7月10日にスタートしたフジテレビ系2023年夏ドラマ、『真夏のシンデレラ』の5話が8月14日に放送されました。
前評判や放送開始時には悪評もありましたが、回を重ねるごとに注目度は向上。
ネットでも『真夏のシンデレラ』に触れる声が非常に多く、今期ドラマの中でも最も話題になっていることが伺えます。
そして、またまたFODの視聴ランキングでも『真夏のシンデレラ』が1位という結果に。
それでは第6話のあらすじと詳細、感想を書いていきたいと思います。
6話『恋の大勝負!奇跡が訪れる!?』あらすじ
\月9ドラマ『真夏のシンデレラ』第6話予告―恋の大勝負!奇跡が訪れる!?/
『真夏のシンデレラ』全話見逃し配信はFODのみとなっております。
夏海(森七菜)のことが好きだ――健人(間宮祥太朗)は、夏海に自分の思いを告白した。夏海からそれを打ち明けられた愛梨(吉川愛)と理沙(仁村紗和)は、夏海にも夏が来た、と大喜びする。しかし夏海は、健人に好意を抱いていることは認めながらも、生まれ育った環境が違うこともあって恋愛は上手くいかないのでは、と言い出す。そんな夏海に理沙は、恋とか愛とかは一旦置いておいて、夏海にとって健人がどんな存在なのか考えてみてはどうかと提案する。
匠(神尾楓珠)は、亮(山口智充)から修理を頼まれていたイスを持って『Kohola』を訪れる。そこで匠は、夏海が東京でスマートフォンを紛失した話を聞く。
愛梨は、スタイリストへ昇格するテストで失敗してしまったものの、そのショックを引きずることなく仕事に取り組んでいた。するとそこに、愛梨を指名したいという客がやってくる。それは修(萩原利久)だった。
夏海が亮と仕込みをしていると、差し入れアイスを持って健人がやってくる。そこには匠も居合わせて……。
一方、理沙は、宗佑(水上恒司)のライフセーバー仲間から、彼が体調を崩していることを教えられる。心配になった理沙は、宗佑の部屋を訪れる。
真夏のシンデレラ公式WEBサイト
6話『恋の大勝負!奇跡が訪れる!?』ストーリー詳細
前回は海斗の彼女、秋香ちゃんの妊娠騒動からの二股発覚で大波乱があったものの、健人が夏海に超絶胸キュンな告白を…。
6話では二人の恋の行方はもちろんのこと、愛梨と修、守の三角関係に大きな動きがありそうで目が離せません!
それでは6話の詳細、いってみましょう。
毎朝のゴミ拾いのあと、夏海と愛梨と理沙の3人は海辺でガールズトークで盛り上がります。
愛梨「健人くんから告白〜?」
理沙「ついに言ったかー」
愛梨「明らかに好きだったもんね」
愛梨・理沙「やっと春がきたー、夏だった」と両手を高く上げて喜びます。
しかし夏海はまだ返事してないと言い「私って健人くんのこと好きなのかな?」と。
友達としては好きだけど、育ちも全然違うし、恋愛しても上手くいかないんじゃないかと考えます。
すると愛梨と理沙が「違うからいいんだ、自分に無いものを持ってる人に惹かれるものだ」と諭します。
夏海「違うからいいの?ムズい〜」と頭を抱えてしまいます。
そんな夏海に理沙は「なっつんにとって健人くんがどういう存在なのか考えてみたら?」と提案します。
健人は湘南の別荘からリモート会議でお仕事中。
夏海がKohala食堂の掃除をしていると、匠がポンコツ親父に頼まれて修理した椅子を届けに来ました。
夏海「迷惑かけてごめんね」
匠「迷惑じゃないよ」
そしてスマホを東京で紛失したが見つかった話をします。
匠「奇跡だな。優しい人がいたんだ?誰かが拾ってくれたんだろ?」
夏海「…うん。そうそうそうそうそう」
匠「なんだよ」
夏海「なんでもない」
そこに突如現れるポンコツ親父。
