2024年7月8日から放送がスタートしたテレ東系テレビドラマ『夫の家庭を壊すまで』。
7話を視聴したので、感想を書いていきたいと思います。
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夫の家庭を壊すまで|7話のあらすじ 公式
公式リリース
月城グループ会長・月城進(石黒賢)が、みのり(松本まりか)の祖父・茂信(中村育二)の葬式に現れる。驚きを隠せない勇大(竹財輝之助)と裕美(麻生祐未)。そこで明かされる進とみのりの母・久米美幸(紺野まひる)の真実。全てを知ったみのりは進にあるお願いをする…。葬式後、夢の実現が目前と喜ぶ裕美の日常に異変が起き始めた。さらに勇大の職場には渉(野村康太)が現れ、衝撃の発言をする…。
テレ東『夫の家庭を壊すまで』公式webサイト
7話の流れ ネタバレあり
葬儀の席、弔問に訪れ焼香をあげ手を合わせる月城進。勇大と義母は、なぜ月島が来ているのかと動揺する。
みのりは心の中で、私はやらなければならない。もうすぐ全部壊してやると誓う。
葬儀が終わり、斎場でみのりと月城は2人で話をする。
みのりは言う。全て祖父に聞いた。今更家族ごっこをするつもりはないが、どうしても訊きたいことがある。母が死んだ日、母はあなたに会いに行っていた。どうして事故に遭って死ななければならなかったのかと。
月城は、いずれ話さなければならないと思っていたと話し出す。みのりの母・美幸との出会いから不倫に至り、美幸が妊娠した。茨の道を突き進もうと思った時に不倫現場を撮られ、父に別れろと迫られた。美幸の人生を奪うのは簡単なのだと言われ諦めた。美幸を守ることができなかった。全て自分の身勝手な行動が招いたこと。どうしてあの時に美幸を選べなかったのかと。後悔を口にした。
みのりは、母は許されないことをした。自業自得なのだ。不倫をした罰が当たったのだと。
それを聞いて月城は、それは違うと否定するも、みのりは「違わない」と叫ぶ。
月城は、美幸が死んだのは自分のせいなんだと話し出す。その5年語に美幸が突然訪れ、娘のみのりに会ってくれないかと懇願されるも、それを拒否し車で走り去った。その直後、美幸は事故に…。本当にすまなかったと。
みのりは泣き崩れる。そこに翼が心配して斎場に入ってくる。みのりは翼をあやし、もう少し外で待っててくれと斎場の外へ促す。
再び2人になって月城は、償わせてくれと言う。できることなら何でもすると。
みのりは、だったら私の願いを聞いてくれと言う。
「みのりさんが月城グループの会長の娘?」葬儀が終わりみのりの自宅リビングで、義母はわざとらしく驚く。
勇大は、どうしてそんな大事なことを言わなかったのかと咎める。
みのりは、自分も最近知ったし半信半疑だったと言う。
義母は、斎場で月城会長とどんな話をしていたのかとみのりに問う。
みのりは、今後のお金の話をしていたのだと言う。リビングに緊張が走る。
義母は仰々しく、お祖父様がなくなったばかりなのに大変だったねと労う。何でも相談に乗るからと。
勇大も、一人で抱え込むなよと優しく言う。それに続けて義母が、私たちは家族なんだからと。
みのりは心が凍りつきながら、そうですよね、私たち家族ですもんねと言う。
義母が、もっと頼ってくれ、特にお金の問題はねと言う。みのりも同調するフリをし、お金は私一人の問題ではないですからねと。
義母は勤めているハウスクリーニングの担当客全てに契約を切られる。
勇大の会社は得意先の月島グループの全店舗から契約を切られる。課長である勇大は上司に叱責を受けた。
オフィスで落ち込む勇大に、お客様がと声をかけられ出入り口を見ると…渉だ。
動揺しながらも、どうしたんだと言う勇大に渉はオフィスの全員が聞いている中、母さんと別れて欲しいと言う。あなたあの奥さんをちゃんと大事にしてくださいと。
同僚社員の一人が、不倫てことかと声を上げる。オフィスがザワつく。
勇大は声を絞り出す。何言ってんだよと。そして、場所を変えようと渉を連れ出そうとするも渉はその場で続ける。これ以上母さんを苦しめないでほしい。本当に母さんのことが好きなのか。今の奥さんと別れられないんでしょ。別れて一緒になろうって約束してたのにと。
