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あの子の子ども|11話ネタバレ感想

ドラマ
引用:カンテレ|あの子の子ども|https://www.ktv.jp/anokonokodomo/

2024年6月25日から放送が開始したカンテレ制作のテレビドラマ『あの子の子ども』。
9月10日に放送された第11話を視聴したので流れと感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

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11話『親友と一緒に卒業したい』あらすじ 公式

福(桜田ひより)が学校に妊娠を報告。このまま卒業を望む福に、教師たちの反応は——?宝(細田佳央太)は仲間たちに黙って陸上部の退部届を提出する。

「妊娠しました」——。教え子の突然の報告に、担任の沖田(橋本淳)は驚きのあまり言葉を失うが、このままここで高校を卒業したいという福(桜田ひより)の思いに、「頑張ったんだな」と涙を流す。しかし、話を聞いた生活指導の山田(松角洋平)は、福が学校に残ることに猛反対。好奇の目で見られることは覚悟していた福だが、現実には、学校やまわりの生徒に多大な影響を及ぼすことが考えられ、山田の言葉でそのことに気づかされた福は、矢沢(茅島みずき)にも妊娠を打ち明けることをためらう。しかしその頃、教室では置きっぱなしにしていた福のスマホに、晴美(石田ひかり)からつわりを心配するメールが届いていて…。

一方、宝(細田佳央太)は陸上部に退部届を提出。突然のことに驚き、憤る隼人(前田旺志郎)から、その理由を問い詰められていた。思いがこみ上げ、こらえきれなくなった宝は、誰にも言えない本音を隼人にだけ打ち明ける。

矢沢もまた、変わらず自分を思ってくれる飯田(河野純喜)に、あることを打ち明けようとしていた。ところが、いつものようにコンビニの前で福のためにひよこラムネを開けていると、飯田のSNSの通知音が鳴り、2人の目には福のある写真が飛び込んできて…。

カンテレ『あの子の子ども』公式

あの子の子ども|11話の流れ(ネタバレあり)

福は担任に妊娠したこと、産みたいと思っていることを告げた。そして、このまま学校を続けても大丈夫かと訊いた。できたら卒業したいのだと。
担任は福に、頑張ったなという。卒業できる方法をなんとか探そうと。そして、大事なことだから他に先生にも話していいかと訊き、まずは擁護教員の足立を呼んでくれた。
足立と話していると生活指導の山田が入ってきて頭ごなしに言う。選択肢は3つ、自主退学・休学・定時制か通信制への転学。このまま卒業することはできないと。
担任は、文科省の通達の話をするも、山田は机上の空論だと声を荒らげる。担任は、川上には権利があるのだと主張する。方法はいくらでもあるのだと。山田は、周りの目が問題なんだと言う。世間の目から川上を守れるのかと。
そこで福は声を出す。私は大丈夫ですと。
山田は言う。向けられるのは悪意だけではなく、通学しながら出産するのを羨んで真似する生徒も出てくるかもしれない。福は親や相手に恵まれたが、他の誰かを地獄に引きずりこむことになるかもしれない。そうなったら責任とれるのかと。
足立は、そんな言い方やめてくれと諌める。担任も、川上が責任をとることではないという。
山田は言う。責任取らされるのは自分たちだ。生徒の妊娠を推奨しているという噂が広まれば他の生徒の進路に影響するかもしれないと。
そして、「中絶は新しい命を殺すこと」という自分の授業が裏目にでたかと嘆く。
福は、違いますと否定する。山田は、裏目というより足りなかったのかと福に頭を下げて謝罪した。
頭を上げ福に対し、子供はまたできる。望んだタイミングで皆に祝福されて、そのほうが幸せだろうと中絶を示唆する。
足立は、またできるなんて簡単に言わないでくれと語気を強める。何が幸せかは他人が決めることではないと。
昼休み終了のチャイムが鳴った。
山田は、産むならここでの卒業は諦めろと締めくくって立ち上がった。担任が、ちょっと待ってくれと止める。
山田は福に向き直り、このことを誰か友達に話したかと確認する。
福が首を振って否定すると山田は、絶対に話すなと言い退席した。

担任は山田を追いかけ、一方的すぎると抗議すると山田は、噂が広まって傷つくのは本人だと聞き入れない。
歩き出した山田の背中に向かって担任は、それは教育かと問う。

宝が部室に入ると隼人が立ち上がって、退部届出したなんて嘘だよなと宝に問う。
宝は素直に「出した」と答える。隼人は、なんでだよと叫び宝に掴み掛かる。もうすぐ関東大会だと。
宝は隼人の腕を引き部室から連れ出す。そのまま校庭の隅まできて宝は泣き出した。
それを見て冷静になった隼人は、病気や親とかかと訊く。
宝は泣きながら、子供ができたと言う。先生に誰にも言うなと言われた。不祥事になったら関東大会に出れなくなるからと。
宝はごめんと深く頭を下げる。涙は止まらない。
隼人は、せめて関東大会まで待てないのかと言うも宝は、もし勝てたら全国に行きたくなってしまう。全国出たら来年も、駅伝出たら大学にって思ってしまう。退部届出す前に隼人に言いたかったが、言ったら辞めたくなくなってしまうからと。声を上げ泣きながら訴えた。
隼人も泣き出して宝を抱きしめた。

