2024年6月28日から放送がスタートしたTBS系テレビドラマ『笑うマトリョーシカ』。
10話を視聴したので早速ストーリーの流れと感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。
原作の小説はドラマの影響もありベストセラーに!ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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『笑うマトリョーシカ』10話あらすじネタバレあり
公式のあらすじ
再び愛媛県愛南町で浩子(高岡早紀)と対峙し、中国出身の母のもとで生まれ、和田島(加藤雅也)と出会い、清家(櫻井翔)を産んで政治家にするまでの過去の出来事を聞かされた道上(水川あさみ)。しかし、清家の裏で暗躍するハヌッセンが本当に浩子なのか、浩子とBG株事件との関連についてなど、肝心なことは聞き出せず…。
しかも浩子は、清家が書いたハヌッセンの論文を鈴木(玉山鉄二)に送ったのは自分ではないと言い、新たな謎まで生まれてしまう。はたして論文を送ったのは一体誰なのか。答えを探すため、浩子の今の夫・小松(堀内正美)のもとを訪れた道上は、ある人物に疑惑の矛先を向けていくことに。
そんな中、清家は「首相公選制」の実現に向けて憲法改正案を提案するなど、官房長官としては前代未聞の言動をとり始めていて…。
TBS『笑うマトリョーシカ』公式
10話の流れ
香苗は浩子の現夫の小松に話を聞くことに。
そこで、浩子にとって都合の悪い人間が消えている。小松の利用されている可能性があると香苗は言う。
小松は何も話してくれなかった。最後に香苗は、一郎の論文のことを聞くも小松は知らないと。
一郎の論文を鈴木に送ったのは浩子でもなければ小松でもなかった。
このことを電話で鈴木に伝えると鈴木は、あの論文は確実に浩子が持っている。初当選後に持ち帰ったのを記憶していると。
報新社に香苗が愛媛から帰ってきた。中山は何かわかったのかと訊く。
香苗は調べたことを話す。小松は元精神科医の開業医、それと小松のヘルパーに関する調査書類を出す。
ヘルパーの名前は田所礼子。浩子の他に自宅に出入りできて論文が送れる人物は調べると香苗は言う。
そして、今から田所がヘルパーの資格を取るために通った東京の専門学校に聞き込みに行くと出て行った。
鈴木は自宅で佐々木からの着信があるも出ない。鈴木の妻の由紀は、心配してるのではないかと言う。
鈴木は言う。今思えば佐々木も一色(福音学院長)と同じく浩子の影響下にあったのでないかと。
由紀は、浩子と繋がってたら連絡なんかしないのでは?自分から会いに行ってみたらと言う。
報新社では山中が介護専門学校での成果を訊くも空振りだったっと香苗言う。また、専門学校前の経歴が出てこないとも。
香苗は田所のプロフィールを見ながら気づく。生年月日が1979年6月2日…1979年生まれ…。
急いで社を出て行った。
鈴木は佐々木に会いに赤坂の春吉を訪れた。
佐々木は、一郎の講演会長を降りたと言う。ずっと支えてきた鈴木を切ったことに憤慨してのことだ。
鈴木は、浩子について何か知らないかと訊く。自分が一郎をコントロールしてきたつもりだったが、実は浩子だったかもしれないと。
佐々木は言う。実は浩子に頼まれて何年も前から一郎の様子を報告していた。喧嘩でもして直接連絡できないのかと思っていたと。
鈴木はすぐにこのことを香苗に電話で報告した。
香苗はそれを聞くと山中に電話をし、一緒に愛媛に行ってくれと頼む。これでハヌッセンが誰なのかはっきりするかもしれないと。
愛媛の松山にある春吉本店に浩子が訪れ中に入ると、香苗が出迎えた。春吉の客間に入ると山中と鈴木と由紀が既に座っている。
香苗は言う。みなさんにも聞いてほしい。私が何に辿り着いたのかをと。
そして小松と田所が遅れて客間に入ってきて香苗が紹介する。浩子の夫の小松とヘルパーの田所さんであると。
香苗は、浩子はすでに一郎から縁を切られていることを確認するように訊く。
このことは事前に小松に聞いていたことだ。香苗はその経緯を説明する。
香苗は小松を佐渡訪れ説得した。一郎を裏で操っている人物が浩子でないなら、その人物が一郎を浩子から奪ったのではないか。それを明らかにしたいから知っていることを話してくれと。
そして小松は話してくれた。浩子は一郎が代議士になった年に縁を切られ酷く精神を病み、患者として小松の病院に通っていた。その傷はまだ癒えていない。実は浩子は病を患っていてもう永くない。浩子のためにも真実を明らかにしてくれと。
山中は訊ねるように言う。では誰が一郎を…
