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GO HOME|5話ネタバレ感想|桜と母親はやっぱり相入れないけど、それでいい

ドラマ
引用:日テレ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』https://www.ntv.co.jp/gohome/

7月13日から放送がスタートした日テレ系連続テレビドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』。
第5話が放送されたのでネタバレありで感想を書いていきたいと思います。

ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』はhuluで過去放送話が見放題で配信されています!

 本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況はhuluにてご確認ください。

 

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公式 5話あらすじ

桜さくら(小芝風花)がいつものように名前のない墓石に向かって手を合わせていると、珍しく利根川とねがわ(吉田鋼太郎)がやって来る。「もう、9年になるか」と桜の隣で手を合わせる利根川。すると桜のスマホに母から着信。でも、桜は電話に出ようとしない。9年前、桜の身に起こったことを、利根川だけは知っているようで……。
桜たち身元不明人相談室に、3日前に都内の商店街で突然倒れて亡くなった中年女性(阿南敦子)の身元調査依頼が舞い込む。死因はくも膜下出血で、所持品は小銭入れと自転車の鍵だけ。側頭部に新しい傷痕が見られたが、監察医によるとくも膜下出血とは無関係で、事件性はナシ。
女性は意識を失う前に「さとう」とつぶやいたらしいが、桜たちが商店街の防犯カメラ映像をたどって身元を突き止めた結果、女性の名は佐藤ではなく高倉桐子だと判明。死後3日もたっているのに捜索願が出されていないことから、身寄りのない一人暮らし……と思いきや、桐子のSNSには、この春に医大を卒業したばかりだという娘との仲むつまじい写真が投稿されていた。桜と真まこと(大島優子)は「一刻も早く知らせてあげないと」と高倉家へ急ぐが、あろうことか、娘・紀子(久間田琳加)は自宅で手首を切って自殺を図っていた……!

紀子は一命を取り留めたものの、医大卒は母・桐子の真っ赤なウソで、紀子はこの7年間、医学部を受験し続け、合格すらしていなかった。にもかかわらず、桐子は近所の人に「娘は医大に通っている」とウソをつき、夫とも5年前に離婚。桜は、母親のエゴが紀子を追い詰めたに違いないと決めつけ、亡くなった桐子を「最低な母親」と非難。一方の真は、紀子の境遇に感情移入しすぎる桜の過去が気になって……。

そんな中、桐子の死と紀子の自殺未遂は意外な展開へ!さらに、桜の部屋に母・葉月はづき(鈴木杏樹)が訪ねて来て、真も知らなかった桜の過去が明らかに!9年前、桜の身に一体何が!?

日テレ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』公式webサイトより

 

GO HOME|5話の流れをざっくりと ネタバレあり

桜は名もない墓に手を合わせる。
あれから9年かと、室長も訪れ手を合わせる。
捜査の進展はない。

身元不明相談室には新たな案件が。杉並区の商店街でくも膜下出血を起こし死亡した女性の身元調査。
死に際に「サトウ」と口にしたらしい。それだけでは何もわからない。
桜は女性が倒れた商店街に似顔絵を持って聞き込みを。
署では真と堀口が商店街の防犯カメラで手がかりを探す。そこに桜から真に電話が。
防犯カメラの映像から逆算しながら次々と女性の姿を追い、真は桜に指示を出す。
着いた先は自転車置き場。女性の遺留品の鍵で自転車のロックが外れる。自転車の防犯登録から身元が判明。高倉桐子55歳。
自宅には誰もいない。行方不明者届けも出されていない。家族はいるみたいだと堀口が高倉のSNSを発見。
東葉医科大卒の娘・紀子が春から附属病院で勤務を開始したと写真付き投稿が。
桜と真は高倉家を訪れるも、やはり誰もいない。しかし庭に医学関連の教本とノートが散乱している。
何かを察した桜は令状もなく庭に入り込む。縁側の窓扉に手をかけると開いており、室内に。
浴槽内で服を着たまま自殺を図った様子の紀子が。真に救急車の手配を指示。

桜と真は病院に。紀子の命に別状はないが、あと少し発見が遅れていれば危なかったかもしれないと。
真は、よく気づいたねと言う。
桜は言う。花壇は手入れされているのにゴミが散乱していたことに違和感を覚えた。昨日は雨だったのに散乱した本やノートは濡れていなかったからだと。
真が、あの一瞬でそこまで考えたのかと驚くと桜は、なんとなく気配がしたのだと。