ポンコツ親父「健人が必死に探してくれたんだよなー?」
匠は複雑な表情を浮かべます。
ポンコツ親父は匠が直してくれた椅子を見て「おぉ、もう直ってんじゃん。さすが匠」
夏海「おとうさん、頼り過ぎちゃだめだよ。匠だって忙しいんだから」
匠「俺はいつでも直すけど」
夏海「え?」
匠「いままでもそうだったし、これからだって何でも直してやる」
美容室で先輩スタイリストのアシスタント業務をきっちりこなし、洗濯したタオルを干していると先輩スタイリストがやってきます。
愛梨の仕事ぶりを見て「どうしたの?この間のテスト、落ち込んでるかと思ったのに。嫌なことがあると1ヶ月は引きずるタイプだったじゃん」と声をかけます。
愛梨は「試験に落ちても、人は死なないらしいですよ」と修に言われた謎理論を口にし、笑い合います。
そこに店長が来て「ちょっといい?愛梨にお客さん。愛梨を指名したいんだって」と。
訝しげな表情を浮かべる愛梨。
店内に戻りドアに向かうと、修が入ってきます。
愛梨「修くん…」と笑顔。
Kohola食堂で宿題をする海斗は、横にいる匠に「ここわかる?」と訊きます。
匠「俺がわかると思うか?」
海斗「やっぱ匠じゃダメかー。健人くんがいればなー」
悲しい表情を浮かべる匠。
そもそも一人でやれと軽く説教する夏海に対して海斗は「健人くん呼んでいい?」と訊きます。
夏海「健人くんは仕事でしょ?宿題なんかのために呼ばないの」と諭します。
ポンコツ親父「おぉ、健人」
噂をすれば…健人がやってきました。
「少し仕事が落ち着いたから」と差し入れで高級アイスをたくさん買ってきてくれたのです。
健人は、居合わせた匠にも「どうぞ」とアイスをすすめますが、「俺はいいよ」と意地を張って固辞する匠。
ポンコツ親父「匠遠慮するな、ほら食え」とアイスを匠に渡します。
夏海「じゃ、飲み物用意しよっかなー」
健人「手伝おうか?」
夏海「大丈夫。健人くんはゆっくりしてて」
この何気ないやりとりに嫉妬して健人を見る匠。
理沙は春樹を連れて歩いていると、「小椋さん、お久しぶりでーす」と宗佑の後輩ライフセーバー2人が話しかけてきました。
理沙「あれ、今日は2人だけ?珍しいね」
後輩ライフセーバー「早川さん今体調崩してて」
理沙「え、大丈夫なの?」
後輩ライフセーバー「僕らも仕事でお見舞い行けてなくて」
春樹「じゃ今からお見舞い行こう」と理沙に提案します。
理沙「え、今から? でも…」
春樹「困ってる人は助けなきゃいけないんだよ。先生は僕の風邪治してくれたでしょ?」
ということで宗佑のお見舞いに行くことに。
Kohola食堂では健人が海斗の宿題に付き合っています。
「全然わからない」という海斗に丁寧に説明して勉強を教える健人。
鉢植えに水をやるため店内から出た夏海を追って匠もやってきました。
匠「ずいぶん懐いてるんだな」と海斗と健人の関係に言及します。
夏海「甘えん坊だからね。年上と相性がいいんじゃない。お兄ちゃん欲しかったって言ってたし」
俺じゃダメだったのかという表情を浮かべる匠に夏海が続けます
夏海「ほら、それに海斗ウチらと違って東京に憧れてるから。余計に懐いてんの」
匠「東京ってそんなにいいかなー」
夏海「んー、便利なとこだなーとは思ったけどね。住むならココが一番」
匠「じゃ、やっぱりあいつとは住む世界が違うってことだな」
夏海「そうなのかな…」
満足げな表情を浮かべてお茶を飲む匠。
夏海「でも、新しい世界を見てみるのも悪くないかなって思ったけど」
カットチェアに座った修に愛梨は心配そうに「ねぇ、本当にいいの?」と問います。
修「だからいいって言ってるだろ」