勇大は、いい加減にしろと語気を強めも渉は、こっちのセリフだと怒る。結局クチだけじゃないかと。
勇大も怒る。なんだお前、恩を仇で返すつもりかと渉を怒鳴りつける。
渉は消えいるような声で言う。すごいこと言うね。今の言葉でよくわかったよ。母さんのことも生まれてくる子供のことも勇大さんには任せられないと。そして渉は立ち去って行った。
オフィスは白けた空気で静寂に包まれた。勇大は必死に取り繕う。違います。今のは気にしないでくださいと。笑いながら。
社員全員から侮蔑を帯びた視線を投げかけられ、言葉を失う勇大。誰一人勇大に声をかける者はいなかった。
義母は、顧客全てに契約を切られ、何かがおかしいと考える。あの日からおかしくなったと。そしてみのりの家を訪れた。
みのりは言う、珍しいですね。今日はお仕事じゃないんですかと。
義母は、少しゆっくりしようと思って仕事を辞めたのだと言う。
みのりは大袈裟に驚く。え?え?え?辞めた?…ヤ・メ・サ・セ・ラ・レ・タ の間違いじゃないですか?と。
義母はあっけにとられる。え?と。
みのりは挑発するような表情で説明する。だから、クビってことですよねと。
義母は立ち上がり訊く。あなたの仕業なの?
みのりは元気よく笑顔で「はいっ!私がやりましたっ」と答えた。
義母は放心しながらも、なんでそんなことをするのかと問う。
みのりはあっけらかんと言う。なんでって、先に裏切ったのは義母さんですよね。そんなに仕事が欲しかったら月城家に戻られたらいかがですかと。
声も出ない義母にみのりは続ける。月城進は快く協力してくれた。月城も義母のことを恨んでいたみたいだ。母と父の不倫を週刊誌に売ったのあなただったんですね。人を不幸にしてまでお金が欲しかったんですかと捲し立てた。
義母は崩れ落ち、そんなつもりじゃなかったと叫んだ。
みのりは言う。ちょっと先走っちゃいましたね。エステの契約も旅行の計画もネイルサロンも早いのではないか。残念だが、義母がもらえるお金は1円もない。思い描く夢は全部諦めてくれと。
義母はみのりに覆い被さり、騙したのねと叫ぶ。今までの恩を仇で返すつもりかと。
大声に驚いた翼が2階から降りてきて「ママ」と叫ぶ。義母は翼に向かってうるさいと叫ぶ。翼は「おばあちゃん嫌い。どっか行け」と口にして2階に戻っていく。その背中に義母は、クソガキがーと叫んだ。
みのりは、よかったと言う。翼があなたを嫌いになってくれて。これで未練なく縁が切れると。
夜、みのりはリビングで一人。痛快だったと笑いが止まらない。
そこにみのりのスマホが鳴る。開口一番、渉くんどうだった?と訊く。
渉は泣きながら言う。勇大に恩を仇で返すって言われたときにわかった。結局この人は自分のことも母のことも大事にしてなかった。それがわかってショックだった。自分は勇大のことを結構好きだった。みのりさんは自分よりもっと痛いですよねと。
聞きながらみのりも涙が溢れる。
渉は続ける。自分はみのりの味方だ。いつかみのりを支えられる人間になるから、その時はまた会ってくださいと。
そして電話が切れた。
みのりは自分に言い聞かせる。私は正しいことをしていると。何度も何度も言い聞かせる。
しばらくして勇大が帰宅する。いつも通りに振る舞うみのり。
夕食を食べながら勇大はみのりに、何か聞いた?と探るように訊くもみのりはとぼける。
そしてみのりは、どっちが美味しいと笑顔で訊く。私の手料理と…理子さんの手料理と。
勇大はたじろいで声が出ない。
みのりは続ける。毎週食べてるんでしょ?もうひとつの家族と。どっちが美味しい?とキッチンからテーブルにゆっくりと歩き出す。
勇大は怯えて立ち上がり、後ずさって転び、ちゃんと説明させて欲しいと必死に言う。
みのりは、何を今更慌てているのか。義母から何も聞いていないのかと訊く。
勇大はスマホを取り義母からきていたメッセージをその場で確認する。
「みのりさん全部知ってたわよ」「どうするつもり?」
勇大は驚く。全部?
