2023年8月6日にスタートしたテレビ朝日系、日曜22時枠の連続ドラマ『何曜日に生まれたの』。
かつてドラマでヒット作を連発した野島伸司さん脚本のオリジナルドラマということもあり、放送前から非常に注目を浴びています。
主要キャストとして飯豊まりえさん、陣内孝則さん、溝端淳平さん、シシド・カフカさん、早見あかりさんと、実力派が揃っており、話題になるのも納得ですね。
それでは早速1話のあらすじと感想をネタバレありで書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、まだ内容を知りたくないという人は見ないようにしてください。
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第1話『死にたがる彼女を1000回救う』あらすじ・詳細
カーテンが閉め切られた部屋で、ボサボサ髪、スウェットとTシャツ姿の女性が、無表情にゲームをしている。彼女は黒目すい(飯豊まりえ)27歳。漫画家の父・丈治(陣内孝則)と二人で暮らす、10年間ほぼ引きこもりの家事手伝い。
ある日、丈治に連載の打ち切りが告げられる。編集担当の来栖久美(シシド・カフカ)から、作画はいいが、話が絶望的につまらない、センスが古いと酷評されたが、丈治は生活のために「なんでもやります」とすがりつく。来栖は丈治に、大ベストセラー作家の公文竜炎(溝端淳平)が原作を書き、丈治が作画を担当する、異色のコラボ作品を提案する。公文からの条件はただひとつ、すいを主人公のモデルにすることだった。公文の狙いとは一体何なのか!?
ドラマ『何曜日に生まれたの』公式WEBサイト
そんな時、すいの元に高校時代の同窓会の案内が届く。実は…引きこもりになった原因は高校時代に引き起こしたバイク事故にあった。トラウマだらけの思い出に苦悩するすいに、公文は同窓会へ出席するよう説得するのだが…
第1話『死にたがる彼女を1000回救う』感想
それでは感想をつらつらと書いていきます。
まず最初に言いたいのが、うだつの上がらない漫画家「黒目丈治」役として主要キャストを務めている陣内孝則さんのコミカルな演技が最高です。
丈治の娘である「黒目すい」は、高校時代のバイク事故のトラウマから10年も引きこもっているのですが、丈治の「コロナがあったので実質半分くらいです」というくだりがちょくちょく出てきたり、他にも娘を庇うときの発言が本当に面白いんですよ。
こういったコメディタッチのシーンを陣内孝則さんが演じると抜群ですね。
ドラマの演出としては、全体的に暗い雰囲気を出しながらも、その実コメディタッチな台詞回しや演技などでバランスをとっているといった印象。
スポットで笑いを入れてくるところは相当拘ってきているのかなと思いますが、その分リアリティが全くないので感情移入しづらく、ドラマというよりアニメを見ている感覚のほうが近いかなと言った感じ。
まだ1話なので、なんとも言えませんが、実際はそんなに重い話という感じではないのではないかと。
今のところ「過去の事故が原因で引きこもった娘」という設定を思いっきり暗くすることで、ミスリードを誘っているようにしか思えません。
かといってコメディでもないので、コメディタッチを多用する意味も正直わからないです。
でも、ドラマとしては面白いのでオッケーです。リアリティがないので感情移入はできませんが。
これが読み物だったとしたら、そういったカジュアルな表現はアクセントになるので非常にいいと思うのですが…。
すいが高校時代のときに好きだった人に再会したとき、いきなり「なんうま?」と口にしたとき、公文竜炎(溝端淳平)と共に日本中の視聴者が「いきなりっ?」と突っ込んだと思います。
これやっぱコメディかも…。。
あと思ったのは、すいの性格について。
引きこもっているものの、どちらかというと対人恐怖症というか、対人関係が苦手なだけのようです。
実際、引きこもった原因は事故そのものではなく、一緒に事故に遭った男子が死んでしまったことで学校で同級生に責められて孤立したのが原因。
実際、自宅で父親と会話しているときは普通の女の子って感じです。
オタクのような喋り方については、引きこもりだからではなく、元々オタクっぽい性格だったっぽいですね。それか、演出側が「引きこもり=オタク」と安直すぎる考えでそういった演技をさせているだけかもしれませんが。
とにかく、まだ1話ということもあり、どんな評価をすればいいかわからないドラマであることは確かです。
とにかく雰囲気はいいので、「内容の薄い雰囲気ドラマ」などと揶揄されるようなことがない展開を期待したいところです。
それでは今回はここまで。
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本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。