愛梨「だって私まだアシスタントだし、テストにも受かってないし」
修「だとしても美容師免許は持ってるんだろ」と、医師免許を持っているがまだ研修医の自分と一緒だと言います。
修「場数をこなすしかないだろ。じゃ、よろしく」と愛梨に委ねカットしてもらうことに。
Kohola食堂から別荘に戻る健人を店の前まで見送るために一緒に歩く夏海と健人。
夏海「こんな時間までごめんね。海斗が迷惑かけちゃって」
健人「ううん。俺は嬉しいよ。まだしばらくは夏海に会いに来れそうだし」
夏海「え?」
健人「海斗くんがほとんど宿題やってなかったおかげで」と二人で笑い合います。
夏海「本当にあいつは…」
健人「感謝しなくちゃ」
夏海「ダメダメダメ、調子乗るから」
健人「ははは、了解」
夏海「じゃ、気をつけてね」
健人「うん。また」
夏海「また」
こうして歩いていく健人の後ろ姿を夏海は照れくさそうに見送りました。
ベッドに横たわり療養中の宗佑。ピンポーンと部屋のチャイムが鳴ります。
「はーい」と玄関を開けると、そこには里沙と春樹の姿が。
驚いた顔の宗佑に里沙はお見舞いにきたいきさつを話します。
春樹「お見舞いにきたんだよ」
里沙「春樹が行こうって言ってくれて」
宗佑「そうか…ありがとな」
里沙「お腹は?空いてる?」
宗佑「…なにも食べてない」
里沙「じゃあ何か作る」と家の中に。
里沙は、お米もなにもない宗佑の家で、いつも春樹が風邪ひいたときに食べるという、うどんを食べさせてあげます。
宗佑「すごく美味しい。春樹くんもありがとうな。お手伝いしてくれたんだろ?」
里沙「春樹はお家でもたくさん手伝ってくれるもんね。料理男子なの。将来はコックさんかな?」
春樹「違う。僕お医者さんになる。お医者さんになったら先生には負けないから」
宗佑「先生も負けないように頑張る」
修のセットが完了し、お店の前まで見送りに出た愛梨。
愛梨「今日はありがとう」
修「いや、別に。ちょうど切ろうと思ってたし」
愛梨「素直に言ってくれればいいのに。私がテストで失敗しちゃったから自信つけてくれようとしたんでしょ?」
修「能天気で羨ましいな。いやでも、何事も楽観的に解釈できるのもある意味才能だよな」
愛梨は褒められているのか貶されているのか悩みます。
修「一応…褒めてる」
愛梨「ならよかった」
そして去っていく修。
春樹は宗佑のベッドで寝てしまいました。
食事の後片付けをしている宗佑に「私やるよ」と申し出る里沙。
宗佑「大丈夫。里沙の料理で復活したから」
里沙「復活?早すぎw」そしてライフセーバーの後輩たちにも連絡してあげてと言います。
続けて里沙は宗佑が医者もライフセーバーもどっちも大変なのに、何故ライフセーバをやっているのかと訊きます。
宗佑は、答えづらそうにしながらも答えます。
宗佑「少しでも多くの命を守りたくて」
医者をやってるとどうしても救えない命がある。でもできるだけ生きてもらいたいと思う。
ライフセーバーの基本は予防なんだと、溺れる人を助けるだけじゃなく、そもそも水の事故が出ないように活動する。仮に溺れてしまっても、病院に運ぶ前に適切な処置を行えば救命率は上がると。
真剣な顔で聞く里沙を見て「喋りすぎたな」と少し後悔する宗佑。
里沙「こんなに熱い人だったんだ」
宗佑「ごめん、つい」
里沙「ううん。かっこいいよ。医者になって人の命を救ってるってだけでも十分凄いのに、もっと助けたいって行動するのって簡単なことじゃない」
宗佑「褒めすぎだ」
里沙「ううん。私なんかの言葉じゃ足りないけど…凄い」
宗佑「足りないわけないよ…里沙の言葉が1番嬉しい」
別荘にいる健人のスマホに電話が。
健人母「いい加減にしなさい。また別荘にいるんでしょ?どういうつもり?」
