年子の息子・孝利(立川談春)がクレーマーであることに頭を悩ませていた。
一方でミンジェの指導医となった世良(竹内涼真)は、年子の検査結果を見て手術には天城の高度な技術が必要と判断し、天城に相談するも早々に断られてしまう。その後、天城は新病院への出資を取りまとめる企業組合の理事・水野(梅沢富美男)にダイレクト・アナストモーシス手術を受けるように仕向ける。
TBS『ブラックペアン シーズン2』公式
しかし、水野は佐伯と対立する維新大教授・菅井(段田安則)の差し金であることが判明。
そこで天城は、桜宮市医師会会長である真行寺(石坂浩二)に公開手術の患者を紹介してほしいと持ち掛けるが…。佐伯と争っている菅井(段田安則)の影が忍び寄る・・・。
『ブラックペアン2』4話の感想 ネタバレあり
次々と問題が起こるというか、刺客が差し向けられるというか、相変わらず大変なドラマです。
今回は医療訴訟のエキスパート戸島和子が東城大病院へ抗議活動に訪れました。
天城医師のやってることが詐欺行為だから訴訟をするぞと。
問題になってるのは、患者が手術を受けるためにする賭け行為。
それと、他の術式でも成功率が高いのにも関わらずダイレクト・アナストモーシス手術じゃないと助からないと言い切るのが詐欺だとのこと。
でも天城の手術の成功率は100%。
それでも倫理的に許せないということなんでしょう。しかも監修は維新大の菅井。
これまでにドラマ内ではダイレクト・アナストモーシス手術だから助かったという場面しかありませんでしたので、そこら辺の事情や状況をもう少し調べてから抗議に来て欲しいものです。
で、戸島に訴えられたら東城大は終わりとのことでしたが、絶大な影響力があるんですね、戸島って。
大きい影響力はもはや権力であることを認識すべきであり、権力を持った側は真実を見極める力が必要なんですが、戸島にはそれに思い至らないのでしょう。残念な人です。
戸島は花房の母であり、花房も嘆いていました。
「正義を盾にされたら何も言えない」と。
そもそも戸島の言う医療正義って本当になんなんでしょうね。
「人間は弱いから正義は尊い」ってなんの答えにもなってませんし、ただ闇雲にマイノリティに寄り添っているだけではないかと。
これではただの活動家です。見ていて気持ちのいいものではありません。
そこで、天城が「僕が行って黙らせてきますよ」とかw
ややこしくなるだけですから。
それでもやっぱり行くんですね、天城は。
天城が一通り場を荒らした後に都合よく戸島が倒れましたね。しかも心臓で。
ご都合主義というか予定調和というか、面白くなってきました。
世良が執刀したけど完全な状態ではなくて、戸島は維新大病院で医療AIの実験台になるわけです。
素晴らしい医療正義ですね。それがなんだかよくわかりませんが。
しかも公開手術でAIポンコツで絶体絶命。
ここで次週持ち越しとか、焦らしますね。来週が待ち遠しいです。
ここから箇条書きで言いたいこと書いていきますね。
まず、加藤浩次が一期に続いてまた出てきましたね。日本外科ジャーナルの編集長。
今回も敵側についていますが、佐伯が嫌いなんでしょうか。
それでも彼は、それこそ医療正義が一応ある人間なんで、本当に医療のため人命のためなら公正は判断ができる男なので嫌いじゃないです。
天城が世良に話をするときに「いいかい、ジュノ」「想像できるかい、ジュノ」って、まるで子供に話しかけるような語り口になるんですけど、あれがめっちゃ好きなんです。
優しく「わかるかい、ジュノ」みたいな。これはやられます。女子の心が持ってかれます。
キュンとしたのは私だけじゃないはずです。
そして世良が維新大の公開手術に乗り込んでオペをした際に、バックで流れるピアノ曲、天城の指導映像にシンクロしてて、『これは芸術』って思っちゃいました。
天城の言う「オペは芸術」とこんな演出で見せてくれるなんて、すごいドラマだなと改めて感じました。
そうなんです。芸術だったんですよ。
でも「芸術は金のためにあるんですか」って世良に言われたときは珍しく言葉が出ませんでしたね天城は。
なんやかや言いながらも天城はしっかりと世良を育ててるんですね。
天城好きです。渡海のことを忘れてしまうくらいに。
あと、高階ってやっぱり風見鶏するんですね。やっぱり信用できないです。
気がついたら菅井と一緒にいるじゃないですか。
菅井が高階をスパイのように使いたくて擦り寄ってきてるのはわかるんですが、高階って逆スパイのつもりで菅井と一緒にいるのか、その真意がまだわからなくてイライラします。
菅井なんて今回のラストで戸島が死にそうな状況で笑ってましたから。
自分に利するなら人の命なんて瑣末な問題だということでしょう。腐ってます。
ブラックペアンの敵役ってほんとゴミみたいな人間ですよね、毎回。
世良がオペ室に入って、成功したら維新大の人間と言え、失敗したら東城大のせいで死んだと言えって。
菅井腹立ちます。
最後、花房が天城に執刀をお願いしてましたが賭けには負けました。どうなるんでしょうか。
こんな状況でも冷静に賭けをする天城。それを見てももう何とも思わなくなっている不思議。
天城の信念を自然と受け入れて疑問すら抱かなくなっているんですね、我々は。
それ以上に天城に魅力があるということなんでしょうか。
早く続きが見たいです。
それではまた。
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まとめ
相変わらず渡海の影も見えませんが、まだ時期じゃないのでしょう。
なんか天城の思い描く新病院の妄想のような回想のようなシーンに男の子が2人いて、渡海と天城は双子なのではないか、なんてネットで言われてましたが、私は全く気がつきませんでした。
確かにそんなシーンあったような…くらいなものです。申し訳ない。
いずれにせよ絶対に渡海は出てきますよ。出たら話題になるんですから。
出さなきゃバカです。無能です。私が制作に関わる人間なら100%渡海出しますし、出さない選択肢はないです。
なので、この先のどこか、それこそクライマックスかもしれないですし、わかりませんが、100%渡海は出てきます。安心してください。