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海のはじまり|5話ネタバレ感想|津野の傲慢さと拗ねた思考に呆れる

ドラマ
引用:フジテレビ|海のはじまり公式|https://www.fujitv.co.jp/uminohajimari/

2024年7月1日から放送がスタートしたフジテレビ系テレビドラマ『海のはじまり』。
いわゆるフジ月9の夏ドラマ『海のはじまり』5話を視聴したので感想を書いて行きたいと思います。

内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

 

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5話あらすじ(公式)

一週間の夏季休暇を取れることになったと月岡夏(目黒蓮)から聞いた南雲朱音(大竹しのぶ)は、それなら一週間、南雲家に住んで海(泉谷星奈)と暮らしてみたらどうかと提案する。夏が泊まりに来ると知った海は大喜びし、「ずっと住んでいいよ!」と夏にくっつく。
夏の両親に挨拶をしようと思っていると言う朱音。実はまだ海のことを家族に伝えられていない夏は口ごもる。朱音はため息をつき、「さっさと話しなさいよ」と夏をせっつく。言い訳がましい夏と、口うるさく説教する朱音。そんな2人の様子を見ていた海は「ママみたい」とクスクス笑う。
海のことを家族に伝えるため、実家に帰る夏。しかし、夏を出迎えたのは、弥生(有村架純)との結婚報告だと勘違いして勝手にテンションを上げた母・月岡ゆき子(西田尚美)、父・和哉(林泰文)、そして弟・大和(木戸大聖)三人の姿だった。ダイニングテーブルには手の込んだ料理が並んでおり、完全なるお祝いムードの中、夏は自分に娘がいたこと、そして、それが弥生との子ではないことを告げる…。

https://www.fujitv.co.jp/uminohajimari/story/story04.html

 

5話の流れを振り返る|ネタバレ

夏は夏季休暇がきたら一週間、南雲家住むことに。
夏はまだ自分の家族に海のことを説明できておらず、朱音に怒られる。先延ばしにすればするほど言われたほうはイラッとすると。
夏にくどくどと説教をする朱音を見て、海は、ママみたいと笑う。

夏は弥生が髪を結ぶ仕草を見て、7歳は髪の毛を自分で結べるのかと訊く。
弥生は、できると思うが海はいつもキレイにしてるからおばあちゃんがやってるのではと。そして夏に自分で練習するかと言う。
夏は弥生の髪で三つ編みの練習をするも、優しすぎて緩すぎる。
弥生は編み方を指導しながら自分のことを話す。エピソードを交えながら、親が嫌いなんだと。
夏は、親だって人間だし嫌いでいいと言う。
弥生は嫌いなままでいると言う。そして夏の親はすごい。どうやったらこんないい人が育つのかと。そして夏の両親は海のことをなんて言っているのかと訊く。
夏は言葉に詰まる。その様子で親に伝えていないことを悟って夏を叱る。
夏は、今度直接説明することになってるからと。

水季と違って聞き分けのいい海に朱音は、嫌なことは嫌だと言っていいのだと。
海は、転校したくないと言う。でも夏と一緒になったら転校しなければと。
朱音は、あそこからは通えない、夏休みに家族みんなで考えようと言った。

夏の実家は浮かれている。夏の話が弥生との結婚の話だと完全に勘違いしている。
話しづらい空気の中、夏は「子供がいる」と言う。
家族は、弥生が妊娠したのだと喜んで予定日がいつかと夏に訊く。
弥生の子ではないと言う夏に、母が浮気したのかと立ち上がる。
夏はこれまでの経緯を説明し、自分の子供が7歳だと言う。心配かけたくなかったからと。
母は学生の分際で隠したのかと怒る。中絶に同意したってことは夏がそうさせたということなんだ。産むのも堕すのも彼女。夏の意思なんかどうでもいい。産むって言われても隠したのか。心配かけたくないのではなく隠せると思ったから隠したのだと。
夏は、そういうことだと思う。隠せると思ったんだと思うと。
大和は、でも産んでたんでしょと言う。
しかし母は違うと言う。そういうことではない。『生きてたんだ良かったこれで罪悪感なくてスッキリ」なんて呑気なこと思うのは絶対に許さない。弥生のことはまかせるし異論はないが、何かを共有させるのは許さないと。
母は続けて、ちょうど孫が欲しかった。今度連れてきてと。
食後に夏と母は2人で飲みながらソファーで話す。
母の質問に答える夏。水季は子宮頸がんで亡くなり、それも知らなかったと。
母は人生で一番辛かったのは離婚してから再婚するまでの間だったと話す。一人で子供を育てるのは大変だったと。

海は津野に会いに図書館に行く。そして今度夏が泊まりに来るから津野も来ないかと誘う。
津野は、今は海を助けてくれる人がたくさんいるから自分がいなくても大丈夫だと誘いを断る。
海は、ママが一人の時は津野くんだけだったのに?と訊く。その言葉に津野は複雑な表情を浮かべる。

津野は閉館後に同僚と話す。ママの病気がわかったり、死んでから現れるなんて、みんな調子いいよねと。
同僚も、ずっと側にいたのは自分たちで支えていたのは津野で、水季がいなくなったら急に外野な感じがモヤモヤすると言う。
津野は言う。血でも法律でも繋がってない。側にいただけの他人なんで弱いものだと。