健人「心配かけてごめん」
健人母「心配じゃない。迷惑なの。これ以上好き勝手して父さんを困らせないでね。プツッ」
電話は一方的に切られてしまいました。
準備中のKohola食堂のドアを開ける健人「こんにちはー」。
中では流しそうめんの準備をしている蒼井一家。
そして一緒に流しそうめん(機械式)を一緒にいただくことに。
健人「すごいね。こんな機械初めて見た。家で流しそうめんできるなんて画期的だな」
夏海「我が家で流しそうめんって言ったらコレだよね」
海斗「流したやつの方が美味しいよ」
そう言われて健人は流しそうめんを一口食べると「うまっ」と声を上げます。
夏海「もう普通のには戻れないかもね」
健人「人生で1番美味いかも」
夏海「大袈裟だなー」
健人「不思議だな、水流が味覚に影響する場合なんてあるんだな」
ポンコツ親父「面白いこと言うなー健人は」
そして、みんなで食べるから美味しいんだと結論づけます。
こうやってワイワイ流しそーめんを楽しんでいるところに匠がやってきます。
ポンコツ親父「おお、匠!どうした?」
匠「トウモロコシ。お袋が持っていけって」
夏海「匠いつもありがとうね」
匠「別に。姉ちゃんが大量に作りすぎてさ。うちだけじゃ食べきれないから」
ポンコツ親父「匠もそうめん食ってけ」ということで匠も参加することに。
海斗「健人くん流しそうめん初めてなんだって」
匠「へぇ、夏海ん家は絶対コレだよな」
ポンコツ親父「匠は小ちゃい時からウチ来て一緒に食ってたもんな。懐かしいなー。しょっ中泊まりに来てたもんな。お前ら一緒に風呂入ってな」
匠「あ、まぁ、一応」
夏海「いつの話してんの」
ポンコツ親父「可愛かったなー」
今度は健人が少し複雑な表情を浮かべます。
そして流しそうめんが終わり、キッチンで洗い物を片付ける夏海と健人。
夏海「ゆっくりしてていいのに」
健人「ううん。ご馳走になったしこれくらいやらせて」
夏海「特売のそうめんだけどね」
健人「本当に美味しかった」
夏海「またいつでも食べにきて」
健人「うん。…家族の食事ってあんなに楽しいんだね」
夏海「え?…騒がしかったでしょう」
健人「ううん。羨ましかった」
夏海「え?」
健人「誘ってくれてありがとう」
夏海「うん」
そこで海斗が「行ってきまーす」と出かけていきました。
健人「遊びに行くの?」
夏海「うん。友達の家に星?流れ星見に行くって」
健人「ペルセウス流星群?今夜だよね」
夏海「やっぱよく知ってるね」
健人「じゃあさ、一緒に見ない?」
夏海「いいね。家で見よう。田舎だから星キレイだよ」
健人「キレイに見えるといいね」
こうして今夜二人で星を見ることに。
修が、手術する患者に「合併症で死ぬこともある」という事実を伝えたことで担当の医師に怒られます。
患者を脅したとナースからクレームが入ったようです。
修は「でも実際に起こる可能性はありますよね。事実を知らせるのは医者としての義務だと思います」と反論します。
しかし、「言い方ってものがある。もう少し他人の気持ちを想像しろ」と嗜められます。
医療は知識も大事だが、結局はコミニュケーションである。修は頭でっかちだと。
修は帰路でスマホの通知音が鳴り、画面を見ます。
そこには、アルバイトを辞め正式に無職になったと守からの報告が。
そのメッセージを目にしてから自宅マンションに入ろうとすると、愛梨がいます。
愛梨は修のおかげで店長に褒めてもらえたお礼をしに来たようです。
愛梨「ありがとう」とお礼の品が入った紙袋を修に渡します。
修「ありがとう」と受け取り「重っ」と声を上げます。
