2024年7月5日から放送がスタートしたフジテレビ系テレビドラマ『ビリオン×スクール』。
山田涼介さん主演の話題作ということで、7月19日に放送された4話の感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。
『ビリオン×スクール』4話あらすじ 公式
加賀美零(山田涼介)と芹沢一花(木南晴夏)は、教頭の土橋淳平(永野宗典)から、絵都学園でただ一人、不登校を続けている0組の生徒・竹中天珠(山下幸輝)を登校させるよう命じられる。
フジテレビ『ビリオン×スクール』公式webサイトより
そんな加賀美たちを心配する西谷翔(水沢林太郎)や梅野ひめ香(上坂樹里)。2年生のときに同じクラスだったという西谷によれば、竹中は全国模試でも常にトップクラスの天才なのだという。出席日数が足らなくても退学処分にならないのも、東大確実ということで特例的な配慮らしい。
「天才」という言葉に反応し、「この目で確かめてやる」と意気込んだ加賀美は、芹沢とともに竹中の家を訪れる。
自室でゲームをしていた竹中と対峙する加賀美たち。芹沢から、なぜ学校に来ないのかと問われた竹中は、「行く意味がない」と返す。授業はすでに知っている知識しか教わらないし、友人とのコミュニケーションもオンラインで十分、というのだ。話を聞いていた加賀美は、「お前は完全に正しい」といって竹中を褒めるが……。
同じ頃、絵都学園校長の東堂真紀子(水野美紀)は、海外出張から帰国し、0組でいじめ問題を起こして停学処分になった娘の雪美(大原梓)と再会し――。
『ビリオン×スクール』4話ざっくり振り返り
加賀美の父と東堂校長の会食。
加賀美零を学校から追い出したい東堂校長に会長は、息子の零に教師を続けさせてやってくれと言う。
悪いようにはしない。また零がいる間は校長は学校に戻らないで欲しい。思い出す可能性は排除したのだと。
加賀美零は毎月の健康診断受けている。体調は問題ない。医師は、記憶の方はどうかと訊く。
特に変わりはないと言う加賀美に医師は、何か思い出したら…
加賀美は被せるように「思い出したくもない」と言う。親と家庭教師にシゴかれた記憶しかないと。
加賀美は教頭に、0組の不登校生徒・竹中天珠を登校させるように命じられる。
西谷はその話を聞き、竹中は全国模試トップの天才だと言う。出席日数は足りないが特例だと。
加賀美は不登校など些末な問題だと家庭に訪問することを渋っていたが、天才と聞いた途端行く気になる。
下校時に紺野が梅野に謝罪する。鈴木が、紺野をフォロー「逆らえなかっただけなんだ」と。
梅野は、ごめん許せないと思うと立ち去る。
加賀美と芹沢は竹中天珠の家で本人と対面する。
芹沢が登校を促すために説得するが、「学校に行く意味」について全て論破された。
加賀美は竹中と同意見。学校に行く意味などないと言う。
竹中は加賀美に出身大学を訊くも加賀美は学校など通っていない。
そんな人間に何も言われることはないと帰らされる。
職員室では恒例の一悶着があり、それを見ていた更生しない3人、城島佑・東堂雪美・松下リナ。
竹中か、来たら凄いけどねと白けた顔。
梅野は廊下で別のクラスの女子に絡まれる。「チクってねーだろうな」と。
そこに紺野が現れ梅野を救い、話しかけてごめんと立ち去る。
東堂は帰宅すると母親である校長が。
校長はいじめ問題について東堂を問い詰め説教するも反東堂は抗的な態度。そして部屋に。
ティーチに竹中の相談をする。
ティーチの答えは、学校には学ぶことがあると教えてやればいいと言う。加賀美なら教えられることがあるのではないかと。
加賀美はオンラインで竹中がやっているゲームで対戦し勝利し、お前の得意分野で勝負してやると。
5教科の学力勝負を行うことに。問題は全て東大レベル。
加賀美は満点で勝利。竹中は加賀美の不正を疑い認めない。
そしてテレビのクイズ番組に加賀美と竹中が勝負することに。
出場者が問題を出し合うクイズ番組だ。
異次元の知識量と学力で竹中を圧倒し完全勝利した加賀美。
加賀美は竹中に、学ぶことだらけだから学校に来いと。
学校ではこれまた恒例となった内巻との緩い掛け合いの中で加賀美が11歳頃の記憶を事故で失っていることが判明。
竹中の母親が学校に講義に来た。公衆の面前で強烈なロジハラを受けたと。
竹中天珠は加賀美がいる以上学校を退学すると言っているらしい。
教頭は迷わず加賀美に責任を取らせると約束する。
ファミレスでは、城島佑・東堂雪美・松下リナと竹中が一緒にいる。
加賀美を辞めさせるため、わざと負けてロジハラを訴えたと。
城島は竹中に、本当にワザと負けたのかと訊く。竹中は、当たり前だろとムキになる。
帰宅して家に入ろうとする竹中に紺野が話しかける。西谷・梅野・紺野・鈴木の面々だ。
口々に説得するも竹中は聞き入れない。
西谷は、学校に来ないのは学ぶことがないのではなく、出来て当たり前のプライドを守るためではないか。加賀美との勝負もワザと負けたことにして自衛しているのではないかと問う。
