スポンサーリンク

当サイトはPRが含まれています。

『ブルーモーメント』8話ネタバレ感想。灯の行動の全てが明らかになる

ドラマ
引用|フジテレビ|ブルーモーメント公式|https://www.fujitv.co.jp/blue-moment/index.html

2024年4月24日より放送が開始されたフジテレビ系列のテレビドラマ『ブルーモーメント』。

第8話の感想を書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

第8話 熱雷襲来!SDMは活動停止…晴原復活なるか!

「生きて――」
上野香澄(平岩紙)は呟き、晴原柑九朗(山下智久)を庇って土石流に巻き込まれた。
晴原が目を覚ますと緊迫した空気が漂っており、丸山ひかる(仁村紗和)が5年前の関東南部豪雨で何があったのかを語り始めた。
5年前、上野と一緒にいた園部灯(本田翼)は、上野の息子・海斗(石塚陸翔)が危険区域にある保育園に取り残されていたことを知り、怪我をしていた上野の代わりに「必ず戻ってくる」と言い保育園へ向かった。ひかるは当時その保育園で働いており、そこへやってきた灯、そして海斗と共に避難したのだが途中ではぐれてしまったという。そして灯は、海斗を庇って亡くなった。
3か月後、SDMは活動停止となっていた。そんな中、テレビのお天気コーナーには気象予報士の試験に合格した雲田彩(出口夏希)が出演し、晴原は今すぐにやらなくてもいい研究に没頭している。心配してやってきた園部優吾(水上恒司)と汐見早霧(夏帆)だったが、晴原はSDMに対して後ろ向きになっていた。そんな中、彩の気象解析により危険な雷が起こる可能性が判明。命を守るため奮闘する彩だったが、SDM本部に突然、海斗がやってきて…。

フジテレビ『ブルーモーメント』公式より

 

『ブルーモーメント』8話の流れ(ネタバレ)

ベッドから目が醒める晴原。
避難者は晴原の指示によって全員無事だったものの、晴原の身代わりに土石流の直撃を受けた上野は命を落とす結果に…
そんな中、上野が口にできなかった真実を丸山が話し始める。
5年前の豪雨災害のとき、危険エリアの保育園に勤めていた丸山は、海斗ともう一人の園児のお迎えを待っていた。
灯は上野の代わりに海斗を迎えに保育園に。
灯と丸山で一人ずつ子供を抱えて避難する。
氾濫した川に飲み込まれそうになったときに灯と丸山ははぐれてしまった。
灯は海斗が流されないよう、着ていたレインコートで海斗と背の高い木を固定。
丸山と園児はなんとか無事に避難することができ、また保護された海斗も保護された。
海斗にはこのときの記憶がかすかに残っており、思い出すとパニックをおこしてしまう。
だから真実に蓋をし、その贖罪のためにSDMに尽くしてきたとのだと。
SDMの中から犠牲者が出たことによりSDMは運用停止、第三者の調査が入ることに。

半年後

彩は気象予報士となりハルカンに代わってお天気キャスターに。
また5年前の災害で起こった真実が公になったことで灯に対する疑念は払拭され、SDM正式運用へ向けて議論がなされる。
しかし晴原がSDMの正式運用について回答を控えていることにより、SDM正式運用の目処が立たない状況が続いていた。
上野が亡くなってから晴原は、急を要さない研究に没頭し、気象予測を行わなくなっていた。
ある日、彩は埼玉県で警報級を超える熱雷の発生を予測。
夕方の情報番組で取り上げてもらうよう掛け合ったが確証性の問題で拒否される。
そんな中、晴原に上野の夫から連絡が。
灯の遺品となるレインコートと共に海斗がいなくなり、もしかしたらSDMに向かったのかもしれないと。
晴原はSDM本部の近くで海斗を発見、本部で話を聞くことに。
海斗は災害時に自分を助けてくれた人の顔を思い出し、それが母の代わりに自分を助けるため亡くなった灯だったのか、そのことを母が気にしていて今度は晴原を命懸けで守ったのかと訊ねますます。
また晴原を守るときに僕のことを考えなかったのか、母はSDMの皆にとってどういった存在だったのか、自分は母を誇りに思っていいのかと。
苦悩と葛藤の中で抱いた疑問をぶつけました。
晴原は自分も耐えられない苦しにもがいていると自分の気持ちを正直に伝えます。苦しくてどうすればいいかわからないと。
海斗はそんな晴原に母から送られたという動画を見せてくれます。
上野さんが海斗に向けた動画の中では、苦しみは財産であること、しかし耐えられない時は大切な人に頼ること、そうして強い人間になり生き抜けと伝えていました。
晴原は、海斗に自分を頼って欲しい、俺はずっと海斗の味方だと伝えます。
海斗がSDMを後にし、彩は晴原に力を貸して欲しいと申し出る。
そして天気予報はなんのためにあるのかと問います。
晴原は、天気予報は命を救うためにある。だからSDMは必要なんだと言い切りました。
この発言でSDMは正式運用へと進み出す。
彩は熱雷の予測データを晴原に送り、SDMで解析が始まる。
それぞれが埼玉県の大宮・春日部・川越で水蒸気集中観測を行う。
彩の予測したとおり、埼玉で局地的かつ危険な熱雷が起こる可能性が確認された。
晴原は予測精度を上げるための観測ポイントを割り出し、地点へ移動。
それぞれの地点の観測データと目視、体感、気象衛星を使って解析し熱雷が起こる危険なエリアをを特定した。
情報番組では次期総理大臣と目されている新島元樹が出演する非常に重要な局面であり、緊急で熱雷の気象情報を流すのは困難だった。
しかしながら晴原の説得もあり、友人でもある番組プロデューサー藤村が、最終的に人命には変え難いという判断から気象に関する緊急中継をねじ込んだ。
藤村は局長らとともに新島に謝罪をするも、新島も命を守ることを最優先するのは懸命な判断だと理解を示します。
そして予測のとおり埼玉で熱雷が発生。中継では晴原が避難を呼びかけ続ける。
番組視聴者からは藤村への感謝の声が多数届き、藤村からSDMにドーナツの差し入れが。
晴原はドーナツを手に取り、一口。
「うまい」
晴原の復活である。
SDMの再始動に盛り上がる本部。
そんな中テレビから重大なニュースが流れる。
国家防災プロジェクトのガス工場で爆発事故が起こり、園部大臣の責任が追求される
マスコミに囲まれる園部を遠くから見つめ微笑を浮かべる新島の姿が…。