中身を見ると栄養ドリンクが。愛梨は研修医がめちゃくちゃ忙しいことを調べて知ったからと伝えます。
修「こんな重いの持ってきたの?」
愛梨「うん。それ飲んで仕事頑張ってね。じゃあね」と帰ろうとします。
修「おい…わざわざ来たんだし、お茶くらい飲んでいけば」と愛梨を自宅に迎え入れます。
自宅で宣言通り愛梨にお茶を出す修。
愛梨「ありがとう。喉乾いてたんだ」
修「当たり前だろ。夜だからってあんなとこ突っ立てたら喉も乾く」
愛梨「はい」ゴクゴク。
修「でもまぁ。一応…感謝してる」
愛梨「え、なに?」
修「いくら余計なお世話って言ったって、これだけ貰ってお礼も言わなきゃバチが当たるだろ」
愛梨「ふふふ、そういうことね」
と納得。
愛梨「はぁー。お茶ありがとう。じゃ、帰るね」
修「もう帰るのか?」
愛梨「用事済んだからね」
…
修「…泊まってけば…?」
愛梨「え?」
修「もう遅いし。帰るの大変だろ。途中でなんかあったら危ないし」
愛梨「あ、でも迷惑じゃ…」
修「おれは構わない」
愛梨「やっぱり修くんは優しいね」
修「お世辞はいらないから」
愛梨「お世辞じゃない。本当にそう思う」
そして照れる修を見て笑います。
修「なんだよ」
愛梨「照れてる?」と茶化します。
修「照れてないよ」
愛梨「口角が上がってる」
修「全然照れてないから」
Kohola食堂のデッキで虫除けスプレーを掛け合う健人と夏海。
ラムネとコップを持って星を見に行きます。
夏海「見えるといいね流れ星」
健人「うん」
少しだけ距離がありながらソファーに並んで座る愛梨と修。
愛梨「私ね、最初理解不能だったんだ。修くんのこと。人の気持ち何にも考えないで言うし。健人くんたちなんでこの人と友達やってるんだろうっ思ってた」
修「そうか」
愛梨「でも今は違う。そういうのも全部含めての修くんなんだってわかったから」
修「おれ?」
愛梨「言わなくてもいいことを言っちゃうのが修くん。でもマーガレットの花束をくれたり、お店にカットしにきてくれるのも修くん。…私ね、今まで彼氏に嘘ばっかりつかれてきたんだ」
修「嘘?」
愛梨「友達だって言ってたのに女だったり、一途だって言ってたくせに浮気するし」
修「トコトン男運が悪いんだな」
愛梨「だから余計にかな。修くんのそういう素直なこと、いいなって思ったの。不器用だけど、ちゃんと優しい」
修「そんなこと言ってくれたの、今まで健人と守だけだった。今まで大体の人に嫌われてたから。みんあ俺から離れて行ったけど、健人と守だけが一緒にいてくれた」
愛梨「二人はちゃんと修くんの良さを見てくれてるんだね」
修「そうかな」
愛梨「そうだよ。でもきっと修くんの良さは気づける人と気付けない人がいるんだと思う。だって修くんの優しさってわかりづらいもん。でも私は気づいたから。修のこと…好きになった」
愛梨と修は見つめ合う。
そして愛梨はキスしようと修に体を近づけて目を閉じる。
修「あ、待って」と突然アイリを拒否する修。
修「違う」
愛梨「え、何が?」
修「順番が違う
愛梨「え?」
修「こういうのは付き合って、デートをしてから」
愛梨の瞳からみるみる光が失われ、絶望の表情へと変わっていく。
修はその場から逃げ出すように「俺、ソファーで寝るから、お前ベッド使って」と離れていく。
愛梨の視線から外れた冷蔵庫の前まで来て不安になりソワソワするも、どうしたらいいかわからない。
デッキの椅子に座って空を見上げる健人と夏海。
健人「こっち来ててよかったな。東京じゃ星こんなに見えないから」
夏海「そっか。暗くても良いことってあるんだね」
そう言って顔を見合って笑い合います。
健人「不思議だな。夏海とはずっと一緒にいても飽きないからさ。なんでかな。ずっと楽しいんだよね」
