2024年7月7日からスタートした日テレ系テレビドラマ『降り積もれ孤独な死よ』。
4話を視聴したのでドラマの流れと感想を書いていきたいと思います。
ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』はhuluで過去放送話が見放題で配信されています!
本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluにてご確認ください。
原作コミック『降り積もれ孤独な死よ』が気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。
『降り積もれ孤独な死よ』4話あらすじ 公式
冴木仁(成田凌)は、蓮水花音(吉川愛)に“顔に傷がある男”の写真を見せ、見覚えがないか尋ねた。男は、灰川十三(小日向文世)が死亡した後、署の周りの監視カメラに映っていた人物。花音が襲われた現場付近でも“顔に傷がある男”が目撃されていた。
男はリッカのマークを持っており、灰川邸事件の関係者である可能性が高い。冴木は、神代健流(杢代和人)ではないかと考えていたのだ。
写真の男が健流かどうかはわからない、という花音だったが――健流が、灰川をはじめ、ともに暮らしていた子どもたちを恨むことになったであろう出来事を語り出す。さらに、健流から、灰川には血の繋がった“本当の子ども”がいる話を聞いたことがあると明かした花音。犯人は、灰川の実の子どもの可能性があると指摘し、灰川の過去を辿れば、事件の真相に繋がる手がかりがあるのではないかと言うのだった。
そんな中、冴木は、瀧本蒼佑(萩原利久)から、灰川の故郷にまつわる重要なヒントを聞くことに。
灰川の過去が少しずつ明らかになる中、ついに冴木たちは“顔に傷がある男”と対面することになる!
『降り積もれ孤独な死よ』公式webサイト
『降り積もれ孤独な死よ』4話の流れ|ネタバレあり
冴木は例の監視カメラ映像を見る。
映像を拡大すると、顔は火傷の跡のような傷があり、手にはリッカのマークのチャームを持っている。
冴木の様子を見て軽口を叩く五味。
冴木は灰川邸事件は終わっていないのではないかと話し出す。
灰川は真犯人を庇って自供して自殺したのではないかと。
五味はタバコを吸いに行こうと冴木を誘う。
喫煙所で五味はタバコも吸わず、連続傷害事件で訊きたいことがあると言う。
犯人をプロファイリングすると繋がりすぎると思わないかと。
冴木は、自分の弟が犯人だと言いたいのかと笑う。
五味は、蒼佑が父親から暴力を受け始めたのは冴木が家を出た年齢と重なる。冴木から蒼佑に標的が変わるまでは冴木が暴力を受けていたのではないかと。
黙る冴木。
五味は、藤木町で起こった事件前に映った唯一の犯人の映像だとスマホを見せる。
フードを被り画質も粗く、人物特定できる情報はないが、犯人の仕草に特徴があった。
祈るように両手を硬く握るクセ。
五味は言う。「あんたなんでしょ、連続傷害事件の犯人」と。
五味さん…俺は…と言葉を探す冴木に五味は続ける。
藤木町の事件がなかったら被害者の息子は死んでいただろうと報告を受けている。それくらいの暴力を受けていたと。他の被害者も似たようなもの。そんな父親は皆死ねばいいと思ってるが、冴木のしたことは間違ってる。だから自分でケリをつけろ。冴木が自主するまでは誰にも言わないし何もしないからと。
土砂降りの雨に打たれながら冴木が自宅に帰ると、マンション前に蓮水が待っていた。どうしても話しておきたいことがあると。
びしょ濡れの冴木が洗面所で体を拭いている。
蓮水は、やはり突然迷惑だっただろう、と帰ろうとしたとき、洗面所の冴木が目に入る。
上半身裸の冴木の背中は傷跡で埋め尽くされている。
蓮水は見るつもりはなかったと謝る。
シャツを着ながら冴木は言う。もう協力できないと思う。その資格がないと。
冴木は全てを蓮水に告白する。
幼いころ、父親の機嫌が悪いときに押し入れの隅っこに隠れ「どうか見つかりませんように」と祈るように両手を硬く握っていた。見つかるとベルトで激しく叩かれた。
自分が標的でいる限り、父親は幼い2024年
冴木は、その女の子と灰川邸事件に繋がりがあると本気で思っているのかと訊く。
記者の森 燈子は言う。灰川邸事件にはまだ謎が残っている。未来に危険が迫っている以上は諦めないと。
冴木は過去を思い出し、「すいません。やはりこれで」と喫茶店を後にした。
