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ブラックペアン2|3話ネタバレ感想|天城の悪魔設定を早くもぶっ壊してきた

ドラマ
引用:TBS『ブラックペアン2』公式|https://www.tbs.co.jp/blackpean_tbs/

2024年7月7日から放送がスタートしたTBS系テレビドラマ『ブラックペアン シーズン2』。
3話を視聴したので感想を書いていきたいと思います。

内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

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『ブラックペアン2』3話あらすじ 公式

天城(二宮和也)は桜宮市で計画中の新病院を「スリジエハートセンター」と勝手に命名。
しかし、佐伯(内野聖陽)から地元関係者への説明が先だとたしなめられ、自身のセンター長就任と命名のお披露目を公開手術で行うと告げる。

そんな中、狭心症と認知症を患った生活保護受給者でもある患者・年子(正司花江)が転院してきた。
担当医となった研修医のミンジェ(キム・ムジュン)はその年子の息子・孝利(立川談春)がクレーマーであることに頭を悩ませていた。
一方でミンジェの指導医となった世良(竹内涼真)は、年子の検査結果を見て手術には天城の高度な技術が必要と判断し、天城に相談するも早々に断られてしまう。

その後、天城は新病院への出資を取りまとめる企業組合の理事・水野(梅沢富美男)にダイレクト・アナストモーシス手術を受けるように仕向ける。
しかし、水野は佐伯と対立する維新大教授・菅井(段田安則)の差し金であることが判明。
そこで天城は、桜宮市医師会会長である真行寺(石坂浩二)に公開手術の患者を紹介してほしいと持ち掛けるが…。佐伯と争っている菅井(段田安則)の影が忍び寄る・・・。

TBS『ブラックペアン シーズン2』公式

 

『ブラックペアン2』3話の感想 ネタバレあり

天城の内面にある『優しさ』をドラマ演出ではとうとう隠そうともしなくなりましたね。

1話のあの悪魔っぷりから見るに、もっと凶悪な一面で突っ走っていくのかと思ってました。

視聴者にすら気づきづらい形で天城の内面の優しさや人の良さを仕込んでくるかなと。

当然、凶悪な部分も内包しているので、バランスですよね。もしかしたら早い段階で人情味のある部分を出して視聴者の心を掴む方針だったのかもしれませんが。少々拍子抜けしました。

患者が生活保護だからオペはしないと思わせておきながら、回想で天城の目線はカルテの食道がんの病歴。

今回の賭けは患者の財産はないからと息子に内部告発という人生の賭けをさせて無事にセンター長人事の一端を握る水野を潰す。

こんなにもキレイで痛快に自らの前の壁を軽々越えていくって、感嘆しました。さすがドラマだと。

そして募った寄付金を患者の息子に渡すという、どこが悪魔だって話ですよね。

この時点で天城のいい人っぷりをアピールしてくる演出が怖いです。これから凶悪な部分を見せて、またその落差で視聴者を震え上がらせるのではないかと…。

私からすれば優しい天城のほうがいいので、このままでいてほしいですけどね。

3話は日本医師会会長の座を巡った政治色があまりなかったので純粋に楽しめました。

あの戦いは確かに軸ですし、話を盛り上げていくんですが、壮大すぎて疲れるんですよ。

目の前の患者と問題を解決していくくらいの規模の話多めでお願いしたいです。

それにしても高階はまだ菅井に粘着されてますね。高階ってある種、自分が属するコミュニティの政敵に好かれる傾向があるんでしょうか。いや、利用される傾向ですね。それだけ隙があるのかもしれませんが。

今回の高階の隙は、即ち新病院のセンター長というポストなんですが、利害を察して近づく人間もいるということでしょう。シーズン1ではそれを含めて骨までしゃぶられそうになってましたが。

それでも3話では、もしものためにダーウィンの準備をしておくという誠実さはさすがでした。

天城が治験薬の効果時間内に手術が完了しなければ東条大の公開手術で人が死ぬことになる。そうならないようにとダーウィンを準備していたのですが、その際は自分が利することになる。そういった邪な算段もあったのかもしれませんが、高階の性格を考えるとそれは邪推だろうなと。彼は誠実です。

新センター長の人事に不満こそあれど高階は信用してもいいような気がします。同じ轍は踏まないでしょうから。

で、ジュノこと世良なんですが、1期では研修医だった世良が今回のオペで大役を担いましたね。その成長に感動した視聴者も多いのではないでしょうか。私が感動しましたからね。あの世良が…立派になって…(涙)

世間的な評価はわかりませんが、今のところ私的には大満足の内容です。

1期から継続されている人間関係なんかもより理解を深めてくれる原因なんでしょうけど。

今期のどこかしらで渡海に触れられることを願ってこれからも視聴していきたいと思います。

それではまた。

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まとめ

ブラックペアンという作品において中心を担っていた渡海でしたが、2期で天城にすげ代わりました。

で、でですよ。このままじゃ終われないですよね。

ドラマを盛り上げる(視聴率を上げる)ために絶対にどこかで渡海を出してくると思うんですよ。

私が制作に関わってたら絶対に出します。

だって視聴者が待ち望んでいるのがわかっているからです。もしも仮に、万が一でも渡海を出すことなくシーズン2が終了するようなことがあれば、このドラマ制作陣は無能だと言っていいでしょう。

盛り上がることが約束されているのに出さないなんて、怠慢で傲慢で無能がやることですから。

怖いのが「あえて出さない」という意味不明なこだわりを押し通す頭の弱い人間がいるかもしれないこと。

2期は天城の話だから渡海人気にあやからなくても成功させる。それがカッコいいとか勘違いされたらたまったもんじゃないですから。

そういう人間が制作サイドの権力者にいないことを祈るばかりです。

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