2024年7月5日から放送がスタートしたフジテレビ系テレビドラマ『ビリオン×スクール』。
山田涼介さん主演の話題作ということで、8月2日に放送された6話の感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。
『ビリオン×スクール』6話あらすじ 公式
加賀美零(山田涼介)と芹沢一花(木南晴夏)は、海外から帰国した絵都学園の校長・東堂真紀子(水野美紀)と初めて顔を合わせる。真紀子の経営手腕、そしてゼロ組のシステムを「効率的だ」と言って褒め称える加賀美。真紀子もまた、いじめ問題を起こした娘の雪美(大原梓)に適切な対処をしてくれた、と加賀美に感謝の意を伝えるが、加賀美に何か思うところがあるようで……。
フジテレビ『ビリオン×スクール』公式webサイトより
あくる日、真紀子は教職員たちに学園の改革を宣言する。それは、問題を起こした生徒は退学にし、その生徒の担任も連帯責任で切り捨てる、という厳しいものだった。芹沢は、0組の担任が不利になるやり方だと真紀子に問いかけ……。
そんな折、加賀美は、養護教諭の堺宮子(MEGUMI)に呼び出される。宮子と一緒に保健室に向かうと、そこには芹沢と大杉美波(小宮山莉渚)ら女子グループが。実は美波は、神楽高校の花井歩夢(佐藤龍我)という男子生徒に思いを寄せているのだが、あることがきっかけで神楽高校の女子生徒たちとトラブルになったらしい。偶然その場面を目撃した堺は止めに入ったものの、「恋は女のプライドをかけた真剣勝負」と言って美波の味方をする。加賀美は、それに巻き込まれることになり――。
一方、紺野直斗(松田元太)や松下リナ(倉沢杏菜)らは、0組の日下部龍太(砂田将宏)が美波に思いを寄せていることを知り、独自に動き出す。
そんな騒動が巻き起こる中、校長・真紀子に関する口論で加賀美は芹沢と大喧嘩に。「秘書失格」と言い放つ加賀美に、芹沢は家を飛び出してしまう。芹沢なしで作戦を実行することになる加賀美だが……。決別した加賀美と芹沢。そして、ゼロ組の恋愛成就作戦。2つの動きはどんな結末を生むのか?
『ビリオン×スクール』6話の感想|ネタバレあり
夏休みが明けてようやく教室の風景になりました。そうです、これが見たかったんですよ。松下リナがどんな立ち位置で教室で過ごすのか。
松下は一般生徒や紺野と普通にしゃべって盛り上がってて、そこに城島と東堂が登校。
城島は紺野の机に蹴りを入れてから松下に「なんでこいつらと喋ってんの?」って、マジで何様なんだろう。
お前らの許可必要なのかよって、所有物じゃないですから。ほんと城島キモいです。
城島が紺野の机蹴っても笑顔で「おはよ」っていった松下はハート強いですよね。尊敬しちゃいました。
体育館に呼び出されたときも、ちゃんと自分の意思だと言って、『くだらないこともうやめない?』って。松下って芯があって自分を持ってる強い子なんだなって思いました。
今までは強大な承認欲求に流されてカースト上位でいること固執してただけなんだなと。でも価値のあるものが何なのか気がついたといったところでしょうか。更生してくれて嬉しいです。
そんな真っ直ぐな松下に、加賀美に弱みでも握られたのかと言った東堂の性根の腐り方。救いようがないですね。
挙句の果てに松下をビンタするとか。そりゃ、もう一緒にいられないって言われますわ。当然です。
そして東堂は城島の袖口を掴んで小さい声で「離れないでよ」って、お前どんだけだよ。
東堂には東堂なりの「反抗の理由」なんかはあると思いますよ。色々苦しんだり辛かったと思います。知らんけど。それが家庭の問題なのか友人関係なのかわかりませんけど、そういう鬱積した悪感情を溜め込んでいたとしても、他人を傷つけていい理由にはならないんですよ。