みのりは笑顔で答える。そう、ぜええええええええええんぶ、知っっっっってるよ。
勇大は慌てて言い訳を始める。これはちょっとした気の迷いで…
みのりは言葉にならない叫び声を上げながら勇大に何かを叩きつける。
叩きつけられ散らばったのは写真。勇大の不倫の証拠が写っている。
みのりは訊く。ちょっとした気の迷いで、高校の同級生と10年以上不倫してたの?もう一つの家庭を作って10年以上も、私と翼を裏切り続けていたんだああああ
みのりの言葉は途中から叫び声に変わっていた。
勇大に落ち着くように促され、必死で落ち着こうとするみのり。
勇大は、別れるなんて言わないよな。翼もいるしと縋る。
みのりは涙でぐしゃぐしゃになった顔で笑い、翼の心配より生まれてくる子供の心配でもしたらと言う。大変だよね育てるのって。お金かかるもんね。不倫がバレても今の仕事って続けていけるのかなと。
勇大は驚く。なぜそのことを…まさかお前が渉に…。
みのりは封筒から写真を出し見せる。義母のPCにあった義母と勇大と理子のやりとりを撮影したものと、3人で写っている写真だ。
みのりは言う。私の財産をアテにしていたようだけど残念だったねと。そして、お義母さん借金いっぱいあったみたいいだけど大丈夫かなぁと他人事のように笑う。
勇大は性懲りも無く、もう一回話し合おう。ずっと一緒だっただろとみのりに言う。
みのりは涙を流しながら、そうだね、私たちはずっと一緒だったねと言う。
勇大は、だからやり直そう、ちゃんと謝ると土下座した。ごめん、本当にごめんと。
みのりは立ち上がって言う。勇大、顔を上げてと。そして離婚届を手に「わたしたち、離婚しましょう」
7話終了
夫の家庭を壊すまで7話の感想 ネタバレあり
とりあえず良かった
よかった。本当によかった。とりあえずはあのクソ親子に1円も渡すことはなさそうですね。
しかも2人共きっちり地獄に落ちそうな気配が…というか、ほぼ落下している途中といった様相で気分がいいです。
この際、不倫の是非がどうとかよりも、財産目当てでずーっと騙し続け、財産を奪ったら離婚するという計画が下衆すぎて本当に腹が立ったわけです。
しかも不倫相手の理子と3人でグループメッセで、知らないのは自分だけ。どれだけの屈辱だったでしょうか。私なら発狂してますよ。生きていられないかもしれないです。
復讐は何も生まないとは言いますけど、これは復讐して地獄に落とさないと気が済まないし、こんな人間が無傷で世に放たれるほうが害悪なので、駆除するのは非常に有意義なことではないでしょうか。
義母は得意に全て契約切られて、勇大も会社で不倫がバレて、月島グループとの取引も停止。笑いが止まりません。
そして義母の発狂は痛快でしたね。とうとう悪行がバレて本性を現して、それで何もかも失う。わかってますよね。我々が望む展開です。
勇大にも離婚を突きつけて、みのりさんよくやった!頑張った。マジで褒めたいです。
しかも離婚の慰謝料も背負わせることができるでしょうし。もしかしたら家もらってトントンくらいになるかもしれませんが。
そういえば勇大の会社に渉が来たとき、普通なら顔見た瞬間に別のところに移動して話をすると思うんですが、さすがは勇大ですね。頭がちょっとよろしくないみたいで。職場に不倫がバレるにしても、あんな間抜けなバレかたないですよね。みのりの計画通りで何よりですが。