夏海「なんだろう、あれじゃない?珍しい生き物を見ている感じなんじゃない?」
健人「そうなのかもしれないね」
夏海「でも私も。最初は話噛み合わないなとか、住む世界違うなとか思ってたけど、違うからこそ一緒にいて面白いんだなって今は思う。ほら、星はこっちのほうがキレイだけどさ、東京の夜景も負けてなかったし。どっちがいいとかじゃなくて、どっちも良いから」
健人「そう思ってもらえるなら、幼馴染じゃなくてよかったのかも。嫉妬してたから」
夏海「匠に?」
健人「うん。一緒にいた時間はどうしたって勝てないから。でも、このままずっと一緒にいたら、いつかは勝てるのかなって」
真剣な表情の二人、そこに流れ星が。
健人「あっ」
夏海「え?動いた? 良かったね」
健人「あっ」
夏海「上がって行ったね」
と、流れ星を見て楽しく過ごします。
ベッドの愛梨とソファーの修は朝を迎えました。
愛梨は難しい表情で、修も困ったような顔をしています。
インターホンが鳴り、修が玄関を開けると…そこには守の姿が。
守「グッモーニーン。お前昨日無視しただろ。参考書取りにきただけだから」
部屋の中に入ろうとする守を止めて「俺が取ってきてやるからここで待ってろ」と言う修。
本棚から守の参考書を探していると「あちー、こっちで少し涼ませて」と入ってきた守は、ベッドの上の愛梨が目に入り時が止まります。
愛梨「守…くん」
守は悲しそうな表情で修を見ます。
クリーニング店で仕事中の里沙に元旦那が尋ねてきました。
元旦那「話したいことがあって」
そして、クリーニング店の裏で話をすることに。
里沙「電話でもよかったのに」
元旦那「大事な話だから直接話したくて…俺たち、また夫婦としてやり直さないか」
里沙「急にどうしたの…」
仕事ばかりで寂しい思いをさせた過去を真剣に悔やみ、そして春樹を育ててくれている里沙への感謝、なにより春樹の成長を感じ、また春樹の成長を近くで見ていたいから、だから夫婦として一緒に春樹を育てていこうという提案でした。
修「気をつけて帰れよ」
「うん。じゃあね、バイバイ」と気まずそうに修の家から出、落ち込みながら自宅へ帰っていく愛梨。
玄関で見送るのは修と守。
愛梨が帰った後、守は「ビビったー。人間て驚きすぎると声出なくなるんだな。新発見」
修「なにがだよ」
守「いや、とぼけんなよ。とうとう童貞卒業したんだろ?」
修「は?そんな訳ないだろ」
守「は?」
修「え?」
守「いや、泊まったってことは、そういうことだろ」
修「一人で帰したら危ないから泊めただけ」
守「いやいや、だとしても、一緒に寝たらそういう雰囲気にはなるわな」
修「一緒に寝てない。俺はソファーで寝た」
守「じゃあキスだけってこと?」
修「してない」
守「はぁ?」
修「だって順番が違うだろ」
守は”あちゃー”って顔をして修に歩み寄り「お前さ、愛梨ちゃんの気持ち想像したか?」と訊きます。
修「は?」
守「修って愛梨ちゃんのこと何とも思ってなかった感じ?」
修「いや…好きだと思う」
守は悩ましい顔で「うーん」と唸ります。
それを見て修は「俺何か間違ったことした?」と問いかけます。
守「相当間違えてるな」
修は呆然としてソファーに座り込んでしまいました。
夜の浜辺で流木に座って海を見ている夏海。
そこに「夏海!」と健人が現れました。
健人「隣座っても良い?」と同じ流木に腰掛けます。
お互いの顔を見合って照れたりといい雰囲気。
健人「ここは月もキレイなんだね」
夏海「うん…そうだ、これ知ってる?」
と砂で山を作り、頂点に枝を刺します。
夏海は「山崩し」といながら両手で山の砂を掻き、「次健人くんの番」と言います。
