現在開催されているパリオリンピック、バレーボール男子日本代表が予選を突破し、決勝トーナメントに行くための条件を説明します。
既に初戦のドイツ戦に敗れてしまいましたが、2戦目のアルゼンチン戦に勝利しました。
これにより、予選を突破して決勝トーナメント進出に大きく近づいたと言えるでしょう。
大会レギュレーション
パリオリンピックのバレーボール競技は、男女ともに12チームが出場します。
今大会同競技のレギュレーションは、まず4チームずつに3つの組へ分かれ、総当たりで対戦する予選ラウンドが行われます。
そして、各グループの上位2チームと3位となったチームのうち成績上位2チームが予選ラウンドを突破し決勝トーナメントの準々決勝に進出することになります。
トーナメントでは準決勝で敗れたチーム同士が3位の銅メダルを争い勝負します。
グループリーグの順位は下記4つの順で決定します。
①勝利数
②勝ち点
③セット率
④得点率
勝ち点の配分
3-0か3-1の勝者が3ポイント
3-2の勝者が2ポイント
2-3の敗者は1ポイント
その他の敗者は0ポイント
バレーボール男子日本代表が予選突破し決勝に進む条件
日本はグループC
アメリカ・ドイツ・日本・アルゼンチンの4チームが総当たりで対戦します。
このグループで上位2チームに入れば決勝トーナメントへ進出することが決定します。
グループCでは現在1位アメリカが5ポイント、2位日本が4ポイント、3位ドイツが3ポイント、4位アルゼンチンが0ポイントとなっています。
先に行われたドイツ対アメリカで、日本が敗れたドイツはアメリカに敗戦しています。
日本はグループリーグ初戦で既にドイツにセットカウント2-3で破れて1ポイントの勝ち点。
2試合目アルゼンチン戦ではセットカウント3-1で日本が勝利を収め3ポイントの勝ち点。
現在合計で4ポイントとなりグループCの2位に躍り出ました。グループ順位表は下にありますのでご覧ください。
最終戦はドイツVSアルゼンチン、日本VSアメリカとなり、その結果次第ではまだわかりませんが、決勝トーナメント進出に大きく近づいたと言えるでしょう。
もしアメリカに勝てば、2位以内が確定するので決勝進出が決まります。
仮にドイツがアルゼンチンに1セットしか取れずに負けた場合は日本の勝敗に関係なくグループCの2位が決定し予選突破となります。
ドイツが2セットとって負けた場合は、日本は勝敗に関係なく2セット以上とれれば決定となります。
仮に日本が予選最終試合のアメリカ戦で負けるとしても2セットとれば予選突破に大きく近づくと考えていいでしょう。
仮にグループ3位になっても3位国の中で成績上位2位に入れば予選突破となり決勝トーナメンとに進出できますので、もしも負けるとしても1つでも多くセットカウントをとる必要がありますので、気が抜けません。
いずれにせよ日本がグループC3位で予選を終えた場合は他グループの結果次第ということです。
世界ランクでは日本が2位、アメリカが6位、アルゼンチンが8位、ドイツが11位と、オリンピックには強豪しか出場しておらず、ランキングだけで勝負の行方はわからないのが正直なところです。
各グループ現在の順位
グループA
グループA:国名 | 勝ち点 |
スロベニア | 6 |
フランス | 5 |
セルビア | 1 |
カナダ | 0 |
グループB
グループB:国名 | 勝ち点 |
イタリア | 6 |
ポーランド | 5 |
ブラジル | 1 |
エジプト | 0 |
グループC
グループC:国名 | 勝ち点 |
アメリカ | 5 |
日本 | 4 |
ドイツ | 3 |
アルゼンチン | 0 |
決勝トーナメントに進出するためのキーパーソン
今の男子バレー日本代表は、過去最強と謳われるほどの粒揃いなので、注目されない選手など存在しないのですが、特に今大会で活躍が期待されるのが、こちらの3選手ではないでしょうか。
石川優希(いしかわゆうき)選手
イタリアリーグのセリエAで活躍ししており、ポジションはアウトサイドヒッター。身長も192cmと高くチームの大黒柱的存在で絶対的なエースでキャプテン。チームメイトからの信頼も厚く、頼れる人格者。
西田有志(にしだゆうじ)選手
19歳でワールドカップデビューを果たした世界的にも大きく注目されている選手。ジャンプサーブを得意とすし、ネット際でも攻撃を牽引。身長186cmでポジションはオポジット。左利きという特性を活かした鋭く強烈なスパイクは一見の価値あり。妻は同大会の女子バレー代表でもあり、パリオリンピックをもって引退を発表している古賀紗理奈選手。パリ五輪では夫婦揃っての活躍が期待される。
髙橋藍(たかはしらん)選手
攻守ともにトップクラスの技術を持つ実力者。身長は188cmでポジションはアウトサイドヒッター。レシーブが非常に上手く、それでいて超強力なスパイクを放つ。まさにオールラウンドプレーヤーとしてチーム力を底上げしています。パリオリンピックでは彼の活躍なくしては上位を目指すのは難しいと言っても過言ではないくらいに大きな存在感をしめしています。
他にも
当然この3選手だけでなく、他にも超強力なプレーヤーが控えていますが、特に注目すべきキーパーソンとして3人を紹介させていただきました。
まとめ
パリオリンピックで男子バレーボール日本代表が予選を突破し、決勝トーナメントに進出する条件を紹介しました。
予選リーグでのわかりづらいポイントの配分説明なども行いましたが、いかがだったでしょうか。
兎にも角にもメダルの前に予選リーグの突破を願っています。