現在開催されているパリオリンピック、女子バレーボール日本代表が予選を突破し、決勝トーナメントに行くための条件を説明します。
既に初戦のドイツ戦に続けてブラジルにも敗れてしまいましたが、最終戦でケニアに勝利したことにより、決勝トーナメントに行ける可能性はまだ消えていません(非常に可能性は薄いですが)。
後はプールAのアメリカ対フランスの結果次第となります。
大会レギュレーション
パリオリンピックのバレーボール競技は、男女ともに12チームが出場します。
今大会同競技のレギュレーションは、まず4チームずつに3つの組へ分かれ、総当たりで対戦する予選ラウンドが行われます。
そして、各グループの上位2チームと3位となったチームのうち成績上位2チームが予選ラウンドを突破し決勝トーナメントの準々決勝に進出することになります。
トーナメントでは準決勝で敗れたチーム同士が3位の銅メダルを争い勝負します。
グループリーグの順位は下記4つの順で決定します。
①勝利数
②勝ち点
③セット率
④得点率
勝ち点の配分
3-0か3-1の勝者が3ポイント
3-2の勝者が2ポイント
2-3の敗者は1ポイント
その他の敗者は0ポイント
女子バレーボール日本代表が予選突破し決勝に進む条件
女子日本代表はグループリーグ初戦で既にポーランドにセットカウント3-1で破れており、ポイントはゼロ。
2試合目はブラジルと対戦して3-0で破れてポイントはゼロとなりました。
3試合目はケニアと対戦して3-0で勝利して3ポイントを獲得しました。
日本はプールB
ブラジル・ポーランド・日本・ケニアの4チームが総当たりで対戦します。
このプールBで上位2チームに入れば決勝トーナメントへ進出することが決定します。
プールBでは現在1位ブラジルが6ポイント、2位ポーランドが6ポイント、3位日本が3ポイント、4位ケニアが0ポイントとなっています。
3試合が終わり予選グループリーグ3位となりました。
グループ3位成績上位2位に入れば予選通過となり決勝トーナメンとにいけます。
残る条件は、これから行われるプールAのアメリカ対フランス戦で、フランスがアメリカにストレート勝ちすれば3位国の中で上位2チームに入り決勝トーナメントに進出できます。
最後の条件 アメリカ対フランスの結果が アメリカ0-3フランス という結果が必要となります。
世界ランクではブラジルが2位、ポーランドが4位、日本が7位、ケニアが18位と、強豪がひしめくオリンピックなので、ランキングの順位だけでは結果が予測できないのがオリンピックです。
各グループ現在の順位
プールA
プールA:国名 | 勝ち点 |
中国 | 5 |
セルビア | 4 |
アメリカ | 3 |
フランス | 0 |
プールB
プールB:国名 | 勝ち点 |
ブラジル | 6 |
ポーランド | 6 |
日本 | 3 |
ケニア | 0 |
プールC
プールC:国名 | 勝ち点 |
イタリア | 6 |
トルコ | 5 |
ドミニカ共和国 | 3 |
オランダ | 1 |
決勝トーナメントに進出するためのキーパーソン
今の女子バレー日本代表は、過去最強と謳われるほどの粒揃いなので、注目されない選手など存在しないのですが、特に今大会で活躍が期待されるのが、こちらの3選手ではないでしょうか。
古賀 紗理那(こが さりな)選手
身長180cmでポジションはアウトサイドヒッター。
チームメイトからも大きな信頼を受ける絶対的なキャプテンであり、最大の得点源。
パリオリンピックを最後に現役を引退を発表しており、今大会が自身のバレーボール人生の集大成の舞台となります。目標は金メダルだと公言しており、その意気込みは尋常ではなく、女子バレーボール日本代表の大きな力になることは間違いないでしょう。
石川 真佑(いしかわ まゆ)
身長は174cmでポジションはアウトサイドヒッター。
男子顔負けの超高速ジャンプサーブが特徴であり、女子バレーボール代表の絶対的エース。
ディグやレシーブでもチームを助けるプレーにも定評がある、今最もノっている選手だと言えそうです。
他にも
当然この2選手だけでなく、他にも超強力なプレーヤーが控えていますが、特に注目すべきキーパーソンとしてこの2人を紹介させていただきました。
他の注目選手はこちら。
最年長のセッター、岩崎こよみ選手はベテランらしい安定感のあるプレーでチームを助けます。スパイカーの経験もあり、多彩なプレーを繰り出すトリッキーな一面も。
アウトサイドヒッターの林琴奈選手は守備での貢献度が高いにも関わらず、高スコアラーに名を連ねます。どこからでも活躍できるまさにオールラウンダーな選手。
ミドルブロッカーの山田二千華選手は184cmの高身長を活かしたブロックと、ブロード攻撃に特徴のあるアタッカー。サーブにも定評があり、今の日本代表には欠かせない存在です。
まとめ
パリオリンピックで女子バレーボール日本代表が予選を突破し、決勝トーナメントに進出する条件を紹介しました。
予選リーグでのわかりづらいポイントの配分説明なども行いましたが、いかがだったでしょうか。
兎にも角にもメダルの前に予選リーグの突破を願っています。