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あの子の子ども|8話ネタバレ感想|宝の母の言葉は優しさなのかエゴなのか

ドラマ
引用:カンテレ|あの子の子ども|https://www.ktv.jp/anokonokodomo/

2024年6月25日から放送が開始したカンテレ制作のテレビドラマ『あの子の子ども』。
8月20日に放送された第8話を視聴したので流れと感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

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8話『家族に広がる戸惑い…父が帰国』あらすじ 公式

高校生の妊娠に揺れる、家族の思い——。宝(細田佳央太)の母・直実(美村里江)は、福(桜田ひより)に息子も知らない自らの過去を打ち明けて…

一刻も早く中絶すべきだという直実(美村里江)と、考える時間がほしい福(桜田ひより)と宝(細田佳央太)、2人に寄り添う晴美(石田ひかり)による話し合いは平行線をたどり、一同は、福の父・慶(野間口徹)が海外赴任で留守なこともあって、日を改めることに。その晩、晴美は慶に、覚悟を決めて電話をかける。

翌日、福の妊娠は兄・幸(野村康太)の耳にも入る。晴美から話を聞いた慶が、福を妊娠させた相手の連絡先を教えるよう、幸に電話してきたのだ。晴美は、“良い家族”に強いこだわりを持つ夫の怒りが、宝に向くことを危惧する。

その日の放課後、福に見知らぬ番号から電話がかかってくる。相手は、前夜に顔を合わせたばかりの直実だった。ひとり月島家を訪れた福は、直実からあることをお願いされる。それは、息子の夢を何とか守りたいという母の切なる願いで、同時に、福の未来をも案じてのことだった。そして直実は、宝も知らない自らの過去を福に打ち明けて…。

カンテレ『あの子の子ども』公式

あの子の子ども|8話の流れ(ネタバレあり)

空気の読めない兄が帰宅。微妙な空気の中、日を改めようという福の母。そして帰っていく宝と宝の母。
宝の母は帰り道、優しさと甘さは違うと言う。甘さは人を傷つける。福をこれ以上傷つけないために別れることも考えるべきだと。
福の母は父に電話をする。
家で宝は母に言う。別れないよ。福のことが大好きだから。それを決めるのは福だと。
次の日の朝、福は少し遅れて学校に向かった。兄は、福は妊娠したのかと母に問う。父から電話があり相手の電話番号教えろと言われたと。
母は絶対に教えてはダメだと口封じをする。
放課後、福のスマホに着信が。宝の母に呼ばれて宝の家に。テーブルで向き合い話をする。
宝の母は、中絶してくださいと頭を下げた。過去に自分も中絶したから怖い気持ちはわかると。経験談を語る。
彼は産んで欲しいと言ったが、自分のためだけに生きている今を捨てて母親になる覚悟は持てなかった。中絶した後に、彼は産んで欲しかったのに自分が赤ちゃんを産まなかった。そう思うとやりきれなくて大好きだったが彼とは別れてしまった。そういう過去があったから宝を産めたし、宝にも福にもまだまだたくさんの経験をして欲しい。母になることはその先であるべき。福は産むと言ったらその現実から宝は絶対に逃げない。宝には夢があると。
そして改めて「中絶してください」と言う。自分に言われたからという理由で構わない。後で苦しくなっても宝のお母さんに言われたから仕方がなかったんだと、自分のせいにしてくれと。
福は宝の母の手を握り話し始める。病院で先生に言われたことを話し、それでも怖いと思っていた。大切な話を聞かせてくれてありがとうございます。私も話せばよかった。これから相談に乗ってくれませんか。お願いしますと。
帰り際、福は宝の母に言う。私が宝に会いたかったんです。宝が生まれるのに過去の中絶が必要だったのであれば、私はお願いしていた。だから苦しくなったら、私のせいにしてください。宝を産んでくれてありがとうございましたと。
部活が終わって走って福に会いにいく宝のスマホに母からメッセージ。夕方は冷えるから家に連れてきなさい。私は話すべきことは話したと。
宝はまた走り出す。
公園で待っている福のもとに駆けつけ、母と話したことを訊く。
福は、宝が大好きだって話をしたと言う。そして宝に、生まれてきてくれてありがとうと。
福の父はスーツケースを手に歩いている。日本に帰ってきたのだ。

第8話終了

 

あの子の子ども|8話:感想(ネタバレあり)

いきなり福に「中絶してください」って言ったとき震えたんですけど。
福に考える時間を与えたら余計に辛くなるからって、それはある種の優しさだとは思いました。
でも、考える時間を与えてあげようって話を福の母としたばかりじゃないですか。
双方の親とも中絶がベターな選択肢だと共通認識があって、それでもちゃんと選ばせてあげようって言ってたばかりじゃん。
それでも、考える時間を与えれば与えるだけ苦しくなると言うなら、そのことを少なくとも福の母ときちんと話さなきゃダメでしょ。昨晩の話し合いは一体何だったのかって。それでも自分の優しさを貫くなら、すれはもう筋の通らない自分勝手は行動でしかないわけですよ。
優しさを纏ったエゴでしかないって、この時点では思ったんですよ。
でもね、宝の母も中絶の経験があるって聞いて、私的には何も言えないなって思っちゃいました。
少なくとも若くして妊娠して中絶した経験が私にはないので、想像でしか話せない私よりも宝の母の言葉の重みや説得力があるんですよね。それ言われたら口を挟めないです。
さらに中絶の責任を自分に押し付けてくれって、背負ったんですよ宝の母は。そこまで覚悟してるのかって。
優しさでもあるしエゴでもあるし、言ってることが間違ってるとも思えないし。
高校生で出産したら福もめっちゃくちゃ苦労するだろうし、宝は夢どころじゃなくなるだろうし、養子に出すことも苦しい選択だし、そもそも出産自体が命懸けだし…
宝の母の言い分は合理的だし、最終的には一番楽な選択肢なのかもしれないですから。
でも福はまだ結論出さないで考える姿勢ですよね。そんな宝の母に話を聞いて欲しい、これからもっと相談したいって。
ここまで言われたら宝の母も何も言えないでしょうね。
どんな結末になるんでしょうか。

そういえば、福と宝が電話で話していたときに「優しいのと怒らないは違うよ」って宝の言葉。人間が出来すぎていて怖いくらいです。宝のような誠実で聡明で優しい人ってこの世に存在するんでしょうか。
人生何周目なんでしょうかね。

あと福の兄…「カバはカバが作るし、キリンはキリンが作る」
まじで癒しでしかないです。
「福妊娠してんの?」「相手わからないし」
わざとですかww病気を疑うレベルでボケすぎてて大好きです。

次週は福の父親が波乱を起こす感じでしょうか。恐ろしいです。

以上

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まとめ

『あの子の子ども』8話が終了。もうすぐクライマックスですか。

重い話ですが、今期同様に重たい「海のはじまり」とは全く様相が違うんですよね。

正直「海のはじまり」は離脱しましたが、こっちは全然見れますね。むしろ楽しんで見ています。

比較してもしょうがないですが、あっちは月9なのに…やばいですよね。最後まで見る人いるんでしょうか。

あの子の子ども|最終回12話ネタバレ感想
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