健人「そういう遊び?」と言って先に頂点の枝を倒した方が負けという山崩しの遊びを一緒に始めました。
健人は山の砂を掻きながら「夏海、ありがとね。流しそうめんも山崩しも、夏海は俺に色んな初めてをくれるから」
夏海「大袈裟だよ」
こうやって砂を掻き合っていると、夏海が枝を倒してしまい健人の勝ち。
夏海は「負けたほうは何でも言うこと聞くってルールだから。何がいい?」と訊きます。
健人が「いいよ」と言っても「勝負だから」と突っぱねます。
健人が「考えさせて、何かなー」と考えていると、夏海は負けたままでは終わりたくないからと2戦目をしようと提案します。
二人で砂を集めて山を作っていると、二人の両手が触れ合い、そのまま少しだけ時間が流れます。
健人は「思いついた」と勝負に勝った要求を決めました。
夏海「なに?」
健人「この前の返事…教えてほしい」
夏海は少し黙った後に口を開きます。
夏海「ずっと考えてた。健人くんが私にとってどんな存在なのかなって。健人くんは、あんなに広い東京で必死に私のこと探してくれた。凹んでるときにいつも笑顔にしてくれた。私も…健人くんのこと、笑顔にしたい。いつの間にか私の半径3メートル以内に健人くんが入ってたから…健人くんの1番近くにいたい…ずっと一緒にいたい」
健人「ありがとう…夏海」
夏海「ん?」
健人「キスしてもいい?」
小さく小さく頷く夏海。
健人は夏海に体を近づけてそっとキスします。
ここで6話終了。
6話『恋の大勝負!奇跡が訪れる!?』感想
それでは6話の感想を書いていきます。
健人と夏海がき、き、き、キスしたあああああ
いきなり夏海と健人のこと話したいです。
6話冒頭で夏海は「健人くんのこと好きなのかなぁ」とか言ってたのに、とうとうキスまでしてしまいましたね。
でも夏海って本当に素直な子ですよね。愛梨と里沙に言われたことをちゃんと考えた上で、違う二人だから楽しいということを理解して健人との時間を過ごしたし、健人くんがどういう存在なのかをきちんと考えて答えを出しました。
そして健人のことが好きだという気持ちを自分の中で確信が持てたからの返事だったわけで。
そりゃキスしますわ。
これまでの二人って見てる方が照れちゃうような会話だったり、笑い合って見つめ合ってとか、恥ずかしいけど羨ましい。
私もこんな恥ずかしがりながら甘酸っぱい恋愛したいです。マジで。
ほんと、声にならない叫び声のようなものが出っ放しでした。
次週予告では視聴者全員が死んだものと考えていた母親が登場し、夏海と健人の間を引き裂きそうな不穏な流れが…。
夏海のお母さん、頼むから二人の邪魔はしないでね(するんだろうけど)。
修と愛梨は、き、き、き、キスしないいいいい
修の不器用ながら優しく心や、忖度のない正直な態度など、その良さが理解できた愛梨は修のことが好きになった訳ですが。
修いいですよね〜。私も修推しです。
人の気持ちが理解できず、毒舌で憎まれ口を叩くんだけど、悪いことを言った後にちゃんとあたふたする修が可愛くて仕方がないです。
修のことを理解した上で好きだと言った愛梨ですが、
修にキスを「順番が違うから」と拒まれて悲しさもあり拗ねたような態度をとっていた愛梨。
ネットで軽く批判的な言葉が見受けられましたが、そうじゃないでしょと。
愛梨だってわかってるけど、拗ねてツンツンしてるだけじゃないですか。女の子ってそういうときあるじゃないですか。
それを素直に表現できなくて、朝が来て守まで来ちゃって気まずくて、結局ツンツンした態度のまま修の家を後にしてしまったけど、「そうじゃないんだよー、もぉぉぉおおお」って表情してましたから。