香苗は田所の席に歩み寄り、彼女は田所礼子と名乗っているが、浩子から論文を盗み出し鈴木に送ったのはあなたですよね、真中亜里沙さんと言う。香苗は皆に向き直って、三好美和子と言った方がわかるかもしれないと。
香苗は事前に真中亜里沙の母を訪ね田所礼子の写真を見せ確認した。田所礼子は亜里沙の母の旧姓だった。整形して顔を変えても母は亜里沙だと気がついた。
亜里沙は立ち上がって言う。そうです、私は美和子です。本名は亜里沙ですけど。それで私も呼び出されたのかと。
亜里沙は鈴木と浩子に向かって言う。一郎が心を許し頼り全てを預けていたのは自分なんだと。
そして話し始める。あの頃の一郎は浩子と鈴木に疑問を抱き始めた。そう仕向けたのは自分だが。そして2人に邪魔されないように失踪したフリをした。そうして一郎を支配してきた。
浩子は、嘘よと囁くように言う。
亜里沙は続ける。27歳で代議士になって浩子を切り捨て、その後鈴木が必要なくなったら切り捨て、一郎が官房長官になったら晴れて自分と一緒になる。全部自分が書いたシナリオ通り。
そして、かつて亜里沙が書いた「最後に笑うマトリョーシカ」のシナリオを手にする。
そのはずだったと亜里沙は続ける。3年前に一郎は突然自分を捨てた。彼を狂わし奪った人がいると。
香苗は、ハヌッセンはあなたではないのかと驚いたように訊く。
亜里沙は言う。当時は浩子かと思っていた。浩子が一郎を奪え返したと思い、顔を変え身元を偽って近づいたがその気配がない。浩子でないなら鈴木かもしれないと論文を送ったのだと。
山中は言う。では一郎のハヌッセンは…。
亜里沙は、3年前に一郎を奪った人を絶対に見つけてくれと香苗を見る。
香苗は、2つの事故はあなたがやったと確かめるように訊く。
まずは武智の事故。武智議員の愛人はあなたですよねと。
そして鈴木の事故。鈴木が43歳で殺されかけたのは亜里沙の意図があると香苗は言うも、亜里沙は違うという。鈴木の事故は自分ではないと。
香苗は言う。誰かが、亜里沙に罪を着せようとして鈴木を排除しようとしたのかと。
春吉での話し合いが終わり、香苗と浩子は話をする。
浩子は一郎に欺かれていたことにショックを受けている。
香苗は、一郎から「僕を見ていてください」と言われたことを話し、真相を突き止め一郎を救うと言う。
浩子は、一郎にとって香苗は特別な存在なんだと言う。自分はもう永くない。自分の過去を話したのは香苗に知ってほしいと思った。ようやく現実に向き合えると。浩子は封筒を取り出し香苗に渡す。あなたが探していたものだと。
BG株事件の証拠テープだ。
浩子は続ける。いつか一郎の役に立つと思って持っていた。香苗の父の事故に自分は関係ない。諸橋大臣とは面識もない。香苗も一郎を操ろうとするのかと警戒していたからすぐに渡さなかった。でも違った。あなたは私とは違う。お願い、彼を助けてあげてと。浩子は涙を流す。
報新社で、香苗を山中と鈴木でテープを再生する。再生された音声は鈴木の父の声だと鈴木は確認する。
諸橋大臣の声と羽生総理の声が続く。BG株事件に大きく関わった言い逃れできない大スクープだ。
香苗は言う。父の死はこの二人に指示された冨樫の犯行かと。山中は肯定する。鈴木の事故も…冨樫。
山中は言う。鈴木を襲った人間がハヌッセンではないかって話だったはずだと。
そこで香苗のスマホが鳴る。電話の相手は一郎だった。今から会えないかと。
香苗は一郎の大臣室を訪れ一郎と対面する。
一郎は、これまでのことを謝罪したいと、自分から取材をお願いしたのに距離を取ったことを詫びた。諸橋に香苗を政権に近づけるなと言われてのことだった。香苗が父の意志を受け継いでBG株事件を追っている
と考えたのだろう。しかし諸橋が力を失った今はその心配もないと。
香苗は一郎に教えてくれと言う。あなたの背後には誰がいるのか。清家一郎のハヌッセンは誰なのかと。
黙る一郎にさらに質問する香苗。「僕を見ていてください」あの言葉はどういう意味かと。
一郎は言う。僕のブレーンになってくれませんか。僕のそばにいてくれませんかと。
10話終了
『笑うマトリョーシカ』10話感想と考察 ネタバレあり
一郎にとってのハヌッセンなど本当にいるのか
浩子は一郎が代議士になった年に一郎から縁を切られていたという衝撃の事実が発覚しましたね。これによって浩子が操っているという線は完全になくなりました。
そこで急浮上してきたのが真中亜里沙。小松のヘルパーの田所が真中亜里沙だったわけですが、これもう少し考えていれば事前に思い至ったと思うんです。なにか引っかかってたんですよね。前回香苗をジッと見つめる描写もありましたし、ドラマ公式の相関図にも田所礼子って出てるんですよ。ヘルパーを相関図に出すっておかしいなって思ったんです。絶対に何か重要な繋がりがあるんだろうなって。あともう少し考えるのをやめなければ…悔しいです。