2017年
冴木は蓮水に顔に傷のある男の写真を見せて、知っているかと訊く。
蓮水は写真を見て、今日の昼に冴木と電話した後に家に来たと言う。
冴木は、灰川が死んだ日に署の監視カメラに、また蓮水が襲われた現場でも目撃されていると説明。そしてリッカのマークのチャームを持っていた。灰川邸事件に関係している。神代の可能性はないかと。
蓮水は、神代に最後に会ってから6年経過しているのでわからないと言う。
冴木は、神代に動機になりそうなものはないかと訊く。
蓮水は話す。恨んでいるかもしれない。彼は母親の再婚相手に虐待され、東の後に灰川邸に。慕われる存在だったが父に反抗するようになった。悪い人間と付き合うよう。もしも神代が事件を起こし灰川邸の事情が世間に露見するのを恐れ、犯罪を犯すようなら出ていってくれと言ったと。
そして蓮水は思い出す。神代が出ていく前にこう言っていた。皆灰川に騙されている。灰川には本当の子供がいると。
蓮水は続ける。灰川が真犯人を庇って自殺したなら、犯人は実の子供という可能性はないだろうかと。
冴木は、灰川には戸籍上子供はいなかったと言う。
蓮水は、出会う前の灰川のことは全くしらない。灰川の過去を調べれば真実が見えてくるかもしれないと。
冴木は署で五味に訊く。自分が捜査から外された後に灰川の情報はないかと。
五味は話す。そもそも灰川の戸籍も怪しい。灰川の弟にたどり着いたが、灰川は20代のときギャンブルで莫大な借金を負い夜逃げ。そこから30年以上消息不明。DND鑑定で灰川と弟の間で血縁関係はなし。人生に行き詰まって戸籍を売る人間もいると。
冴木は蒼佑に呼び出され、本当の父の親戚の連絡先を知っていたら教えてくれと頼まれる。
蒼佑は、親父のことを知りたいと言う。なんで暴力を振るうようになったのかわかれば少しは気持ちが楽になるし、兄貴がいるなら受け止められると。
冴木は蒼佑に灰川の過去を知らないかと訊く。
蒼佑は詩を聞いたと言う。
「降り積もれ孤独な死よ。灰の雪だけが知る。君がそこにいたことを」
灰川の育ったところでは灰色の雪だったと。
署で冴木は詩に関することをネットで調べる。灰色の雪に関して蔵土村という場所がヒット。
蔵土村を調べると「少年が父親を刺殺 息子の犯行 数十箇所の刺し傷 蔵土村」という事件が出た。
冴木は蓮水に会い、灰川の故郷が蔵土村かもしれないと言う。50年前の記事を見せ、息子である14歳の少年が父をめった刺しにして殺害。少年の顔には大きな痣、手にも傷があると。
蓮水は、この少年が灰川かもしれないと?と。
2人で蔵土村に向かった。
蔵土村に到着し、昔からここに住んでいるという住人に話を聞く。
少年の名前は佐藤創。顔の半分に生まれつきの痣。掌にあった傷は大きなバツ印。創の父は有名な資産家。顔に痣があった創を屋敷の奥に閉じ込め、ろくに世話もしなかった。ある日、創が逃げ出したことで創の痣の顔が衆目に。それに怒った父が創の掌に刃物でバツ印をつけた。
創が14になる頃、犬山修二という芸術家の男がこの村に流れ着いた。創は犬山にだけ懐き心を開く。
創の父親はそれが気に食わず、犬山が人殺しの犯罪者だと噂を流布。精神的に追い詰められた犬山は自殺。
そのすぐ後に創は父親を殺害した。
ということだ。
恐らく創が灰川だと冴木は言う。リッカは雪乃別名、六花。
冴木と蓮水は民宿に泊まることに。一部屋しかとれず同室となる。
冴木は五味に電話し、灰川の本名は佐藤創の可能性が高いと伝える。
寝るときになり蓮水は冴木に、手を繋いでいいですかと。
2人は手を繋いで就寝した。
朝になり村を歩く2人。
冴木は灰川邸のリビングに飾られた絵『我が子を食らうサトゥルヌス』が不気味だと言う。
蓮水は、そんな絵ではないと言う。自分がいた頃に飾ってあったのは『真珠の耳飾りの少女』。戻る前に灰川邸に寄ってくれないかと。
灰川邸に到着し、リビングの絵を見て驚愕する蓮水。灰川は『真珠の耳飾りの少女』を何よりも大切にしていた。これは灰川以外の誰かが差し替えたのだと。恐らく灰川邸の真犯人が。
冴木は灰川邸に鈴木を呼び、絵画の説明をしてもらう。そして鈴木に頼んでおいた神代の調査報告を聞くことに。
神代はまだ見つからないが、神代の母親の居場所がわかったと言う。現在は山梨県で暮らしており、母親が神代に会ったのは神代が19歳のときが最後だ。毎年母親の誕生日にカーネーションを贈ってくるそうだ。
神代は生きてはいる。
