2024年7月4日から放送がスタートしたフジテレビ系テレビドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』。
第4話を視聴したので感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。
公式 『ギークス』5話あらすじ
西条唯(松岡茉優)の隣に住む安達順平(白洲迅)は、警視庁の監察官だった。西条は警察内のデータベースにコンピューターウイルスを仕掛けた容疑で、安達から取り調べを受けることに。安達いわく、西条のパソコンからはウイルスを仕掛けるプログラムを実行した形跡が見つかり、さらに西条のIDで機密データに不正アクセスをした履歴が残っているという。その全てを否定する西条。
ギークス〜警察署の変人たち〜公式
その翌日、安達や本庁の管理官たちが小鳥遊署を訪れ、鑑識係は封鎖されてしまう。勤務時間中は取調室での待機を命じられる西条。吉良ます美(田中みな実)、基山伊織(滝沢カレン)、芹沢直樹(中村蒼)は、自分たちの手で西条の冤罪を晴らそうと話し合う。一方、「どうしてもはずせない用がある」と定時に帰宅した西条は、とある事故現場で花を手向けていた。それは、小鳥遊署の巡査部長・岡留太一(小林隆)の娘が14年前に亡くなった場所だった。娘がいない寂しさを西条に語る岡留。西条は、交番勤務で持病がある岡留の体調を気遣う。
次の日。備品室で、鑑識係の島根太一(マギー)と杉田翔(泉澤祐希)、そして基山が作戦会議を開いていた。毎日定時の17時に帰るはずの西条のIDが、夜中に使われている形跡があったのだ。誰かが西条をハメようとしていたのか…?そんな時、岡留は勤務中に突然誘拐されてしまう…!
『ギークス』5話の流れ[ネタバレあり]
今日も3人、良好気分で飲んでいる。
西条はスマホで動画配信を見ている。画面では現職の馬場園市長が「自立型複合老人ホームの建設」を公約として訴えている。元医師であり尖った態度で毒舌が人気の小鳥遊市長である。
そこに芹沢がきて言う。市長は人気がある分敵も多い。今度行われる生討論会の配信まで小鳥遊署で警護をすることになったと。
西条が帰宅するとマンション前で安達と遭遇。金曜日に開催される花火大会をマンションの屋上で酒盛りしながら見ようと提案された。
月曜日
馬場園市長のつきっきり警護に吉良も当たるよう署長が任命。市長直々の指名だそうだ。
火曜日
市長への警護が始まった。市長の動画の裏側はヤラセばかり。
市長は吉良に話しかける。久しぶりだなと。
市長と吉良は研修医時代の同期だった。
西条は自分のデスクのPCを誰か触ったかと訝しむ。デスクトップの配置が変わっていると。
10年前、医局長の横暴に出世して医療業界を変えることを誓った吉良と馬場園だったが、産業医をしている吉良に馬場園は、なんでそんなぬるま湯に浸かっているのかと訊く。
暗くなり馬場園が事務所に戻るとデスクまわりが荒らされてした。空き巣だ。
部屋の中に入った馬場園も襲われてケガを負う。
水曜日
小鳥遊署では馬場園に心当たりを聞くも、心当たりがありすぎると。
事務所には鑑識が入り、狙われている馬場園には警察が用意したホテルでおとなしくしているように指示が出る。
杉田は馬場園市長の事務所から大量の指紋をとってきた。それを鑑定する鑑識係の面々。
鑑識係に基山が訪れPCをチェックしたいという。交通課の共有データが消失したと。そして鑑識係のデータも消失していた。
PCに詳しい杉田がウイルスを疑い調査する。
木曜日
ホテルから馬場園が消えたと焦る野村。芹沢は馬場園の動画が更新されていることに気づく。
馬場園はお忍びで老人ホームを訪れる。もちろんパフォーマンスの動画配信をしながら。
そこに警護の芹沢と野村と吉良が現れる。
トラブルが起きたらどうするのかと咎める芹沢に馬場園は、それはそれで話題になると取り合わない。
芹沢は警護から外された。
金曜日
馬場園市長の討論会の日。現場には野村と吉良と署長がつく。
杉田はまだPCの解析中。今日で3日目。ウイルスの侵入は確認したが、侵入元の特定がまだである。
西条は馬場園の事務所から検出された指紋鑑定を行なっている。そこで新たな指紋を発見。
その指紋は全て親指と人差し指だけで不審だと。
芹沢は思い当たる。親指とひちさし指の先端だけオープンになっているグルーブをつけていた人間を。
いつも馬場園市長の配信カメラをまわしている撮影スタッフだ。
