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ドラマ『RoOT』全話視聴した感想(ネタバレあり)

ドラマ
テレビ東京お:RoOT:https://www.tv-tokyo.co.jp/root/

2024年4月2日から6月5日まで放映された、テレ東の火曜深夜枠ドラマ『RoOT』。

W主演の一人である玲奈役(探偵事務所調査員)は『不適切にも程がある』で一気にブレイクした河合優実さん。

その相棒である新人ポンコツ調査員、佐藤役はイケメン俳優の坂東龍汰さんとなっています。

全話視聴し終わったので早速感想を書いていきたいと思いますね。

 

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『RoOT』を見終わった感想

『RoOT』は全10話でありながら1話30分の枠であり、一気見しましたがサクサクとテンポよく話が進んでいきます。

第1話が始まってすぐ引き込まれたのは、圧倒的シネマティックな映像ビジュアルと重厚な雰囲気。

いわゆる一般的なテレビドラマのような明るくてパキッとした映像ではなく、暗さやノイズを感じるような、「シネマティック」としか形容しようがない映像で、それが本当に良いんですよ。

画角も測ったわけではないのですが、2.35:1のシネマスコープと、テレビドラマの域を完全に超えた演出です。

また無駄なBGMも極力排除されており、ヒリヒリするような緊迫感が映像から伝わってくる、非常にシリアスな世界観かつ、時折気の利いた行き過ぎないユーモアを挟みながらストーリーは進行します。

ストーリーに関しては一応「探偵モノ」のミステリーに分類するでしょうか。しかしながら本筋は探偵という部分ではなく、探偵という職業は事件を追うためのツールにすぎないといったところでしょうか。

ミステリーという部分でも、そんなに深い謎があるわけでもなかったです。

一般的な「探偵モノ」ミステリードラマ作品とは一線を画しているのは確かです。

まず玲奈の高校時代の後輩で、アイドルになった三矢ユキが行方不明となり、玲奈が所属する興信所にその捜査がユキの親によって依頼されるところからストーリーは動き始めます。

タクシー運転手の小戸川が怪しいだとか、ドブが怪しいだとか、いやいやヤノだろうなどと、なんとなく怪しいようでそこまで怪しくない、なんと言ったら良いか、色んな背景を見せながら淡々と物語が進行していくんです。

この手の事件解決が最大の山場になりそうなミステリー作品って、視聴者に推理させたり考察させたり「誰が犯人なんだろう」とハラハラさせるのが多いんですが、RoOTに関しては全くそれがないんですよね。

そりゃ見ていればそれなりに真犯人は誰なんだろう?と思ったりはしますが、本質はそこじゃないんだろうなと。

確かに最初の方では謎だった部分が数多くありましたが、後半に差し掛かれば出し惜しむことなく次々と真相を見せてくれました。

また二階堂ルイが犯人として警察に連行されたときも、すぐに真犯人は他にいるのだと視聴者をも誘導します。

そこで、じゃあユキを殺したのは一体誰なんだ? と盛り上がりそうなモノですが、視聴者が犯人を推理し始める間も与えずにワダガキサクラ(三矢ユキの替え玉だった子)が犯人だと示唆します。

しかも示唆するだけでなく、すぐに答え合わせに入ります。

こうやって事件そのものはあっさりと幕を閉じるわけですが、そこで思うわけですよ…

この作品は一体何を伝えたいのかと。

事件が起こって解決に至るまで、確かに色々あるはあるんですけど、決して派手なわけでもなく、そこまで考察するような展開でもなく、大どんでん返しがあるわけでもなく。

確かに途中で気づくんですよ。これは事件そのものや、解決に至るプロセスや結果が本質なのではないということを。

かといって、それぞれの登場人物のバックグラウンドや、人間関係における圧倒的なエピソードが深いわけでもないわけです。

玲奈とユキの間にあった過去の関係性や、玲奈がユキを怪我させてしまった後悔や葛藤などはあるものの、大きな驚きや感動があるわけでもない。

そして、作品そのものから力強いメッセージがあるわけでもない。

こうやって書いていると非常につまらない作品のような書き方になってしまうのですが、はっきり言って面白かったんですよ。

強烈に心に残るシーンやエピソードがないのに、何で面白かったんだろうって、今感想を書きながら真剣に悩んでます。

で、私なりに行き着いた答えが

「過剰な演出もなく、テンポもいい、シネマティックでシリアスかつ小気味のいいユーモア」

RoOTを見てしまうと、いかに他の作品がウケるために過剰な演出をしているのかが相対的に浮き彫りになるんですよ。

期待させ過ぎたり、これでもかってほどミスリードを誘ったり、狂気を感じるほどのユーモアを入れてきたり…。

そういう作品があまりにも多過ぎて、逆にRoOTが「シックリくる」といった感覚です。

RoOTはストーリーもしっかり面白いですし、過剰な演出がなくてテンポもいい、キャストの演技も抑え気味で映像も派手さがない。だからこそ「すんなり」入ってくるものがあったと思います。

めっちゃ好きな作品です。これ。

 

まとめ

結局のところ、他の作品に毒されてしまっているからこそ相対的にプラスアルファ面白かったです。

日常にありそうな話では全くないのに「スッ」と入り込めちゃう不思議な魅力がある作品でした。

最後に言うことじゃないですが、W主演の河合優実さんと坂東龍汰さんがめっちゃ良かったです。

二人とも演技が本当に上手いですね。

少し影のある玲奈役なんて難しいと思うんですよ。でも、その大きすぎるわけでもなく、小さすぎるわけでもない影をちょうどよく含んだ人物像をそのまま表現されていましたね。感服です。

で、坂東龍汰さんですよ。

彼の演技凄くないですか? ほんとうに単なるデリカシーのないポンコツ男にしか見えませんでした。

完全にポンコツな佐藤なんです。

誰かを演じる「俳優」さんって、本当にすごいですね。

そういう意味でももう一度見たいなと思う素晴らしいドラマ作品でした。

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