それは城島も同じで、他人を安易に傷つけても許されることはないです。背景から情状酌量はあるかもしれませんけど、惨めなだけですから。
この2人がどれだけの「何か」を背負っていたとしても、私は東堂と城島だけは地獄に落ちて欲しいです。
ま、ドラマ的にはそうはしないでしょうけど。絶対に美談に持っていくと言い切れます。ドラマですから。
いつかのタイミング、恐らくクライマックス近くで東堂と城島が、一緒なのか順番になのかわかりませんが、改心して更生する流れになるんですよ。
場合によっては加賀美を助けることになったりするかもしれません。
最後に改心して身を挺して加賀美やクラスメイトを助けるような大仕事をしたとしても、日本中がこの2人を温かく迎え入れたとしても、私は1人でも叫び続けます。この2人だけは絶対に許さないと。
いじめは犯罪。手を出せば暴行罪。相手がケガすれば傷害罪。脅迫罪なんかも追加でしょう。金品を奪ったら恐喝とか強盗だし。いじめなんかを美談にされてはたまったもんじゃないです。
東堂も城島も地獄に落ちて欲しいです。マジで
6話のストーリー的な話をすれば、今回は恋バナを軸に大杉美波の本当の姿を洗い出し、「それでもいいんだよ」って感じの内容でした。
友達ができなかった幼少期の反動か、ルックスでチヤホヤされるようになったときにまわりが自分に抱くイメージに自分を当てはめていくようになった美波。
作られたキャラだけを守るために嘘ばかりついて、そして男に騙されて5人目の女に。
加賀美は、嘘が自分に返ってきただけだと言いました。その通りだなと。
そして今回の加賀美のアツい言葉。卑屈で見栄っ張りで嘘つきでも、それでも一緒にいてくれる奴はいるんだ。そいつこそお前が一緒にいるべき人間じゃないのかと。
で、美波はようやく本当の自分を受け入れ、クラスメイトにも本当の自分を隠すことをやめました。
毎回内容が濃すぎるせいか、今回が薄味に感じてしまいましたね。いや、十分いい話でしたから。
そして城島と東堂はあまり関係してこなかったのは良かったです。途中、日下部を焚き付けたりしてましたが、不発でしたね。ザマーミロです。
そして、6話までくると職員室でのドタバタ劇に言及する気はなくなりました。面白くて好きなんですが、言及はしなくてもいいと判断しました。
ただ、溝口のタバコ芸を松下がやってたのは笑しましたw お前もやるんかーい!
最後に加賀美の11歳に起きた出来事が出ましたね。
文書には
今回、校舎の屋上から転落に…接続可能、かつ損傷した脳機能…なった。加賀美零(11歳)は屋上か…十勝を負った。前頭前野を激しく…生活に支障をきたすレベルの障…
…る電子機器の埋め込み手術を行…脳挫傷、急性硬膜下血腫、頭蓋…め、手術による再生は不可能であ…が高い状態であった。開頭血腫…電子機器を埋め込む手術を行う…
救急隊到着時、頭部外傷あり。意識レベル30
要は学校の校舎屋上から転落して重症を負って、電子機器を脳に埋め込んだと、そういうことでしょうか。
あの性格は、単に常識を知らないだけではないのかもしれないですね。
そして、このことを会長は隠蔽していると。そして芹沢にも残ってるデータを削除しろと言ったんですね。
疑問なのが、東堂校長がこの件にどう関わってくるのかって話です。思いっきり関係してるような演出じゃないですか。
加賀美が記憶を思い起こす鍵になっていそうな、そんな感じです。
ちょっと予想できないんですが、この謎もドラマの面白さですよね。0組で起こる問題を解決するほうがメインになってますが、軸はこっちなんでしょうね。
さて、来週が楽しみです。
まとめ
もう6話ですって。早いですね。来週あたりからクライマックスに向けてストーリーが加速し出すのでしょうか。
後半の後半になると面白くなりますからね。私はこのドラマ好きです!