 

『ブルーモーメント』8話ネタバレ感想

上野さんが、上野さんが…
そんな悲痛な始まりで胸が苦しくなりましたね。
公民館で灯のとった行動の謎も明かされ、このドラマの核となる疑問は解消されました。
正直そこが明かされるべき最大の謎で、解明は最終話くらいまで引っ張られるかと思ってました。
なので、これから最終話までどうするんでしょうか。
視聴者ってSDMの正式運用とか園部大臣がどうとか、正直あまり興味ないと思うんですよね。
確かにSDMが大枠にあっての人間ドラマなので、切っても切り離せないところではあるんですが、ブルーモーメントに求められてるのって、晴原の限界突破した気象予測だったり、それをとりまくハートフルな人間関係じゃないですか。
ストーリーそのものというか、展開なんかが超面白いわけではなくて、やっぱり人間関係なんですよ。
極論言っちゃえば『セリフ』なんです。
グッとくる何気ないセリフが多いんですよね、このドラマ。
物凄いドラマチックな展開や演出で盛り上げて盛り上げて泣かすのではなく、ちょっとした場面や瞬間にふとしたセリフでものすごい心を動かされ思わず涙が出るみたいな。
そんな感じですよね。
今回は晴原が海斗に言ったセリフがヤバかったです。本当に胸が痛くなりました。

『海斗くんの頼る人に俺も入れてもらえないか。上野さんは誰よりも海斗くんを愛していたし、誰よりも君の成長を見たかったはずだ。その気持ちを受け継ぎたい。俺も海斗くんも命を救ってもらったもの同士。この命をどう使うか試されている。上野さんの言ったとおり、苦しんで強くなっていくしかない。これから俺はずっとお前の味方だ』

文字にすると少しクサいかもですが、あの場面で山Pの抑揚でこのセリフ聞いたら、そりゃ涙出てきますよ。
この作品って、本人が苦悩している姿をダイレクトに伝えてくるのではなく、他の誰かの言葉から苦悩している事実やその深さが伝わってくるという。
うまく言えないんですが、他者を通すことによって、より鮮明にその苦悩が伝わるというか。
わかります?
海斗が母親についていくつかの質問をしてきたときも、母親の死後に海斗自身が苦悩している様子や姿そのもは描かれてないんですよ。
でも、その疑問や質問に対するSDMのメンバーの回答や言葉で海斗の苦悩を窺い知ることができるんです。
特に晴原がかけた言葉なんかは海斗の苦悩や葛藤の存在自体の答え合わせになっていますよね。
他者は自分を映す鏡だなんてよく言いますが、鏡を通じてキャラクターの心情を伝えているように思います。
前回もそうですけど、ストーリーについてはあまり言うことはないですね。
新島が敵なのか味方なのか、みたいなところとか、あんまり気持ちが盛り上がらないんですよ。
申し訳ないですけど、どっちでもいいです。
そんなことより、この先に彩と晴原がいい感じになったりするのかなとか、そっちの方が気になります。
灯に似てるところがあると皆が言う彩ですから。作者によってフラグは立てられてると思うんです。
匂わせておきながらスルーとか、「災害と大切な人の死」って割と暗いテーマも包含している作品なだけに、晴原が恋愛的な幸せをつかむなんて、灯に顔向けできないですもんね。
結構重いです、いろいろと。

最終的に山Pカッコいいってことで。それだけでも視聴する意味があるドラマです。

 

まとめ

いよいよストーリーという大枠がどうでもよく感じてきてしまいました。

政治的にどうのこうのって必要ですかね。

次回はそういう意味で惹きつけてくれる要素があるのか期待したいです。

『ブルーモーメント』最終回!10話ネタバレ感想。言いたいことはたくさんある
『ブルーモーメント』9話ネタバレ感想。どれだけ備えても超巨大台風は牙を剥く
『ブルーモーメント』雲田彩が愛用しているトートバッグはココで買えます!!
『ブルーモーメント』8話ネタバレ感想。灯の行動の全てが明らかになる
『ブルーモーメント』7話ネタバレ感想。誰のことも責められない
『ブルーモーメント』6話ネタバレ感想。尊敬すべき母の姿、そして灯の命を奪ったのは…
『ブルーモーメント』5話ネタバレ感想。自称スパイ沢渡の状況判断と的確な指示出しが圧巻
『ブルーモーメント』4話ネタバレ感想。違う苦しさを背負ってきた姉妹は前を向く
『ブルーモーメント』3話ネタバレ感想。汐見の人物像が明らかになった
『ブルーモーメント』2話ネタバレ感想。絆が生まれていく過程が美しい
『ブルーモーメント』1話ネタバレ感想。とにかく山Pがカッコいい