桜の自宅で食事をしながら真と芹沢を含めた3人は今回の件を話す。
自殺未遂した紀子の部屋には赤本が8年分揃っていた。亡くなった母のSNSでは医大を卒業して働き出したとある。近所の人には娘は医大に入ってから一人暮らしだと話していた。ご主人とは5年前に離婚。
桜は言う。母親の見栄のために娘の紀子は追い詰められ自殺未遂。本当に最低だと。
真は、決めつけるのはまだ早いのではないかと言う。お母さんにも何か事情があったのかもしいれない。いつもの桜ならそう言うだろうと。
話題は変わり3人でわいわいと過ごしているとインターホンが。玄関に出ると桜の母親が。何度電話しても出ないから来たのだと言う。
友達が来てるから今日は帰ってと言う桜に、私たちは帰るからどうぞと言う真。
桜は、いいから居てと懇願するような目で真に言う。何かを察した真。桜の母は、また電話すると帰って行った。
真と芹沢が帰ったあと、母から電話があるも出ない桜。留守番電話になり、内容を聞く。
さっきは突然ごめん。そろそろ戻ってこないかといった内容だが、桜は途中で聞くのをやめてしまう。
入院している紀子のもとに桜と真が訪れ、母の桐子が亡くなったことを伝える。
驚く紀子だったが、自分が殺したと言う。母が出かけるまえに口論になり突き飛ばした。そのときに頭をぶつけていたのでそれが原因だと。
桜は否定する。確かに頭に傷はあったが検死の結果、死因は違ったと。
紀子は強がるように言う。違ったのか。散々自分の理想を押し付けて私の人生を奪ったのに、あっけなく死ぬなんてと。
真は、色々あるだろうが、桐子のお骨を引き取ってくれないかとお願いする。
少し黙って考えている紀子に桜は言う。やっぱりいいです。私たちが責任を持って弔う。その代わり二度と馬鹿な真似はしないと約束してくれ。これからは私たちが力になるからと。

遺骨は自治体にお願いするがそれでいいのかと室長は言う。
桜は、母親の死が自分のせいであって欲しいと願うような態度だった。母親を憎んでいるのだと。
堀口は、でももう死んだんだと。武藤もなんだかんだ言っても母親だからと。
桜は、母親だから…かも。と言葉を詰まらせながら言う。
高倉桐子の遺体は自治体にお願いすることに。
真は、紀子が自殺を図った理由がわからないと言う。7年我慢してきたのに、なぜこのタイミングなのかと。
桜は、コップの水が溢れたのではないかと言う。ふとしたことで決壊して、もういいやって思ったのではないかと。
真は食い下がる。今回のふとしたこととは何なのかと。紀子はまだ何か隠している気がすると。

桜と真は再び高倉家を訪れた。桐子が頭をぶつけた箇所の血液反応を見ると、結構な出血だったことがわかる。
真は、本当にこれが死因じゃないのかと疑問を抱く。それくらいの出血量だ。
桜は、もしそうだとしても自業自得だと言った。

科捜研には所長が高倉桐子の死因を再検証するよう依頼する。

紀子の部屋で予備校の資料が。模試の結果では東葉医大への合格率はA判定ばかり。

紀子は3年連続で試験を途中退席していたという事実が。
桜は言う。わざと受からないことで母親に復讐していたのではないかと。
室長は桐子の元夫の正治を連れてきた。桜と真が話を聞くことに。
正治は、あの2人のことはなかったことにしてるのだと言う。桐子はプライドばかり高く、紀子が医者になりたいと言った時もその気になっていた。私は反対した。案の定受験に失敗したが、次の年も受験すると。そのせいでギスギスしていた。まだ続けていたとは、馬鹿な女だと。
桜は、本当にそうですよねと同調する。しかし一番苦しい思いをしたのは娘。助けようとはしなかったのかと問う。
正治は、自分のせいだと言いたいのかと怒り出す。そこで室長が、そろそろお時間ですと正治を退席させた。

堀口は桐子のSNSを開いて、この笑顔は本物だと言う。
桜はそれを見て、急いで出て行った。
普段の桜とは明らかに違う様子に真は室長に、桜と母親のことについて何か知っているかと訊く。

