スポンサーリンク

当サイトはPRが含まれています。

『アンチヒーロー』4話ネタバレ感想。明墨が追うたったひとつの真実が見えてきた

ドラマ

2024年4月14日から放送が開始したTBSのテレビドラマ『アンチヒーロー』。
4話を視聴したのでストーリーの流れと感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

 

ドラマ『アンチヒーロー』はU-NEXTで全話見逃し配信していますので、最初から見直せます。
U-NEXTでは31日間の無料トライアル期間があるので、まだ試していない方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。

U-NEXTの無料トライアルはコチラ

本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

スポンサーリンク

Episode 4 -冤罪- 公式

とある連続事件が起き、被害者の目撃証言から犯人は逮捕された。
そんな中、赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)は明墨(長谷川博己)の本当の狙いに近づいて行くのだが・・・。

そして遂に激突するアンチ弁護士と正義の検事正の行方は?

TBS『アンチヒーロー』公式

4話の流れ(ネタバレあり)

刑務所の面会室で志水は、明墨から毎月送られる手紙を、もうやめてくれと言う。
静かに死にたいのだと。

赤峰は刑務所の面会受付で明墨が面会していた人物が誰か確認し、志水の事件を調べる。
12年前に起こった一家殺人事件で志水が死刑判決を受けていることを知った。

赤峰と紫ノ宮はとあるホテルのラウンジでカリスマ弁護士の宇野雅人を尾行する。
宇野はホテルの一室に入り、時間差で女性が部屋に入るところを写真に収めた。

連続不同意性交罪の容疑で逮捕された来栖礼二は、1年前に不同意わいせつ罪で有罪判決を受けていた。
今回の事件で決定的証拠は3件目の目撃証言のみ。
1件目と2件目は自白しているが3件目の容疑は否認。
当初無罪を主張していた来栖の不可解な自白は宇野弁護士の入れ知恵だろうか。

宇野が家族で遊園地に訪れているところに明墨は接触。
宇野に不倫現場の写真を見せ時間をもらうことに。
そして要求を飲んでくれれば宇野の家庭は守ると交渉し、来栖礼二の弁護を担当することに。
宇野の不貞の証拠を掴んだのは、来栖事件の弁護を奪うためだった。

留置所の面会室で来栖に訊く。無実を訴えていたのに何故途中から2件を自白したのかと。
来栖は宇野から「取り調べが長引くと不利になる。本当のことは法廷で言えばいい」と言われていた。
明墨は続ける。3件目の事件が起こったときに来栖はどこにいたのかと。
来栖はその時のアリバイを話すがスマホの電源を切っていたため証明する人はいない。

事務所で宇野の狙いに悩む赤峰。なぜ2件を自白させたのか。

明墨は3件目の被害者である仙道絵里に会いに行く。
仙道の証言に気になるところがあると。
事件のときに犯人の顔を見たとのことだが、来栖とは面識があるのか。
事件現場のアパート前から歩いて13歩の場所にコンビニがあるが、アパート前で襲われたときに何故コンビニに逃げ込まなかったのか。
大声を出せば気づく人もいただろうが、そういった証言もない。
また被害届を出したのが事件後すぐではなく翌々日だったこと。
立て続けに問いただす。
仙道は「あなたにわかる訳がない」と怒って去っていった。

赤峰はまだ自白させた目的について悩んでいた。
そして他の弁護士を脅してまで奪い取った今回の事件の意味を考える。

青山は明墨に赤峰が気づき始めたようだと伝え、「まだなんですよね」と問う。
明墨はこの事件がヤマかもしれない。今まで通り知らないフリをと。
青山は「わかりました」とだけ答える。

ラーメン屋で食事をしながら赤峰は紫ノ宮に、今回の千葉県で起きた事件をわざわざ奪い取ってまで担当した真の理由について見解を述べる。
緋山は罪を犯していたが無罪にする代わりに検察の闇を暴いた。
富田のことは無罪にはせず、代わりに政治家の不正を世に暴いた。
どちらの事件でも裏で不正な手を使って利益を追求した者を糾弾した。
来栖が罪を認めて得をするのは…警察。
明墨はそういう事件を選んでるのではないかと。
紫ノ宮のスマホには父からの着信が。それを無視する。