竹中は認めない。失敗できない。少しのミスも許されないのだと。
そこに加賀美が車で現れ竹中を攫い、加賀美グループの研究施設に連れてきた。
自分も何度も失敗してきたが挑戦を取り上げられなかった。失敗しないということは成功するまで続けるということ。何度失敗してもいい。自分の未熟さを認めて学べ。堂々と失敗して堂々と成長しろ。何者でもお前が失敗を恐れるなんて100年早いのだと説く。
その言葉を聞いて、いつもパワハラを受けていた研究施設の社員も奮い立つ。
行き詰まっていた光学迷彩の技術が完成した。
竹中が学校に来た。城島佑・東堂雪美・松下リナは面白くない。
東堂校長は夏休み明けから復帰すると加賀美会長に電話で宣言。
そして加賀美会長が倒れた。
『ビリオン×スクール』4話の感想|ネタバレあり
4話は不登校生徒を登校させないと加賀美が退職させられるとう話でした。
不登校の竹中は天才で学校で学ぶことはないと、でもこれは建前だったわけですね。
成績トップだから期待されて天才だともて囃されて、もしも成績が下がったら自分の評価が下がってしまう。
要は自分が傷つきたくないから学校には行かないことを選択したという。
何かで1番になったことがない私にはわからないですけど、想像はしてみます。
それにしてもですよね。
例えば全国模試で1位から10位になったとして、誰がどう彼を否定するんでしょうか。
がっかりして彼を責める人なんかいるのでしょうか。
そういう親はもしかしたらいるかもしれませんが、親の評価は学校に関係ないじゃないですか。
なので、あくまで学校での体裁を気にして学校に行かなかったわけですよね。
これ、自意識過剰では?
クラスメイトの成績が下がっても誰も落胆しないし、誰も責めませんよね。
金メダルが期待されている選手がメダルに届かなかった時なんか、一般の人が自分勝手にがっかりすることはあると思うんです。本人には失礼は話ですが。
竹中が勝手に感じているプレッシャーってどの程度のものなんでしょうね。
どれだけまわりに期待されてると勘違いしていたんでしょうか。
プライド高すぎるし、誰もそんなにいちクラスメイトに期待なんかしてないと思うんですけど、言い過ぎですか?
全国模試1位って天才の域だと思いますが、個人学力の話であって、競技でもなければ誰かに応援されるものでもありませんよね。
才能のある子供ってそういうものなのかもしれませんが、私には経験がなかったので傲慢だなと思ってしまいました。
加賀美はいろんな勝負をしましたが、最後に竹中の心を動かしたのは、やはり加賀美の言葉でしたね。
加賀美って超絶天才で常識や庶民感覚に欠けていますが、芯はめちゃくちゃ人間できてます。
毎回、人の心を動かすのは加賀美の言葉なんですよ。このドラマで一番伝えたいところなんでしょうね。
それにしても、相変わらずコメディ要素が散りばめられていて、笑わせてくれます。
職員室のドタバタ劇は飽きましたが、今回は溝口の専売特許を加賀美がやってましたねw
「カチャ、フー、ジュッ」
溝口が喰らってました。面白かったです。
内巻とのゆるいやりとりも結構好きです。
で、ひとつ謎が出てきました。
会長が「思い出す可能性を潰したい」から東堂校長に学校へ行くなと言っていたこと。
加賀美に11歳の頃の記憶がないこと。
医師に記憶のことを訊かれててたこと。
校長が復帰すると聞いて会長が倒れたこと。
思い出す?何を?
校長が鍵になってる感じですよね。
全く予想すらできませんが、今後の展開に期待です。早く知りたい!
今回印象に残ったシーンは、加賀美のアツい言葉はもちろん、そのほかにもあります。
紺野が梅野に許しを乞いながらも、ちゃんと気を使ってて、梅野はいつか許したいと思って距離が少しだけ縮まったところとか、グッときました。
「許せないけどいつか許したい。そのほうが自分も楽だし」。その言葉刺さります。
あと、加賀美が会長に、父と母の「失敗するな・失敗をたくさんしろ」が同じ意味だったんですねと、今回の一件で気づき会長である父に伝えるシーンとか。
理解できなかったものが理解できるようになった瞬間や、何かを受け入れたりして状況が変わっていく様、人の心が動いていく様子を描写されると響くものがあります。
次回予告はパパ活女子とかで松下リナ回になるようですね。
また一人更生させちゃうんでしょうか。
最後まで抗うのは城島でしょうか、東堂でしょうか。
正直この3人は加賀美に感化されて心を入れ替えたとしても許す気にはなれませんけど。
私的にはこの3人、地獄に落ちて欲しいです。
それではまた。
まとめ
いじめが起きた学級でいじめが解決されて、いじめに同調したた生徒がいじめを受けた生徒に謝罪するパターン。
これ学園モノあるあるですね。最近だと「最高の教師」で繰り広げられました。
それにしても毎話、加賀美の言葉には感動すら覚えます。
次週のパパ活女子の話も楽しみですね。