女子バスケットボール日本代表の恩塚 亨ヘッドコーチは「パリオリンピックの目標は金メダル」と宣言しました！
決して簡単ではない目標ですが、前回銀メダルの実力のあるチームですから可能性は十分にあると言えるでしょう。
まずは決勝トーナメントに進むべく、予選突破の条件を見ていきたいと思います。
女子バスケ｜予選突破と予選突破の条件
女子バスケットボール日本代表がパリオリンピックで予選を突破する条件を説明します。
1試合終了時点で1敗。決勝トーナメントに進める可能性はまだ十分に残されています。
パリ五輪予選通過の条件
予選ラウンドで2位以内or3位に入り、他グループ3位との勝ち点や得失点差で上回るとベスト8進出が決定します。
決勝トーナメントに進出が決定した時点でベスト8となります。
勝ち点が同じの場合は得失点差で決まります。
まずは1勝を上げれば予選を突破して決勝トーナメントが見えてきますね。
2試合終了時点で現在グループ最3位・残る条件
初戦のアメリカ戦で日本は102-76での敗戦を喫しました。得失点差-26
2試合目のドイツ戦で日本は75-64での敗戦を喫しました。得失点差-11
予選を突破して決勝トーナメントに進むには、各組上位2位＋3位のなかから上位2チーム。
現在日本はグループCで3位（0勝2敗・勝ち点2・得失点差-37）。
この後に行われるアメリカ対ベルギー戦で、アメリカが24点差以上で勝利した場合にグループC3位をキープできますが、点差が24点差未満の場合は最下位となります。
日本がベスト8の準々決勝に進むためには、まずグループCの3位には最低でも入らなければなりません。
また、各グループ3位のうち成績上位2チームに入るため、得失点差で上回る必要があり、できるだけ多くの点差で勝利する必要があります。
先行してグループAは第2試合が完了しており、グループBの2試合とグループCの1試合はまだ行われていませんが、得失点差では非常に厳しい状況に追い込まれたと言えそうです。
勝ち点の計算法
ゲームに勝ったチームは勝ち点2
ゲームに負けたチームは勝ち点1
ゲームを没収されたチームは勝ち点0
簡単に言えば、勝てば2点、負ければ1点となります。
出場国と予選グループ順位
オリンピックに出場できるのは、わずか12カ国。
どのグループに入っても強豪ひしめく厳しい戦いが待っているんです。
そして日本が分けられたのがグループCとなります。
グループA
| グループA-国 | 勝ち点 | 得失点差 |
| セルビア | 4 | +25 |
| スペイン | 4 | +2 |
| プエルトリコ | 2 | -4 |
| 中国 | 2 | -23 |
グループB
| グループB-国 | 勝ち点 | 得失点差 |
| フランス | 2 | +21 |
| ナイジェリア | 2 | +13 |
| オーストラリア | 1 | -13 |
| カナダ | 1 | -21 |
グループC
| グループC-国 | 勝ち点 | 得失点差 |
| ドイツ | 4 | +25 |
| アメリカ | 2 | +26 |
| 日本 | 2 | -37 |
| ベルギー | 1 | -14 |
日本のグループC日程
日本が戦うグループCの日程と対戦国を紹介します。
日本の世界ランクは9位。
7月30日（火）：アメリカ戦終了 アメリカ102－76日本
アメリカ戦は7月30日の火曜日に行われました。
アメリカ102－76日本
世界ランキング1位、オリンピック7連覇中の世界最強チーム・アメリカはやはり強かったです。
平均身長は日本代表より11.4cm高いアメリカ代表の高さとフィジカルに苦戦して第1Qは15-22で終了。
第2Qが終了した時点では39-50と食い下がりますが、第4・第5Qでその差が開き、終わってみれば26点差をつけられての完敗でした。
8月1日（木）：ドイツ戦終了 ドイツ75-64日本
8月1日木曜日の18:00から行われた日本の2戦目の相手はドイツでした。
ドイツ75-64日本
世界ランク19位でランクで言えばグループCで唯一の格下ですが、負けてしまいました。
ミスが多く、はっきり言ってしまうと自滅した感が強かった印象です。
非常にもったいない試合だったなと思いました。
8月4日（日）：ベルギー戦 18:00〜
8月4日、日曜日の18:00から行われる3戦目の相手はベルギーです。
世界ランク6位
決勝トーナメント進出のキーパーソン
まずは大事な予選グループを突破するため、そして決勝トーナメントのベスト8に進んでから、より高い順位に行くためのキーパーソンを紹介します。
町田瑠唯選手
1試合18本のアシストで大会新記録を出した日本の司令塔。ポジションはポイントガード。
コンディション不良やケガで長らく代表に呼ばれていなかった鬱憤を爆発させて日本を勝利に導く粘り強いディフェンスも特徴の一つ。
林咲希選手
日本代表屈指の3ポイントシューター。ポジションはスモールフォワード。
3Pシュートの他にもカッティングや、ファストブレイクの走り出しを得意としており、プレー細部に拘った直向きさも特徴のひとつ。稀有なキャプテンシーを兼ね備えており、コートにいるだけで安心感を与えてくれる。
馬瓜エブリン
強靭なフィジカルで鋭いプレーが特徴の超万能プレーヤー。ポジションはパワーフォワード。
力強くスピードのあるドライブと体を張ったリバウンドが得意で、今大会の日本代表には欠かせない存在。東京五輪後に1年間休養し筋肉が落ち、肩の可動域が広がったことで、3ポイントシュートの成功率が大幅に上昇した。休んでも強くなる神秘の肉体も彼女の武器でもある。
髙田真希
銀メダルを獲得した東京大会のキャプテン。ポジションはセンター。
ポイントゲッターとしてチームを支えた実力者です。長身のセンターでありながら3ポイントシュートは最大の武器。今シーズンは3ポイントシュート成功率でWリーグ1位を獲得するなど、間違いなく日本のトッププレーヤーの一人。
他にも
エブリンの妹である馬瓜ステファニーも要注目選手の一人。日本バスケ界のレジェンドでもあるポイントガード吉田亜沙美はチーム最年長36歳でチームに安定をもたらしてくれます。
上げればきりがないほど粒揃いの代表選手が揃ったと言えるでしょう。
まとめ
パリオリンピックで女子バスケットボール日本代表が予選を通過して決勝トーナメントに進出するための条件をわかりやすく説明しました。
まだ初戦しか終わっていませんので、まずは1勝を目指して頑張ってほしいですね。