検事正の伊達原は明墨が奪い取った千葉の不同意性交罪の資料に目を落とす。
警察の担当責任者の名前にある刑事部長の倉田功という文字を見て目を見開く。
そして部下に「お願い」と称して指示を出す。

来栖の聞き込みを行ったバーの店長から呼ばれた紫ノ宮と赤峰。
バーにいたのは明墨と仙道の同僚女性。
4人でお酒を飲みながら同僚女性に仙道のことを尋ねる。
仙道は恋愛体質で惚れっぽく、貢ぎグセがあり、さらにはストーカー癖が…。
ストーキング目当ての男に会わせられたとき、その男が同僚をナンパしたことで怒っていたことがあったと。
その時の写真に写っていたのは来栖だった。
そして仙道は毎日のように来栖に付き纏っていたとのこと。

事務所では明墨が3件目の事件は偽証で作られたものだったという。
1件目2件目の事件が立て続けに起こり報道が加熱、そこに3件目が発生し焦った警察は目撃証言をもとに来栖を逮捕。
来栖は1・2件目を自白するも3件目は否認。しかも3件目の被害者は来栖のストーカー。

青山が調べた宇野弁護士の過去の弁護記録。
情状酌量を引き出し被告人の人権を擁護することで有名だが、逆を言えば全て有罪に導いてきたということだ。
明墨は、その裏で警察との取引があったとしたら…と不正を示唆。
宇野と千葉県警捜査一課長の大西がよく接触していたという情報も。
大西は来栖を逮捕した刑事だ。
そして青山が一枚の写真を置く。
写真には仙道のアパートに入っていく男の姿が。千葉県警刑事部長の倉田だ。
弁護士変更による裁判への対策の話をしに訪れたのだろうと。

検事正の伊達原に呼ばれた倉田。
伊達原は明墨という弁護士が騒いでいるようだが、倉田を信頼していると圧力を加える。

赤峰は紫ノ宮に今回の件で明墨は最初から倉田に狙いを定めていたのではないかと推測。
また、自分は例え依頼人であっても罪を犯したなら反省し刑期を全うすべきで、緋山の件は納得がいっていないと自論を述べた。
緋山の件も富田の件も今回も明墨には何か意図があるに違いないと。
そして12年前の一家殺人事件の犯人である志水に明墨は会いに行っていたこと、そしてこの事件も管轄は千葉県警だったこと、これは偶然なのかと。

紫ノ宮は来栖礼二の事件について倉田に会いに行く。
何も言うことはないと立ち去ろうとする倉田に紫ノ宮は「待ってよ」と知り合いだったかのような口ぶり。
それを目撃する赤峰。
倉田刑事部長は紫ノ宮の父親だった。

事務所に戻り紫ノ宮は話す。
父はその一家殺人事件が起こった12年前頃から笑わなくなったと。
家では夫婦喧嘩が増え、母と離婚。
6年前の大学卒業の日に父と明墨が家の前で話していた。
そこで明墨が父に放った「隠蔽したのではないか」という言葉が忘れられない。
その後司法試験に合格した後、明墨法律事務所から正式雇用の話がきた。
明墨を見て「あの時の人だ」と理解した。
そして明墨と志水が会っていると赤峰から聞いたとき、全てが繋がったのだと。
12年前の一家殺人事件を倉田が担当し、そのときに重大な何かを隠蔽した可能性がある。
明墨は今回の事件で倉田を落とし、志水事件での不正を暴くのではないか。
志水は…冤罪。

冒頭の明墨と志水のシーンに戻る。
静かに死にたいといって面会室を後にする志水の背中に向かって明墨は
「志水さん、私があなたを必ず無罪にします」
志水は数秒立ち止まり、そして退室した。
そして明墨は、誰もいなくなった面会室でゆっくりと頭を下げる。

紫ノ宮は、先生は最初から自分が倉田の娘だと知っていた。
だから私はここに呼ばれたんだと。
倉田にとって自分は弱みになる。不正を暴くために明墨は自分を使うつもりだと。

明墨は料亭の一室に入る。
そこには芸者遊びを楽しむ検事正の伊達原が。

紫ノ宮のスマホが震える。
父である倉田からのメッセージ「会って話がしたい」と。

第4話終了

 

4話:感想(ネタバレあり)