芹沢は西条を連れて市長の討論会の会場に向かう。
時間になり討論会の会場に馬場園と吉良を案内するカメラマン。
カメラマンは2人を会場ではなく地下倉庫に誘導し、刃物を出して吉良を人質に、馬場園にカメラをセットさせた。
馬場園はカメラマンに目的を訊く。そして空き巣もお前かと。
カメラマンは、馬場園がどこかのお偉いさんとの癒着を暴こうとしたと。そしてカメラを回せと。
馬場園チャンネルの生配信がスタートした。
2年前、馬場園が市長選に出馬した際、対立候補を応援していた病院の医療事故を動画で指摘した。
このことで病院に悪評が立ちカメラマンの母は自殺したと。
だからカメラの前で謝罪しろというのが目的だ。
馬場園はカメラに向かって土下座をする。申し訳なかったと。
馬場園は続ける。しかし諦めない。自立型老人ホームは必要なんだと訴える。
逆上したカメラマンは刃物で馬場園に襲いかかる。
配信を見て倉庫に駆けつけた芹沢・野村・西条だったが間に合わない。
間一髪でカメラマンを止めたのは…安達だった。
殺人未遂の現行犯で逮捕すると手錠をかける。安達は警察関係者…。
犯人が連行され、署長は安達に言う。安達警視、本庁に協力いただき申し訳ないと。
安達は警視だった。
一方署では、杉田はウイルスの侵入元を見つけた。PCの識別番号を照合すると…西条だった。
西条は安達に言う。安達が警視庁の人間だったとは、頭が混乱している。説明をと。
安達は西条の手を取り、少しの間を置いて言う。ウイルス強要及び不正アクセスの容疑で同行願うと。
『ギークス』5話感想[ネタバレあり]
5話では吉良の元同僚医師である現小鳥遊市長の馬場園の警護と、馬場園に復讐する男を逮捕する話が軸でした。
裏では警察のネットワークにウイルスが仕込まれ、その犯人を探すというストーリーが同時進行していたわけですが。
いや、もうこれ馬場園の話とかどうでもよくなる展開ですね。
どちらかというと軸がコンピューターウイルスを仕掛けた犯人についての話じゃないですか。
馬場園は噛ませ犬的な、偽装メインストーリーとでも言うべきか。
そしてウイルスを侵入させたのがなんと西条という…。
それを本庁の警視だった安達が…。
ちょっと興奮してしまいました。
私の雑な予想が当たってしまったというか。
4話の感想記事で書いてるんですよ。
「ストーリー的に意味があって西条の隣に引っ越してきたのではないか。警察庁に特命を受けて西条のこと調べてるのではないか」的なことを予想していたんです。
4話感想記事のタイトルも「ギークス|4話ネタバレ感想|異常者『安達スパイ説』あると思います!」ですから。
いつも見当違いなことばかり予想してましたが、今回は珍しく当たったなと。
でもこれって多くの人が予想してたんじゃないでしょうか。
なので別にすごいことではないとは思いますが。
それにしても安達って、いつもニコニコとバカなフリをした気持ち悪い姿はやっぱり演技だったんですね。
不自然でしたもん。何かあるとは皆思っていたはずです。
とにかくそんな流れで西条がウイルスを仕込んだ犯人として取り調べを受けることになるようです。
次回予告でも、取り調べ室で「私の内偵をするために隣に引っ越してきたんですか」とありましたが、最初からウイルスの件で内偵のため引っ越してきたというのはどうなんでしょう。
警視クラスがそれをやるとは思えませんが。
だとしたら偶然か…それもないでしょうね。だったらあんなバカなフリする必要がないですから。
やっぱり何かしら意図があって西条の隣に引っ越してきたんでしょう。
その正確な意図が明らかになるのは来週以降といった感じですかね。
4話で監察官から命令された、コンプラチェックという名の人物チェックで本庁から山田がが来たじゃないですか。
これも何か関係しているのかもしれませんね。
というか関係してるでしょう。
それと、どうでもいいことなんですけど、安達の言う「ウイルス強要及び不正アクセスの容疑」のウイルス強要って共用ですかね。これちょっとわからなくて。
ウイルスを仕込んだりするのは「不正指令電磁的記録に関する罪」中でも提供では「不正指令電磁的記録提供罪」となるんですが、ちょっとよくわからないです。
以上
まとめ
5話の流れと感想をお送りしました。
面白くなってきましたね。最初は不安でしたが、ぐんぐんと引き込まれていきます。
1話2話見て離脱した人はもったいないです。このドラマ、伸びてきましたよ。
次回も超楽しみです。