桜は早くに父親を亡くし母親と二人で生活をしていた。桜が小学生のときに母親は再婚。やがて妹が生まれた。時間が経つに連れ父親の愛情が妹に向けられているのがわかった。理解しようとしたが、味方だったはずの母親すら父親の顔色を窺うようになり桜から離れていった。かな私と苦しさから幼い妹の口を塞いで窒息させようとしたが思いとどまり、結局は自殺を図ろうと歩道橋の上から車が行き交う道路に飛び降りようとした。幸い通りがかった人に止められ未遂に。室長はそのときの事情聴取を担当したとのこと。
それ以来桜は母親と向き合うことができなくなったと。

真は、だから桜は死を選んだ人の痛みが理解できてしまうのかと涙を流す。

高倉桐子の死因は検死の通り、外傷ではなかった。

桜は紀子の病室を訪れる。もう受験勉強はしないのかと。
紀子は、もう母はいないから受験勉強は必要ないと言う。
桜は、わざと不合格になっているのはなぜかと問う。
母は自分の見栄のために医学部に入れたいだけ。だから落ち続けることが復讐だったと紀子。
桜は言う。それなら勉強を続ける必要も会場に行く必要もなかったはず。迷っていたのではないか。今の生活と母親に依存していたのではないか。でも桐子がもういい、諦めていいと言ったのではないか。そして今の生活に終わりが来ることが怖くて突き飛ばしてしまったのではないかと。
紀子は妄想だと一蹴する。
桜は続ける。お父さんに確認した。家には桐子が描いた紀子の似顔絵が飾ってあった。将来の紀子を思って描いた笑顔の似顔絵。これが今は取り外されている。それは母が夢を諦めた証拠だと。
紀子は言う。母が突然いなくなって帰ってこなくなった時に、愛想を尽かされたと思った。自分は必要のない人間だと、だから命を断とうと思ったのだと。
そこに真が現れる。桐子は死ぬ寸前まであなたを思っていた。防犯カメラをみればわかると映像を見せて言う。
桐子はくも膜下出血で頭を抱えるが、傷を隠そうと側頭部を抑えるように亡くなった。検死の結果は間違ってない。傷のせいで紀子が歌がれることを心配して守ろうとしたのだ。
続けて桜が言う。あの日、桐子は紀子が大好きな甘い卵のオムライスを作ろうとしていた。受験の前に食べていたオムライス。その甘いオムライスを作るために必要な砂糖が切らしており、急いで買い出しに。もう一度紀子と頑張ろうと、やり直そうと、決意のオムライスだったのだと。
そして自分に言い聞かせるように言う。本当にムカつく。あなたへの言葉は全部自分に返ってくる。最後の最後まで、お母さんはあなたのことを思っていた。あなたは見捨てられてなんかいない、それだけは信じてあげてと。

母からの電話に出る桜。桜は母と会うことに。
桜の家に母が来る。一緒に食卓を囲むのは高校卒業して以来7年ぶり。
母は、家に戻ってくる気になったのか。父さんも一葉も喜ぶよと言う。
桜はなんで戻ってきて欲しいのかと訊く。
母は、娘と一緒に暮らしたいと思うのは普通のこと。こうやってみんなで笑って暮らせたら幸せ。一葉もお姉ちゃんだけ一人暮らしずるいと言っている。自分も高校を出たら一人暮らしをするかお姉ちゃんと暮らすと言っている。あなたが戻ってきてくれたら全部上手く行くと。
そういうことか…
桜は、うまくいくのはお母さんだけでしょ。お父さんの機嫌を取ってヘラヘラして、あの頃と何も変わっていないと言う。私が嫌いだったのはお母さん。母子家庭で寂しかったが再婚してからの方がもっと寂しかったと。
母は、同じように愛したつもりだと言う。自慢の娘だと。
桜は反論する。自分は自慢の娘なんかじゃない。一葉のことを殺そうとしたし自殺しようとしたと。
母は、冗談でもそんなこと言うなと怒る。そうやって困らせて何が不満なのかと。
桜は話しても無駄だと悟り、今言ったことは冗談で作り話だと言う。母には感謝してるからこれ以上嫌いになりたくない。お願いだから帰ってくれと。

母が帰ったあと、桜は真にメールする。「やっぱりダメだった」と。
次に瞬間インターホンが鳴る。
玄関のドアを開けると真が。真は桜を抱きしめる。よく頑張ったと。
そして抱き合って泣く2人。