蓮水は、戻る前に地下室を見たいと言う。そのとき灰川邸の2階から大きな物音がした。
冴木は、自分が見てくるから鈴木は蓮水を地下室にと言い2階に向かった。
バルコニーのドアが開いており、風が室内に吹き込む。冴木はそのドアを閉める。
地下室前で鈴木は訊く。灰川邸の子供達はこの地下室の存在を知っているのかと。
蓮水は、灰川に来客があると皆ここに隠れていたと言う。
子供たちは地下室に入ることに抵抗はないのかと納得する鈴木。
突然、顔に火傷のような傷がある男が斧で鈴木を襲撃する。
鈴木と蓮水は逃げるも追いつかれ、鈴木は銃を発砲するも当たらず、揉み合いになり鈴木は倒れた。
そこで冴木が男を取り押さえ蓮水を逃す。
男は鈴木の落とした銃で発砲、蓮水が戻ってきてライターとスプレーを使って男に火炎放射。
男はまた発砲するもたまらず逃げていく。
冴木は腕に、蓮水は腹部に弾丸を受けてしまった。
4話終了
『降り積もれ孤独な死よ』4話の感想|ネタバレあり
私が勝手に言ってるだけですが、『真犯人は沖島マヤ説』が危うくなってきました。
やっぱり間違っているのでしょうかね。でもまだワンチャン可能性ありますから。まだわかりません。
今回はとうとうドラマのタイトルの意味がわかりましたね。
「降り積もれ孤独な死よ。灰の雪だけが知る。君がそこにいたことを」
犬山の詩だったんですね。
この詩が出てきた瞬間にドラマ1話の冒頭部分、今回も流れましたが、少年が雪の中血まみれで歩いているシーンが頭に浮かびました。そして、あれは灰川だったんだなと。
そして灰川の戸籍に入れ替わった佐藤創が灰川の実態だったわけです。
灰川に本当の子供がいたと神代が言っていて、それが真犯人ではないかというところまで予想されています。
そこで問題なのが、
①灰川の子供は誰なのか問題
②神代はどこにいるのか問題
③顔に火傷跡のような傷の男は誰なのか問題
同一線上にこの3つの問題があるんですが、顔に傷がある男は灰川の子供か神代ですよね。どう考えても。
灰川は父親をめった刺しして殺すくらいの狂気や暴力性を秘めているので、順当に考えると鈴木を襲撃したのが灰川の子供ではないかと考えられます。
これはドラマの中で『蛙の子は蛙』と父親の暴力性を受け継いだ冴木と蒼佑で描いているんですよ。
だから灰川の子供は火傷顔の男である可能性は高いです。
気になったのが、灰川は真珠の髪飾りの絵を飾っている理由として「自分への戒め」だと言ったこと。
もしかしたら灰川も自分の子供を虐待してしまった過去があり、その反省が込められているのかなと。
でも「自分が何者であるか確認くるため」みたいなことも言っていたので、自分は佐藤創であり父親を殺してしまったことを忘れてはいけないという思いなのかもしれませんけど。
この先がめっちゃ気になりますね。
早く真実を教えて欲しいです。
私の独り言
私はまだ沖島マヤが真犯人説は諦めていませんよw
今回の展開に無理やり私の予想を捩じ込むと、灰川の子供はやはりマヤで、顔に傷がある男は神代となるんです。
灰川が死んで子ども達の中で一番悲しんでいたのもマヤだったし。
(どうでもいので無視してくださいw)
そして冴木がいい人に映る度「この人、暴力衝動を持った連続傷害事件の犯人なんだよなぁ」って思っちゃうんですよね。ごめんなさい。
まぁ灰川邸事件が片付いたら自首するはずなので見守っていましょう。
実際2024年には刑事を辞めて交通整理の仕事をしてましたし。懲役くらったのかはわかりませんけど。
それではまた
以上
ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』はhuluで過去放送話が見放題で配信されています!
本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluにてご確認ください。
原作コミック『降り積もれ孤独な死よ』が気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
「降り積もれ孤独な死よ。灰の雪だけが知る。君がそこにいたことを」
雰囲気のあるドラマですよね。漫画が原作ではありますが、小説の雰囲気をとても感じます。
さらに言えばアニメだったらノイタミナ枠で放送されそうな雰囲気じゃないですか。この感覚わかります?
てかノイタミナ枠でアニメ化されて欲しい
それにしても4話も物凄い展開でしたね。次回にめっちゃ期待です。