夏は海を実家に連れて行く。
挨拶を済ませ、すぐに打ち解けたのは大和。子供の適応能力はすごいと両親。

海が帰った後、夏の母は朱音に電話で挨拶をし、遅くなったことを詫びた。今度直接挨拶に伺うと。

夏は夏季休暇に入り南雲家へ。滞在する部屋に水季の部屋に案内され戸惑ってしまう。
水季がいた頃のままになってる部屋で、複雑な気持ちでベッドに腰掛け横になる。
目に入るものを
海が部屋に入ってきて夏に飛びつき、おばあちゃんが暇ならお風呂掃除しろってと言う。

 

『海のはじまり』5話の感想(ネタバレあり)

特に感想を抱いた部分だけをポイントで書いていきます。

津野がどうしても受け入れられない話

津野の言葉「ママの病気がわかったり、死んでから現れるなんて、みんな調子いい。血でも法律でも繋がってない、側にいただけの他人なんで弱いものだ」とか、

同僚の言葉「ずっと側にいたのは自分たちで支えていたのは津野で、水季がいなくなったら急に外野な感じがモヤモヤする」って

モヤモヤするのはこっちなんですけど。

感情的に言いたいことはわかるけど、あからさまに不満な顔で言う事じゃないし、何様のつもりなんだろうと。

水季と海を支えてたのって善意じゃないんですか? 善意が報われないと不満を抱くんですか? それって本当に善意ですか?

見返りや納得感がなければ人助けできないと言ってるようなもので、随分自分勝手なことを言ってるなと感じます。

確かに現実として2人を支えていたかもしれないけど、傲慢すぎませんかね。

いきなり外野になった気分や疎外感て、自分たちの主観だけで海の気持ちを一番大切にすべきです。

津野は自分が海に父親として指名されることを望んでるとでも言うのでしょうか。

「側にいただけの他人なんで弱いもの」って、逆に言えばこれって「側にいたから強い権限が欲しい」ってことじゃないですか。どれだけ傲慢なんだって。

でも海は夏といたい。パパといたい。急に現れたからって実際に夏が父親な訳だし、海が望むなら友達として関わっていく方法なんていくらでもあるじゃないですか。それを拗ねて距離とって文句言ってるの自分でしょと。

いくらでも関わる方法があるのにそうしないって、要は主導権が欲しいんですよね。赤の他人が。大変な時に支えていたのは自分だと。

津野らが責任を持って海を育てるとでも言うんですかね。そうしたら結婚も難しくなるだろうし、そこまで人生かけられるのかって。正直考え甘いです。本当に感情論だけです。

実際家族の問題ですし。それこそ海が虐待でもされているなら大いに口を挟んでいって欲しいものですけど、海は母親が死んでも夏と幸せになろうと前を向いているわけで、そこであの態度は醜悪だなと。純粋に海の幸せを願えないって、単なる嫉妬じゃないですか。

急に現れて調子いいって、津野は都合よく近くにいただけじゃないですか。夏だってリアルに海のこと知らなかったのだから調子良くもないんですよ。

夏にとっては不可抗力でそれを「調子良く現れた」なんて思ってるのなら歪んでるとしか思えないです。

その辺を冷静に考えられないのなら、それこそ子供なんか育てられないのでは…。

とにかく津野が嫌いで嫌いで。感情論すぎて話にならないです。

 

夏の母親にイラッとした話

夏が海の存在を家族に告白した時、夏の母親は怒って叱ったじゃないですか。隠したのかと。

その責め方にちょっと思うところがありまして。

完全に夏の言い分を否定して逃げ場を塞いで責める言い方に少しイラっとしたんですよ。

「絶対に許さない」まで言ってましたし。

例え母の言うことが限りなく正しいと思えることだったとしても、夏に「そういうことだと思う。隠したんだと思う」まで言わせるのはなくないですか? それ以外の発言を認めないという言い草にちょっと酷いなと。

あくまで母親の考えだし、それは尊重しますけど、絶対に母が正しいってことはないじゃないですか。

それなのに夏の逃げ道作らないで、それでは怒りをぶつけるためだけに一方的にサンドバックにしてるだけなのではないかと。

そして言いすぎたと思ったかどうかわかりませんが、「ちょうど孫が欲しかった」とか、それは母なりのフォローなんだろうと思います。その優しさも理解できるんですけど、そこで取り繕う前に言い方を考えてほしかったです。

複雑な気持ちなのはわかりますけど、自分の価値観を押し付けてるだけじゃにですか。

特に夏が言い返せない性格だと知っててそれをやるって、見ててしんどかったです。

 

その他

夏に髪の編み方を教えてるときに弥生が話してたエピソードで、弥生の母親って毒親だったんだなって改めて思いました。弥生が過去に妊娠したときも有無も言わさず、弥生の気持ちに一切寄り添うことなく「中絶しろ。私は無理だから」って言ったり。
弥生の親の回想って苦しいし胸糞悪くなることばかり。夏と結婚するときにも海もいるしで、すごく嫌なこと言いそうだなって気が滅入ります。

それと、このドラマの内容が重すぎるって離脱した人が結構いるとネットで見ましたけど、もったいないなと。津野にイラつくことはありますが、色々なところで考えさせられるし心が動かされる、いいドラマだなって私は思います。なので、離脱はもったいないなと。

 

まとめ

もう5話なんですね。あっという間に半分くらいきたって感じです。

それにしても先の見えないドラマですね。

海が夏と暮らすのにもハードルあるし、弥生も子供を育てる大変さをリアルに考えだしてるし、海は転校したくないし…。

ドラマとしての結末はどこに持っていくんでしょうか。それが一番気になります。

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