名前のないお墓に埋葬されているのは…桜を救った男性のお墓。
飛び降りようとする桜を抱え下ろし、その男性はこう言った。
君と同じ理由でここにきたから自分には君を止める資格はないが、つい体が動いた。自分にも娘がいるからほっとけなかった。娘の顔を見たくなった。ありがとう。どうか元気で。
そう言って立ち去ろうとした男性はしばらく歩いた先で倒れ、亡くなった。

 

GO HOME|5話の感想 ネタバレあり

このドラマの、この静かに泣かせてくる感じが好きすぎて。大好きです。
前回までに真の帰らぬ婚約者の話があって、今回は桜の抱えている問題の話。
過去に桜が自殺未遂をしたっぽいところまでは、今までのカットでなんとなく匂わされていたのでわかってはいましたが、その真相がようやくわかりましたね。
その内容が切なすぎます。小さい頃に父を亡くしてしばらく母子家庭、小学生で母は再婚し妹が。新たな父の愛情は妹に注がれ、次第に母も父の機嫌をとるために桜から離れていく。
境遇に関してはこの程度で深堀はないんです。それがちょうどよかったというか。ありふれた事かもしれないけど、多感な時期の子供には抱えきれないだろうし、その憤りのなさが妹に向いてしまった。
結局は可愛い妹に手をかけようとした自分が悍ましくて醜くて怖くて、だから自ら命を断とうとしたというところがポイントなんだなと。
今回の高倉家の問題で、自殺する人間の心に寄り添えてしまう桜ですが、紀子に向ける言葉は全て自分に返ってきてしまうと。
そんな謎のジレンマに襲われて、桜はとうとう母親と向き合うことにしたわけです。
正直、誤解や行き違いがあって現状があるわけではなく、はっきりと母の対応がこういう結果を招いていることから、和解するんだろうかと疑問でした。どう着地すれば心が通い合うのかなと。
でもやっぱり無理でしたね。当の母親は問題意識すら持っておらず、それどころか桜が折り合い悪いのは父だとすら思っていました。
で、結局のところ家に戻ってきて欲しいというのは全て母親の自分本位な考えから。桜は諦めてしましましたね。そりゃそうだ。
無自覚でソフトな毒親って感じでしょうか。胸糞は悪いです。確実に。
頑張って向き合ってもダメだった。根本的な部分で全くダメだった。桜の落胆と悲しみと無力感、虚無感たるや、想像するだけでしんどいです。
そこで真にメールしたらその瞬間にインターホンが。この時点で涙止まりませんでした。真の優しさが沁みる。
そしてよく頑張ったねって抱き合って泣く2人。思い出してこれ書きながら涙流してます。私。気持ち悪いでしょ?

このドラマの良さって、本当にキャストの演技力あっての話なんですよ。本当に表情で演技するストーリーじゃないですか。小芝風花さんと大島優子さんの演技力が抜群ですね。本当にメインキャストがこの2人で良かったなと。しみじみ思うわけです。
大島優子さんてこんなに演技上手かったのかと、本当に度肝抜かれました。
もっと言えば目と表情。これだけでここまで感情を伝えられる女優さんて珍しいですよ。本当に。
今回は特に相棒であり親友であり同僚の桜のことじゃないですか。桜の様子がおかしかったりするとすぐに気づくんですけど、その時に浮かべる、何かを察しながらも桜を心配する表情が、ものすごいです。
優しさや強さとか、不安とか恐怖とか、心情を表情で表すの抜群ですね。前回の泣きの演技もすごかったんですけど、こういう細かい表情の演技って、演技の質が問われますよね。大島優子さんは完璧です。
そして小芝風花さんも抜群ですが、長くなるのでまたの機会にします。
それではまた。

 

まとめ

ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』はhuluで過去放送話が見放題で配信されています!

本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況はhuluにてご確認ください。

GO HOME5話の流れと感想を書かせていただきました。いかがだったでしょうか。

今回は内容が濃かったので流れが要約できなくて長くなってしまいました。

感動系のドラマが好きな人には絶対におすすめですし、ジャンル別で言うなら今期ナンバーワンのドラマです。

派手じゃなくて、本当に内容や演出で泣かせてくれるので、気がついたら涙が溢れていたって感じで、そのまま声出して泣いてしまいますから。

私的にはこのドラマめっちゃ好きです。絶対におすすめです。

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