学校から帰宅途中、福のスマホに宝からメッセージ。「部活やめた」

帰宅途中の宝を偶然見かけた福の母は宝に声をかける。
宝は福の母の荷物を持ち、「あの…」と話し出すと福の母はそれを遮って、謝らないでくれという。福のことでは一生謝らないでくれ。謝らなければならないようなことにはならないでくれと。
宝は、はいと頷く。
福の母は、福をよろしくという。信じてるからと。
宝は立ち止まり、どうして信じてくれるのかと訊く。
福の母は、福には内緒にしてくれと話し出す。福が小さい時に子猫を拾ってきて、命に責任持てるまでは動物は飼えないから戻してきなさいと言ってしまった。あとで考えると、責任持てない命は見捨てなさいというのと同義で、なぜそんなことを言ってしまったのかと後悔した。家で飼ってもよかったし一緒に飼い主を探してもよかった。甘やかすことと味方でいることは違うはずなのに。そして福を追いかけて一部始終を見ていたのだと宝に詫びた。そして、こうなって良かったとはまだ正直思えていない。それでも宝でよかったと。
宝は頭を下げて涙を流した。

福は帰宅途中のベンチに座る。そこに矢沢から着信が。出ると飯田だった。飯田は、自分のスマホは今矢沢が使っててと説明する。そして、SNSに鍵をかけたほうがいいと言う。コメント来てても開かないほうがいいと。
電話を切って福がSNSを開くと、フォロー通知が鳴り止まない。怖くなった福はすぐにアカウントを削除した。

誰かが福の画像に『妊娠中』とコメント付きでSNSに投稿したのだ。

次の日、福が学校に行くとクラスメートはよそよそしい。
自分の席の前で立ち止まる福。机の上には『避妊してね』と書かれた避妊具が置いてある。
福はやりきれなくなり教室を飛び出し階段を降りる。途中、矢沢の姿を見つけ立ち止まるも、矢沢は福を素通りして階段を上がっていった。

第11話終了

 

あの子の子ども|11話:感想(ネタバレあり)

生活指導の山田先生の一方的な物言いには共感できませんし、なんなら怒りさえ覚えましたが、あながち間違ったことは言っていないんだなと。いきなり今回のラストの話をするのは申し訳ないですが、福が学校で見た他の生徒の反応がまさにその第一歩といった感じでした。

反面、担任を擁護教員の足立のポジションというか、多様性を重んじる今の指導に合っているのだけど、実際は福を守り切るのは難しいという、こういうのって歯がゆいですよね。山田の言い分も担任の言い分も、どちらが正しいとは言い難いのが現実なんだなと。文科省からの通達を考えれば、担任の姿勢が正しいのですが、山田が言った「机上の空論」という言葉が重くのしかかります。実際に福は好奇の目にさらされて苦しい思いをしてしいまっています。

このドラマって逃げないですよね。高校生の妊娠ってテーマで、現実に起こりうる問題を全て見せてくれようとしています。当事者同士の葛藤や後悔、両親との向き合い方、そして学校や社会からの目。なにをとっても簡単なことじゃないんだぞと。高校生の妊娠を否定することなく、それでも美談にせず誠実に若年妊娠の問題に向き合っています。

最初の頃から何度も言ってますが、このドラマは教材になり得るほどリアルに問題とぶつかり、その過程を余すことなく作品に落とし込んでいます。そりゃ高校生にもなれば男女の関係はあるでしょう。でも避妊を甘く見ているとその先にこれだけの問題を抱えることになる。若ければ若いほど望むべきタイミングで妊娠することの重要さを考える必要があるということですね。本当に全国の高校生に、中学生から見たほうがいい作品と思います。

さて、ストーリーの話をすると、福は学校(山田)から卒業は諦めろと言われ、宝も部活を退部させられました。これが現実なんでしょうね。文科省の通達が…なんて、現場の教師はどれだけ重く受け止めているんでしょうか。おそらく現場と文科省の間にある物事の捉え方の乖離が見て取れます。

また学校は閉鎖的な場所だとよく言われますが、教育現場しか知らない人間が現場で判断しているのだから当然なんでしょうが、この体質は変えていってほしいものです。

話戻しますが、本人の希望は叶わなそうな展開で学校からの対応を受けてしまったと。今回話として進んだのはこれくらいでしたね。その中で色々な心理描写はなされていましたが。

そして山田の言うとおり、福はSNSの通知が鳴り止まず垢消し。学校に行けば白い目で見られ始めました。

矢沢にまで素通りされて…

次回予告ではいい具合に飯田が間を取り持ってくれそうで少し安心ですが。

以上

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まとめ

『あの子の子ども』11話が終了。

公式サイトで次回のストーリーのところ見ても「最終回」とは記載されていませんでした。12話でも終わらない感じですかね。何話までやるつもりなんでしょうか。早く終われとか思ってるわけではないんですけど、結末がどれだけ近づいているのか気になるので…

今の所、福は出産に向かってる流れですけど、どんな結末に向かっているんでしょうか。もどかしいです。

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