今回は明らかになったことがたくさんありましたね。
志水は12年前、明墨が検事だった頃に起きた一家殺人事件の犯人として有罪判決を受け服役しているということ。
この事件で不正を働いたであろう千葉県警刑事部長の倉田は紫ノ宮の父だったこと。
明墨は志水の無実を証明するために弁護士になったであろうこと。

盛り上がってきましたね。

前回の感想記事で「明墨の行動原理がわからない」みたいなことを書いたんですが、今回の赤峰の発言でようやく理解しました。

緋山は罪を犯していたが無罪にする代わりに検察の闇を暴いた。
富田のことは無罪にはせず、代わりに政治家の不正を世に暴いた。
どちらの事件でも裏で不正な手を使って利益を追求した者を糾弾した。

確かに緋山・富田両事件とも裏で不正を働く人間がいて、それを白日の元に晒したという一面があったのですが、アプローチが違いすぎてそこに一貫性を見出せなかったんですよね。
でも、言われたらそうだよねって感じました。
どうしたって『有罪』を『無罪』にという部分が強烈すぎて、もしかしたらミスリードを誘われてたのかもしれませんが、裏の共通点が薄まってしまっていましたよね。

明墨の行動理念は弁護士としての信念どうこうというより、志村事件への一点突破というか、たった一つそれだけに向かっているんだなと。
そのためには殺人の罪を犯したであろう緋山ですら無罪にしてしまうという。
大きな『正しさ』へのひとつの代償として緋山の無罪放免が描かれているんですね。
それはもう天秤にかけるまでもなくといったところでしょうか。
そう考えると「なるほどな」と思わざるを得ません。

明墨の最終目的を俯瞰で見ると今回の事件そのものって小さく感じてしまうんですが、偽証を巡って次週は荒れそうな予感がします。

不気味なのが伊達原なんですが、明墨が元検事だったことからそれなりの関係があったことが伺えます。今回の料亭の場面を見てもそうですよね。
伊達原がラスボスなのかな?とか思いながら…どうなんでしょうね。

しくこくぶり返すようで申し訳ないんですが、緋山って本当に真犯人なんでしょうか。
返り血がついた作業着を持っていたシーンとか、あからさま過ぎません?
あれだけ強調するって、逆に?って勘繰ってしまうのですが、私だけでしょうか。
さっきは『代償』と書きましたが、やっぱりそう簡単に殺人犯を無罪にするって、なんか納得できないんですよ。
赤峰のように倫理観や正義感で言ってるのではなくて、黒を白にして、また黒に反転させたあのコントラストが焼きついちゃってて、裏があるのでは?と疑ってます。
まだ明墨しかしらない真実があって…みたいな。
『実は殺人犯だけど無罪にしました』と印象づけといて、本当は判決通り無罪で、羽木を殺したのも別の人間。むしろそれを庇おうとした緋山が犯人にされかけたけど、何かしらの事情で真犯人を公にしたくない…みたいな。
ボールをとってくれたエピソードを緋山のエピソードにした件あったじゃないですか。
そのエピソードの本当に玄関のボールを取ってくれてたあの男とか?
それともやっぱり羽木の妻が関係してるとか?
緋山事件も、12年前の一家殺人事件に関連する誰かが絡んでるとか。
本当に異常なくらい緋山事件にこだわっちゃうんですよね。
見苦しくてすいません。

とりあえず次回が楽しみです。

以上

 

ドラマ『アンチヒーロー』はU-NEXTで全話見逃し配信していますので、最初から見直せます。
U-NEXTでは31日間の無料トライアル期間があるので、まだ試していない方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。

U-NEXTの無料トライアルはコチラ

本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

『アンチヒーロー』6話ネタバレ感想。全ては12年前の事件に…今回のターゲットに驚いた
『アンチヒーロー』5話ネタバレ感想。緋山の事件はまだ何かにつながっている
『アンチヒーロー』4話ネタバレ感想。明墨が追うたったひとつの真実が見えてきた
『アンチヒーロー』3話ネタバレ感想。明墨の行動原理がわからなくなってしまった
『アンチヒーロー』2話ネタバレ感想。罪を犯した人間を無罪にするのが正義なのか
『アンチヒーロー』1話ネタバレ感想。弁護士の正しさは本当に正義なのか…