それはさておき、ではハヌッセンは真中亜里沙なのかって言うと、それも違いましたね。相変わらず狂気を隠しきれない人物ではありましたが、3年前に捨てられたと。
この3年前って結構重要だと思うんですよね。それは追々…。
ではハヌッセンは諸橋なのか、羽生なのか…。違うでしょうね。
てことは、そもそもハヌッセンなんかいないのではないかと思うんです。ハヌッセンに囚われすぎではないかと。
いわゆるハヌッセンが浩子でないことが決定した今、一郎が移民や外国人に対する優遇的法案などを出す必要がないんです。てことは、これは一郎自身の考えでやってることだと考えられます。誰かに操られて外国人を優遇したり弱者を守ろうとしているわけではないと。この法案の根本は浩子が操っていることが前提になるので、浩子が一郎と関係ないのであれば、もう一郎本人の意志でしかないんですよ。
香苗の言っていた里親制度関連は、単純に一郎が香苗から吸収したものだったと。
今回最後に一郎は香苗に、自分のブレーンになってくれって言ってましたね。
これで思ったのは、一郎は誰かを依代にして…言いすぎると、誰かに依存しないと生きていけない性質なのではないかと。
最初は母の浩子、そして鈴木、亜里沙、諸橋(もしくは羽生)という流れで、誰かしらが一郎を支えていたのではないか。支えているほうは、一郎の天性の吸収力と従順さから支配した気になってしまうといった感じです。(先の3年前から諸橋か羽生に依存先を変更したという見方)
支配して操っているように錯覚してしまうだけであり、その実一郎はしっかりを自分の意思を秘めているという。そういった構図なのではないでしょうか。
それが今のところの私の結論です。
誰が誰を殺したのかわかったこと
とりあえず今までに起こった死にまつわるエピソードとして。
・清家嘉和を殺したのは和田島の指示っぽい。
・香苗の父を殺したのは冨樫の指示(冨樫は諸橋の駒なので、元を辿れば諸橋の指示っぽい)
・鈴木を襲ったのも冨樫の指示っぽい←NEW
・武智を殺したの亜里沙(本人否定しなかった)←NEW
亜里沙に2つの事故について香苗があ問い詰めましたが、鈴木の事故は明確に否定していましたが、武智の事故については否定していなかったですね。これは肯定だと捉えて間違いなさそうです。
武智の事故を亜里沙が指示したとしたら、亜里沙ってそんなに権力あるのかって感じですけど。一介の民間人に政治家を殺させるって無理くないですか?もしそうなら雑いなと。
今までの謎で明らかになったところ
前回の9話終了時点で私がわからなかった謎が以下。
・真中亜里沙は今どこで何をしているのか
・BG株事件の真相/黒幕
・香苗の父の取材ノートを盗んだのは浩子なのか
・武智、鈴木の事故は誰の指示なのか
・一郎の悲願は何なのか
・一郎の「ずっと私を見ていてください」の意味
・小松政重の利用価値
・冨樫は誰に殺されたのか
・ハヌッセンは誰なのか
真中亜里沙がとうとう出てきましたね。確かに長年一郎を支配していたような言い方をしていましたが、3年前に捨てられたと。かわいそうに。で、今では取るに足らない人物となりました。
BG株事件の真相には大きく近づきましたね。少なくとも諸橋と羽生は大きく関係している。そして冨樫が火消しで暗躍していたと。ほぼ解明したといってもいいのではないでしょうか。あとは世間に流すだけといったところまできたように思います。
香苗の父の取材ノートを盗んだのもまだ誰かわかりませんが、冨樫絡みかも。裏には諸橋。
武智の死は亜里沙、鈴木の事故は冨樫という線で進んでますね。概ね変更はないと思います。
一郎の悲願、一郎の言葉の意味はまだはっきりとはわかっていませんね。次週明らかになるでしょう。
小松の利用価値については、医師と患者というだけで、浩子小松を利用するほどの性悪ではなかったことがわかりました。
冨樫は誰に殺されたんでしょうね。事実が漏洩する前に危機感を抱いた諸橋らが同じような連中を使って消させたと考えるのが自然です。
ハヌッセンは誰なのかって、それも次週明らかになりますが、私的にはハヌッセンなどおらず、表に見えずらいけど一郎には強い意志があるということです。
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まとめ
浩子の真実がわかったとたん、しおらしく見えるし儚げな美しさが増すわで、浩子人気が高まりそうな気配ですね。
高岡早紀さんて本当に綺麗ですよね。憧れます。
そしてとうとう次週が最終回。あっという間でしたね。これで全てが明らかになるのかと、ドキドキのワクワクです。