渉に言った言葉、「恩を仇で返すのか」これ義母とシンクロしてるのウケるんですけど。さすが親子です。
酷い言葉ですよね。自分らが欺いて人を不幸にしてカネを手にしようとしていたにも関わらず、それを苦しんだ2人に向けてそれぞれ言い放つんですから。性根の腐り加減が半端ないです。
そして不倫も財産目当ても全てバレたにも関わらず取り繕おうと必死な勇大には呆れましたね。どういう神経してるんでしょう。滑稽すぎてバカすぎて、ただただムカつきました。
これも月島進の協力があってこそ。頼りになる父ですね。
まだ7話ですけど、これからは勇大・義母・理子がいかに地獄に落ちていくかをゆっくり見せてくれるんでしょうか。巻き込まれた形の渉が本当に不憫ですけど。渉だけが心配です。
武藤花音について
渉に想いを寄せていて、嫉妬に狂って話を少しだけややこしくしてくれた武藤ですが、無事に渉に振られました。
複雑な事情があることも知らず、自分の恋心だけでエゴ全開の行動をとって視聴者を敵にしたわけですが、退場していただいて良きかな。この先も出てくるのかもしれませんが。
なんであんなに自分勝手な行動がとれるのか不思議で、事情を知らなかったにしろ人としてどうなんですか?踏み込みすぎだし。前回みのりに勝手なこと言い捨てて去っていきましたが、身勝手すぎません?
確かに塾教師が未成年の教え子と不倫をしてたら問題ですが、事実そういった男女の関係はないじゃないですか。しかも渉のことが好きじゃなかったら口出さないんですよね。好きな男子だから、自分の恋敵だからって理由だけで事実関係も確認しないであそこまで言うのは人としてどうなのか。
こういった理由でこの武藤という女子が私は嫌いだったんですけど。この前新宿野戦病院にカエデ役で出てましたね。そっちでは被害者側のコンカフェ店員だったんですけど、普通に「超かわいい」とか思っちゃいました。
役で印象が変化するのって、いつになっても不思議です。武藤は嫌いだけどカエデちゃんは好き。演技が上手いってことでしょう。
まりか様の凄さ
相変わらずマリカ様の演技すごかったですね。あれだけ狂気を出せる女優さんも珍しいです。
怪演女優だのなんだのって、もうその辺は言われ尽くしているのであえて触れませんが、今回思ったのは、「どんだけ涙流せんねん」てこと。
今回の最後のほうのシーン、勇大に不倫を知っていることを告げたときのやりとりの演技ですよ。泣いたり叫んだり、冷たい笑いに侮蔑を含んだ笑い、演技だとしても感情ぐちゃぐちゃになりますよね。その切り替えに鳥肌が立ちました。
しかも、涙を流したかと思えば涙を止め、また泣いて涙を流し…そんなことの繰り返しだったじゃないですか。それでも何度だって涙が溢れてくるんです。枯れないでいくらでも涙を流すんです。
本当に、どれだけ涙出るんだろう、この人って。驚愕しました。そしてあの感情の変化が凄すぎて。ものすごい女優さんだなった改めて思いました。
さて、今回はこの辺で。
以上
まとめ
勇大と義母は、これからどれだけのものを失い続けてくれるのか楽しみですね。
次回予告では理子がみのりにビンタしようとして、それを手で止めて逆にみのりが理子をビンタするっていう。良いシーンがありました。理子も罪悪感がなさすぎたので地獄に堕ちてください。
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