男子バスケットボール日本代表、パリ五輪の目標はベスト8入りとトム・ホーバスヘッドコーチが宣言!
そして『簡単なことではないが、できると思う』と力強くコメントしてくれましたね。
それでは日本オリンピック史上初となるでのベスト8の条件を見ていきたいと思います。
2戦終了時点で0勝2敗・勝ち点2・得失点差-24、全体で8位。
それでも決勝トーナメントに進める可能性がまだあるんです。
パリ五輪ベスト8の条件と予選組み合わせ
パリ五輪でベスト8に進出する条件を見てみましょう。
2戦終了時点で2敗。決勝トーナメントに進める可能性と条件を説明します。
パリ五輪ベスト8の条件
予選ラウンドで2位以内or3位に入り、他グループ3位との勝ち点や得失点差で上回るとベスト8進出が決定します。
決勝トーナメントに進出が決定した時点でベスト8となります。
勝ち点が同じの場合は得失点差で決まります。
まずは1勝を上げればベスト8が見えてきますね。
2戦終了時点で現在8位・残る条件
ドイツ・フランスに連敗してしまった現在、グループリーグ3位に入り、他のグループの3位国と勝ち点・得失点差で争うことになります。
ベスト8に入り決勝トーナメントに進むには、各組上位2位+3位のなかから上位2チーム。
現在日本はグループBで3位(0勝2敗・勝ち点2・得失点差-24) 全体で8位。
日本がベスト8の準々決勝に進むためには、まずグループBの3位に入るためブラジルに勝利しなければなりません。
また、各グループ3位のうち成績上位2チームに入るため、得失点差で上回る必要があり、できるだけ多くの点差で勝利する必要があるのです。
出場国と予選グループ
オリンピックに出場できるのは、わずか12カ国だけなんです。
パリ五輪予選ラウンド( )内は最新FIBA世界ランキング
グループA
オーストラリア(5位)
ギリシャ(14位)
カナダ(7位)
スペイン(2位)
グループB
フランス(9位)
ドイツ(3位)
日本(26位)
ブラジル(12位)
グループC
セルビア(4位)
南スーダン(33位)
プエルトリコ(16位)
アメリカ(1位)
日本のグループB日程
日本が戦うグループBの日程と対戦国を紹介します。
7月26日(土):ドイツ戦終了 ドイツ97-77日本
7月26日の土曜日8:30から行われました。
ドイツ97-77日本
第2Q終了時までは52-44と、僅か8点差で喰らい付いていたのですが、第3Qから徐々に点差が開き最後には力負けといった試合でした。
ドイツ相手に健闘したと言っても良いでしょう。ただ、勝ちたかったですね。
7月31日(水):フランス戦 0:15〜
7月31日水曜日の0:30から行われた日本の2戦目の相手はフランスです。
フランスはNBAで新人王に輝いた怪物ルーキーで、身長2m23cmのウェンバンヤマ(20)を擁しています。
しかも開催国で強豪ということで優勝候補の一角と目されます。世界ランキングは9位。前回オリンピックでは銀メダル。
試合結果
得点で先行するフランスに第2クォーターで同点に、第3クォーターと第4クォーターで一時は逆転。5分間のオーバータイム(延長戦)にもつれる大接戦を繰り広げ、惜しくも敗戦してしまいました。
フランス 94ー90 日本
8月2日(金):ブラジル戦 18:00〜
8月2日金曜日の18:00から行われる3戦目の相手はブラジルです。
世界ランキング6位のラトビアを破って五輪出場を果たしたダークホース的な存在となっています。
決勝トーナメント進出のキーパーソン
まずは大事な予選グループを突破するため、そしてベスト8に進んでからより高い順位に行くためのキーパーソンを紹介します。
八村塁
7月にZIP!が日本代表キャプテンの冨樫勇樹選手にインタビューを行った内容より。
3年ぶりに日本代表復帰の八村塁選手(26歳)について冨樫選手こう話していました。
冨樫「前回の東京オリンピックで八村選手と一緒にプレーしましたけど、来たらどんなチームになるのか想像しただけですごくワクワクする」
前回の東京オリンピックには欠場となった八村選手は、なんといっても世界が注目する選手なのでマークも強くなります。八村選手が敵のマークを引きつけたところで、空いた選手が3ポイントを決めるのが重要な戦術のひとつになることが考えられます。
7月20日に行われた国際親善試合・ドイツ戦での八村塁選手の成績
ドイツ104ー83日本
八村:得点19・リバウンド5・アシスト2
日本の目標:3P成功率40%超えが目標
ドイツ戦の成功率は30%と課題が残りました。
そこでもう一人のキーマンとなり得るのがジェイコブス晶選手。
ジェイコブス晶選手
身長3m3cmのジェイコブス晶選手(20)は、ドイツ戦では途中出場ながら3Pを5本中3本成功し、存在感を見せつけてくれました。
また、国際バスケット連盟が発表したパリオリンピック21歳以下ベストプレーヤー7人に、フランス代表ウェンバンヤマ選手らとともにジェイコブス晶選手が選出。
注目選手として名を挙げられているんです。
他にも
7月22日に行われた国際親善試合では、左ふくらはぎの肉離れで欠場していた渡邊雄太選手が復帰を果たし2桁得点の活躍。これも勝利の好材料となります。
試合前には「キレイなプレーをする必要はない。殴り合いをする気持ちで戦う」と相当な意気込みを感じられました。
他にも正直、全選手が粒揃いとなっている今回の男子バスケ日本代表なんですが、中でも河村勇輝選手・富永啓生選手・ジョシュ・ホーキンソン選手の名前を上げないわけにはいきません。
日本史上最強なのではないかと個人的には思っていますが、世界の壁は高いですね。身長とフィジカルがものを言うスポーツなので、日本人の体格では不利なのも重々承知。
それでも高い技術力とアジリティをもって、東京オリンピックでは挙げることができなかった1勝を掴んで欲しいものです。
まとめ
ドイツ104ー83日本
セルビア119ー100日本
と、国際強化試合2試合とも破れはしましたが、冨樫選手は「これじゃないので本番は。初戦でどう戦うか、そのための練習ゲームではあるので、1回の勝利を1週間後に持っていきたい。チームとしてはそれだけなので、もうやるしかない」と意気込みを語っていました。
かなり厳しい戦いが予想されますが、とにかくまずは1勝さえすればベスト8が見えてきます。
特に強化試合のドイツ戦で成功率30%と低迷したスリーポイントシュートの改善すればチャンスは十分にあると思っています。
なんとか勝てるよう祈りましょう。