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嗤う淑女|最終回9話ネタバレ感想

ドラマ
引用:東海テレビ『嗤う淑女』公式https://www.tokai-tv.com/waraushukujo/

2024年7月27日からフジテレビ系で放送がスタートした東海テレビ制作のテレビドラマ『嗤う淑女』。
最終回の第9話を視聴したので感想を書いていきたいと思います。

原作の小説『嗤う淑女』(中山七里 著)は25万部突破大人気小説。海外でも人気なんです。
気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

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嗤う淑女 最終回9話 あらすじ|公式

悪女裁判の混乱、衝撃の判決

刑事の麻生(大東駿介)の執念の捜査により、ついに殺人などの疑いで逮捕された蒲生美智留(内田理央)。「稀代の悪女」による犯行とマスメディアが騒ぎ立てる中、日本中が注目する裁判がついに幕をあける。

美智留が依頼した弁護士・宝来兼人(袴田吉彦)は真っ向から無罪を主張。それに対し検察は、神崎ドグマ(宮田俊哉)を始め、これまで美智留によって地獄に堕とされた人々を証人として呼ぶ。しかし、証人たちの口から語られたのは、検察が全く予期しなかった美智留に向けられた異常な言葉の数々だった…。

そして、予想外の展開を見せる裁判はさらなる衝撃の結末へと向かっていく。
果たして美智留を待ち受けるのは地獄か、それとも…。

『嗤う淑女』公式より

 

嗤う淑女|最終回9話の流れ

取り調べ室で美智留は、話をする前に弁護士の宝来兼人を呼んでくれという。
宝来兼人はテレビのコメンテーターとしても有名で債務整理専門の弁護士。
美智留は面会にきた宝来に、弁護を受けてくれれば勝ち負け関係なく数千万の利益になるという。裁判が始まれば世間の注目が集まる。自分は悪女だからと。
宝来は美智留の弁護を受けることに。そして裁判が始まった。

第一回公判
鷺沼の殺害、大島殺害の殺人教唆、高宮殺害の殺人教唆、恭子と恭子の父殺害の殺人教唆。
これら殺人と殺人教唆で起訴された。
それについて美智留は、全く身に覚えがないと無罪を主張した。
弁護人の宝来も、この事件は全くのでっち上げだと主張する。

第二回公判
検察側の証人として神崎ドグマこと徳間昇が証人台に立つ。
証人尋問で検察は、高宮殺害の前「あなたの敵は誰ですか」と蒲生美智留に言われたことを確認した。
尋問が終わり退廷を促された徳間は話し出す。高宮殺害は自分で考えて行動を起こした。美智留は敵は誰かと言っただけ。それで殺人教唆になるなら、世の中のほとんどの人間が殺人教唆をしていることになる。違うかと叫ぶ。
検察官は徳間に言う。蒲生美智留に会わなければあなたは殺人を犯さなかったのではないかと。
徳間は、美智留のおかげで人間にとって何が一番大事かわかったのだと言う。そして、かつて美智留に言われたことを叫び続ける徳間は強制的に退廷させられた。

検察は2人目の証人として武田を呼んだ。
検察官は心神喪失状態の武田に、美智留によって人生を破壊されたのではないかと問う。そして、武田が閉鎖病棟で書いた小説には蒲生美智留が大島を殺害した描写があるがどうなのかと。
武田は、それが真実だという。小説はこれくらいでないと面白くないのだ。現実の美智留は素晴らしい人。自分を小説家以上の存在にしてくれた。真実はいつでも書き換えることができるのだと。
そして武田もかつて美智留に言われたことを叫び続け強制退廷となった。

第三回公判
検察は証拠として蒲生美智留が鷺沼を殺害した監視カメラ映像を提出。
最後の証人として恭子の弟の弘樹が証人台に立つ。
弘樹は美智留を庇うような証言をするも、検察官は美智留が不利になるような発言を引き出したところで証人尋問を切り上げる。
裁判長に弁護側の反対尋問の有無を訊かれ宝来は「あります」と立ち上がる。
宝来は弘樹に、被告人が蒲生美智留というのは他人のそら似ではないかと言い出した。
そして証人を呼ぶ。証人台に立ったのは美容整形の医師。
医師は宝来の質問に答える形でこう言う。顔を変えるほどの整形については一般の人が見たら他人に見えるだろう。しかし自分のような専門家が見たらわかってしまうと。
宝来は、過去に医師がそのような整形をした人がここにいるか、いるなら指し示してくれと言う。
医師は美智留を指す。そして美智留に近づき、間違いないと言う。
宝来は複数の写真を用意し、被告人の整形前の写真がこの中にあるか、あるなら指し示してくれと医師に問う。
医師は「あります」と言い恭子が写った写真を指し示す。そして手術をしたのは1年ほど前だと言う。
宝来がスクリーンにその時のカルテを映し出し、医師に説明を促す。
医師は説明する。この時はほとんどの部位を整形した。この顔にしてくれと依頼されたのを記憶していると。
そして美智留を証人台に立たせ、宝来は訊く。あなたは誰ですか?と。
美智留は、野々宮恭子ですと答える。
宝来は質問を続ける。なぜこの事実を隠していたのかと。
美智留は答える。これを好評すれば美智留は本当にいなくなってしまう。美智留として罪を背負うことも考えたが死刑が怖かった。やはり自分は美智留になりきれない。自分の命が惜しいと。
裁判長は、なぜ他人になりすましていたのかと訊く。
宝来はその質問を遮るように話し出す。それには被告人の中学時代に遡る必要があると、中学時代からこれまでの話をする。転機になったのが野々宮家の事件だと。
そこで弘樹が、それでは自分が殺したのは誰なんだと。
宝来は言う。彼が殺したのは姉の恭子ではなく、美智留だったのだと。
そして弘樹に、殺害したときに顔を見ていたのかと訊く。顔にパックをして寝ていたのは蒲生美智留だったのだと。
宝来は被告人(美智留)に、なぜ蒲生美智留は恭子の部屋で寝ていたのかと訊く。
被告人(美智留)は答える。あの日美智留は泊まりがけの仕事だったが変更になり深夜帰宅した。しかし寝泊まりしていた部屋のクーラーの調子が悪いからと恭子の部屋で寝たいと言ってきた。しかし喧嘩をしていたから自分はビジネスホテルに泊まった。次の日の朝ニュースで事件を知り愕然とした。その時に気がついた。自分にとって大切で、この世に美智留は必要な存在。死ぬなんてありえない。だから私が彼女になることにした。あの日、私のベッドで寝ていたのは間違いなく蒲生美智留でしたと。
検事は裁判長に、被告人は演技をしていると言う。事件現場の血痕と病院で保管されていた野々宮恭子の血液のDNAが一致している。殺害されたのは間違いなく野々宮恭子であると。
宝来は否定する。血液のDNAが一致しても他人である。中学の時に野々宮恭子は再生不良性貧血という病気を患った。被告人は蒲生美智留の骨髄を移植され生き延びたが、彼女の骨髄を移植されたことで血液は同一となった。こういった理由で血液が一致しているのだと。
この事実に弘樹は発狂し強制退廷。
宝来は続ける。被告人は1年前から蒲生美智留として生きているが、一連の事件を起こした蒲生美智留は1年前に殺害されている。よってこの裁判は最初から成立していないのだと。