その辺の女心は理解してあげたいですよね。
ともあれ、単なる噛ませ犬かと思われた守ですけど、傷心のはずなのにあれだけ爽やかに「童貞卒業したんだろ」とか普通言えないですよね。そして修の間違いに指摘して相談に乗ったりと、マジで優しすぎのいい奴すぎるだろと。
守の株が上がりました。
さすがにここから守に乗り換えるようなら、それこそネットで言われてたように「軽い女」判定されてもおかしくないですけど。
さすがに愛梨と修のカップリングは確定かと私は思っています。
里沙と宗佑と元旦那がカオス
宗佑の熱さが垣間見れた回ですが、そもそも宗佑って自信家っぽい演出されて、最初こそとっつきにくさがありましたけどめっちゃ良い人じゃないですか。
熱さだけじゃなくて、誠実で真っ直ぐで、男らしくて、優しくて。
しかも医者でライフセーバーで…
これ以上の優良物件はないってくらい素敵ですよね。
自信家って言いますけど自信を持ってる男性って魅力的ですからね。
流れ的には宗佑を応援したいんですけど、ここに来て元旦那からの復縁願いが。
そりゃ子供を1番に考えれば復縁したほうが丸く収まるって話ですが、問題なのは離婚理由と里沙の気持ちです。
これまで見てる限りはDVとか不倫とか、しょーもない理由ではなく、恐らく旦那が忙しくて夫婦間のすれ違い。さらに、あっても価値観の違いなんかじゃないでしょうか。
そうなってくると復縁という線も十分あり得る話ですし、やはり春樹のことを考えると、それがベストな選択肢のような気がします。
例え里沙が宗佑に惹かれていたとしても、春樹を思う母親としての理性があれば、自分の恋に走るという選択肢はとらないでしょう。
特に里沙は…いや、宗佑と既にヤってるしな…
怪しい。
それでも多分ですが、宗佑よりも春樹を優先して元旦那との生活を選ぶような気がします。
どうなんでしょう。ドキドキする。
里沙と宗佑の関係がどうなるかって、夏海と愛梨に比べて1番注目度低いと思ってましたけど、私的には今1番注目しています。
元旦那からの復縁話が来て俄然気になる関係性になりました。
どんな決断するんだろう。本当に難しい決断になると思います。気になるぅぅ。。
空気と化した匠
やる事成すこと全てちゃんと間違ってくれる匠ですが、順調に日本人から嫌われていきましたね。
本当に見てて痛かったですし、ウザかったですけど、ここまでくると『可哀想』まであります。
原作者もよくこんなキャラ思いついたなと、そしてよくこんなキャラを演技にまで落とし込めたなと…ある意味すごいと思ってます。
子供の頃夏海と一緒にお風呂入ってた件で、得意げに「まぁ」みたいな返事してましたけど、痛いし見てて苦しいです。
夏海と健人が気持ちを確認し合った今となっては空気。
もう匠のことはそっとしておいてあげましょう。
以上
まとめ
早いのか遅いのかよくわかりませんが、とにかく夏海と健人がくっつきましたね。
そして、今回の間宮祥太朗さんの演技がすごくナチュラルで好感が持てます。
いつもの彼と比べて演技っぽくないナチュラルさを出してると思いませんか?
夏海と笑い合いながら話してるシーンとか、ものすごく素っぽいリアクションで、こんな演技するんだーと感心してしまいました。
そして次回予告で突如現れた蒼井家の母親。
これまた波乱を呼ぶ展開が目に見えて気が重いですね。
それでは7話に期待しましょう。
『真夏のシンデレラ』全話見逃し配信はFODのみとなっております。
また、ドラマの中で使用されたアイテムにも注目が集まっています。
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