2024年6月15日放送の『中居正広の土曜日な会』で『電気代を抑える!エアコンの節約方法』を紹介してくれました。
電気代がグングン上がっている昨今、特に夏場はエアコンの電気代が気になるところ。
どういった方法でエアコンの電気代が節約できるのでしょうか。
夏の電力消費割合はエアコンが34.2%ということで、上手に節約して少しでも電気代を安くしたいですね。
↓消費電力や電気料金をモニターして実測できるグッズを活用しよう!
効果的なエアコン節電術
エネルギー経済社会研究所代表の松尾豪さんと、家電ライターの富士山哲人さんがエアコン節電方法を徹底解説してくれました。
あなたのエアコン節電方法は本当に合っていますか?
エアコンの節電風量設定は自動にせよ
ダイキン工業の実験結果によると、風量設定では自動が一番電気代の節約につながるようです。
弱の風量で運転したほうが節約になりそうですが、弱の場合は自動に比べて設定温度まで冷やすのに時間がかかってしまいます。
エアコンは設定温度に冷やすまでが特に電気を消費するので、設定温度に下がるまでの時間が長いほど、より多くの電気代がかかってしまうそうです。
自動運転の場合は最初に一気に部屋を冷やし、その後は温度をキープするだけの省電力で稼働するので、より効果的なんですね。
風量が弱の設定から自動に変更すると、1ヶ月で約990円の節約が見込めます。
また夏だけでなく、冬の暖房運転でも自動が節約になるそうです。設定温度に自動がある場合はこちらも自動のほうがいいとのこと。
風向きは水平にせよ
冷たい空気は重く、床付近に下がって溜まる性質があります。
このため、送風口はできるだけ上向きがいいということです。
送風口を下に向けてしまうと足元ばかりをどんどん冷やしてしまい、部屋全体の温度が上がらず、余計に電気を消費してしまいます。
送風口を斜め下向きから水平に向けた場合、1ヶ月に約930円の節約になるとのこと。
サーキュレーターはエアコンを背にして近くに設置せよ
冷気は床に溜まる性質があり、それをサーキュレーターで循環させるのに最も効率的な位置は、エアコンを背に向けて、かつエアコンの近くで使用するのが良い。
しかも設定温度を28度にしても、サーキュレーターを使うと体感温度は26度くらいになるようです。
サーキュレーターの消費電力は非常に少ないので、エアコンと併用しても大きな節電になるんです。
サーキュレータと併用することで1ヶ月約770円の約節になるとのこと。
暖房の場合は暖かい空気が天井に集まるので、逆にエアコンから正対する向きで遠くに置くのが効果的。
エアコンはつけっぱなし?こまめに消す?
30分程度の外出の場合はつけっぱなしが良い。
エアコンはスイッチを入れて回し始める時が一番電力を消費し、その数値約1400w(10畳)。
起動時は室内の温度が高いため設定温度に近づけるために大量の電力を使用します。
そのため電源のON・OFFを繰り返すのは電力効率が悪くなってしまうんです。
2〜3時間外出する場合は消したほうがいい。
2〜3時間だとエアコンが稼働している間の消費電力を節約するという意味でも消したほうが良い。
あくまで実験の結果なので、古いエアコンなどではその分水嶺は前後すると思われます。
また、18時以降の気温が下がってきた夜の時間だとこまめに消した方が節約になるという実験結果もあります。
このように気温や時間帯によって使い分ける必要がありますが、近年では熱帯夜も増えてきており、夜でも昼間と同じくエアコンをつけっぱなしにしたほうがいいという観点もあるようですね。
就寝中の熱中症を防ぐためにも夜間のエアコンの使用は推奨されています。
※調査結果はあくまでひとつの目安です。住環境や気温などによって結果は変わります。
電気代の値上がりについて
円安や地政学的リスク要因によってエネルギー価格が高騰しており、政府による補助金の終了したことにより電気代も高騰しています。
そして現状の電気代が高い状態は今後も続く見通しのようです。
今以上に電気代が上がるかはわかりませんが、下がる要因見当たらないということで高い状態が維持されると考えていたほうが良いでしょう。
省電力のおすすめエアコン3選