2023年8月6日にスタートしたテレビ朝日系、日曜22時枠の連続ドラマ『何曜日に生まれたの』略して『ナンウマ』の4話が9月3日に放送されました。
クセ強なキャラクターの中で唯一の良心、雨宮純平を推さざるを得ない展開。
親友を騙る瑞貴はさておき、サイコに見られていたリリ子が心の友だったのかもしれませんね。
それでは4話のあらすじと感想をネタバレありで書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、まだ内容を知りたくないという人は見ないようにしてください。
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第4話『サイコパスな彼女の恋は』あらすじ
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あらすじ
10年ぶりに再会したサッカー部の仲間・江田悠馬(井上祐貴)・瑞貴(若月佑美)・雨宮純平(YU)とディナーにやってきた黒目すい(飯豊まりえ)だったが、過去のトラウマを思い出し、過呼吸で倒れ込んでしまう。そんなときに救世主として現れたのは、すいの彼氏を装った公文竜炎(溝端淳平)だった。公文は、ペンネームではない実名・三島公平を名乗り、ディナーに参加。すいも平静を取り戻す。さらに純平が実は…とある人物をディナーに招待していた。やってきたのは、すい・瑞貴と一緒にサッカー部のマネージャーを務めていた橋爪リリ子(片山友希)だった。一風変わった存在感を放つリリ子は高校時代、雨宮純平(YU)の事を追いかけ続ける、自他ともに認めるストーカー。現在も純平の秘書として働いている。6人の会食は和やかにお開きに。すいは楽しい時間と人生で初めて味わうお酒に、心地よく泥酔してしまう。そしてリリ子のキャラクターに興味を抱いた公文は後日、純平の不在を狙ってリリ子に会いに行くのだが、そこでリリ子から10年前のバイク事故に関する衝撃の事実を告白される。一方その頃、悠馬は、妻の瑞貴が浮気をしているかもしれないと、すい・純平に相談するのだが…
10年ぶりに再会した彼らの平穏な生活は、徐々に崩れ始めていく。
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第4話『サイコパスな彼女の恋は』感想
前回までに瑞貴の最悪っぷりが浮き彫りになったわけですが、今回もそのクズっぷりを遺憾なく発揮しましたね。
3話から続く食事の席で失礼な発言を連発し、さらに言葉の端々から性格の悪さが伺えます。
見ていて本当に不愉快。
そして雨宮がサプライズで呼び出し現れたリリ子と再会したすいですが、そこで指先をタッチする二人だけの挨拶を。
ヤバい奴的なリードをさせられてたリリ子とすいの間に妙なシンパシーがあるようなシーンで、リリ子への印象が少しだけ変わりました。
しかし、食事が終わった後に公文がすいを父親に引き渡したシーンをジッと見つめている姿、その後にすいと公文の間に恋愛関係が読み取れなかったことや、出版社に公文が使った偽名の『横山』という人物がいないことを確かめ、横山が公文本人であることを言い当てるなど、異常な抜け目のなさを披露し、改めて『普通じゃない』という認識を植え付けました。
感情を見せない淡々とした喋り方や表情も、リリ子のミステリアス性を高めています。
また、自他ともに認める雨宮のストーカーでありながら、高校時代に雨宮への気持ちを『私はただ、あなたの子供を産みたい』という歪んだ恋愛感情を公言しています。
これについては来栖編集長は『ミニマムな愛』を求めているのではないかと…。
これからの時代は経済的にも精神的にも自立している女性はミニマムな愛を求めていくのではないか。積極的シングルマザー…優秀な人の子供を産んで、子供と二人で幸せに暮らしていくという選択もある。
籍を入れるのは依存。幸福も不幸も相手に一旦は担わせる。だから上手くいかないと腹が立つ。
このような見解を示しました。
時代背景に合わせた愛の形、多様化した選択肢の中でどういった幸せに収束していくのかという示唆を含んでいます。
リリ子の人物像を想像する上で来栖編集長がサクッと語ったシーンでしたが、結婚や子供を持つことへの問題点や不利益に対する一つの答えとして凄く腑に落ちたような気がします。
脚本の野島伸司さんらしい視点だなといったところでしょうか。
なんならこの『ミニマムな愛』が裏のテーマとして非常に重要なファクターを担っているような気すらします。
実際はこの後の展開を見なければわかりませんが。
そしてリリ子は、雨宮とすいのバイク事故の原因は自分だと公文に告白します。
いやいや、ちょっと待って。嘘でしょ?
理解が追いつきません。なぜ?理由は?どうして?
真相は5話に持ち越しのようです。
5話の予告では泣きながら謝るリリ子の姿が…。
バイクに細工?めっちゃ5話が気になります。早く見たい!!
そしてまたまた瑞貴の話、瑞貴と上手くいっていないと言っていた江田ですが、なんと瑞貴が浮気をしているという話をすいと雨宮に打ち明けます。
雨宮に厳しいことを言われ、瑞貴と瑞貴が店長を務める服屋のオーナーが腕を組んで歩いているところに凸します。
この後どうなるかは次回以降。こちらも気になりますね。
最後に私的にどうしても気になることとして、これまで重要人物に吐かれたトラウマ級の発言を思い返します。
江田『告られて浮かれたかよ?お前が○ねばまだよかったわ』
瑞貴『私と彼の前から消えてくんない?親友でしょ』
リリ子『あの時はありがとう。消えてくれて』
『○ね、消えろ、消えてくれてありがとう』って、どの面下げてすいと仲良くできるのか本当にモヤモヤしますし人間性を疑ってしまいます。
特に江田と瑞貴って酷くないですか?
こんな連中ばかりが登場するカオスの中で唯一の良心が雨宮くん。
彼の正義感や誠実さ、優しさが周りのクズたちのおかげでより際立ちますよね。
雨宮くん推しは確定ではないでしょうか。
ちなみに、雨宮のストーカーだったという橋爪リリ子がなかなか不気味な存在感を出していますね。
橋爪リリ子役の女優、片山友希さんが気になる方はこちらの記事で紹介しています↓↓
ということで、今回はここまで。
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