二ヶ月後
宝来は裁判の完全勝利の記者会見を開いている。それをテレビで見ている蒲生美智留。
美智留は確かに顔を変えた。しかし、それ以前に別の闇医者によって恭子の顔に変えていた。
要は、一度闇医者に恭子の顔に変えてから、また元の美智留の顔に変え直したというカラクリである。
これで美智留の顔をした恭子になり変わった。
美智留は骨髄ドナーに申し出たときから、いつか恭子を身代わりにしようと思っていたのだ。
自分が恭子として生きていくためには、一度逮捕されて裁判にかけられ、自分は蒲生美智留ではなく野々宮恭子であると証明する必要があった。
殺人の映像を見つけるきっかけを与え、里美に通報させるよう仕向けた、新しい名前を手に入れた。
そして、自分の罪を葬った。

美智留は恭子に成り変わり、麻生刑事に会う。
麻生は、いつも紅茶を飲んでいたはずの恭子がコーヒーを飲んでいることおに違和感を覚える。
それを指摘するも美智留は、「そうでしたっけ」と意に介さず、麻生に「ありがとうございました」と言い立ち去った。

  

嗤う淑女|最終回9話の感想|ネタバレあり

なるほど。

割と壮大なトリックで美智留は恭子に成りすまして自らの罪を闇に葬ったと。そして野々宮恭子に成り変わったわけなんですね。

法廷にいる美智留が、実は恭子であるってなった時にも「そうは言っても美智留なんでしょ」って思っていたんですが、法廷のシーンで恭子の姿で喋るシーンあったので「えっ?マジで恭子なの?」って驚いたんですが、やっぱり美智留でした。このシーンの演出はなんだったんでしょうね。無駄に視聴者を欺く稚拙な演出には腹が立ちました。

そして骨髄移植は伏線だったんですね。そう考えるとやはり壮大な話だなと思い、もしかしたら原作は面白いのかもしれないなと。ただ、ドラマの演出がチープなので原作もつまらないのではないかと散々こき下ろしてきましたが、小説が面白かったら申し訳ないです。

それでも、鷺沼殺害の監視カメラ映像を見つけるヒントを与えたとか、里美に通報させるように仕向けたとか、弘樹を唆して恭子と父親を殺害させたとか、それ以外にも今までの事件であらゆることを仕向けて意のままに人を操ってきた美智留ですが、果たしてそんなことが可能なのかという大きな疑問点が残ります。

この辺の現実味のなさがこの作品の陳腐さを物語っているなと。ある種ミステリーを謳ったファンタジーなんですよ、この作品は。

いい作品は、出来そうもないことだけど実現可能なギリギリの線をついてくる、もしくははっきりと実現できることを驚くような形でトリックに使うから凄いのであって、ファンタジーはある意味なんでもアリ。なので、原作もやっぱり大したことないのかなと思ってしまいます。

ファンタジーをミステリー小説で使うって作者の技量のなさを自ら露呈しているわけですから。

まぁ、読む価値ないでしょうね。

ドラマに関してはそこそこ楽しめましたが、前述の通り気になるところが多すぎるのと、演出がまぁまぁ酷かったので…

ミステリーの雰囲気のある作品だったので、ドラマ自体は普通に楽しめるので、気になった方は是非視聴してみてはいかがでしょうか。

 

嗤う淑女|最終回9話のまとめ

まさか9話で終わるとは思いませんでしたが、ドラマは完結しましたね。

このドラマ、どうでした?世間の評判はわからないですが、私的には原作と演出が酷いなと…

それでも不思議と離脱しないで最後まで見てしまいました。そう意味では軽く楽しめるミステリーといった感じで、なかなか楽しめたのではないでしょうか。

かなり粗い作品ではありましたが、深く考えないで見れる作品として楽しめるのでおすすめはできます。

原作は絶対に読みませんけど。

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