パリ五輪の柔道男子60キロ級の準々決勝にて、永山竜樹選手は昨季の世界王者、スペインのガルリゴス選手と戦いました。
試合の結果はガルリゴス選手の一本勝ち。この判定が誤審ではないかと炎上しています。
また、これにより永山竜樹選手は銀メダル以上を獲得する可能性は消失するも、敗者復活戦から見事に銅メダルを獲得しました。
まさかの一本負け|試合内容
試合中、永山選手が大内刈りをかけるもかわされ、そのまま寝技に流れ込みます。
寝技が得意なガルリゴス選手が有利な体勢となり、永山選手の首に絞め技が入っているかどうか微妙な状態。
なかなか待てがかからない中、必死にガルリゴス選手の絞め技から逃れようとしていた永山選手。
ようやく「待て」がかかり、力を抜いた永山選手。しかしガルリゴス選手は締めに入っていた技を解くことなく絞め続けます。
「待て」がかかってから5秒後、このことにより意識が飛んでしまった永山選手は一瞬失神。それを見て審判は、ガルリゴス選手の一本勝ちと判定。
判定直後の会場には拍手とブーイングが鳴り響きました。
永山選手は判定に納得がいかず、ガルリゴス選手の握手を拒否。そしてしばらくの間、畳の上から降りません。
しかしながら納得がいかないまま、ようやく畳から降りコーチと話をしている内容をカメラは捉えていました。
永山「『待て』と言ってたから。『待て』って聞こえていた」
コーチなどとそのように話していたことから、この後に抗議をするのではないかと思われます。
誤審の可能性
安易に誤審だとかはいいたくありませんが、審判の「待て」がかかり永山が力を抜くまで、永山選手は審判の声も聞こえています。待てがかかったから力を抜いたわけです。
このことから、失神したのは待てがかかった後にガルリゴス選手が締め続けたことが原因なのは確実。
決して自己判断で力を緩めたのではなく「待て」がかかった後の事象によるものです。
柔道の判定が試合後に覆ることがあるのかわかりませんが、しっかり抗議して納得ができる説明が欲しいところです。
Xでの声
ガルリゴスが審判が待てをかけた後にさらに5秒間締め続けたことによって落ちた可能性があり、すぐに解けば落ちていない可能性がありますので、反則になると思います。
— ぷにまる (@wg2uxzJB7390651) July 27, 2024
永山選手とガルリゴスの再試合をお願いしたいです。しっかりと映像を確認してほしいです。ありえんな。#パリオリンピック#柔道
永山選手の試合、マテかかってるのに締めてたように見えたけど🤔なんで永山選手が負けになっちゃうの?柔道って謎な審判多い気がするなあ。日本の選手以外のときでも。
— せなぽろん (@senaporon) July 27, 2024
畳を降りたら負けと分かってるので、永山選手は畳を降りない
— Gallery Of Cuties (@galleryofcuties) July 27, 2024
待てかかってかなり時間経ってたからね…
審判おかしいよ?
これはいくらなんでもひどい!#永山竜樹 #オリンピック #柔道 #JUDO
pic.twitter.com/iqMrRxABEg
永山選手への誤審マジでひっでぇな!オリンピック柔道の日本人ヘイトほんとどうにかならんのか?これだけカメラもあるのに即座に誤審認めない方針なんなん?篠原さんの時もほんとに酷かった。あれ絶対勝ってたのに。誤審認めても結果変わらないのマジおかしい。
— てしろぎ (@tesirogi) July 27, 2024
Xではかなり炎上していますが、やはり皆さんも納得がいかなかったと思います。
「待て」がかかってからも締めをとかないのは明らかなルール違反だと思われますので、大会運営側が厳正な対応をしてくれることを祈るばかりです。
執念の銅メダル
疑惑の判定を受け敗戦したものの、敗者復活戦にまわり、台湾の楊勇緯選手とトルコのサリー・イルディス選手に勝利し、執念の銅メダルを獲得しました。
メダルセレモニーで永山選手に笑顔はありません。
銅メダルを獲得した後のインタビューでは
永山選手「負けてから切り替えるのが大変だったんですけど、手ぶらで帰るわけにはいかないなと思って銅メダル取りに行きました。悔しい気持ちの方が多いんですけど、でも次に向けて進んでいこうと思います」
と、悔しい胸の内を語っていました。
また、4年後の金メダルを目指すと前を向いているようです。
まとめ
永山選手の試合で起こった誤審疑惑についてでしたが、いかがでしたでしょうか。
私もこの試合をリアルタイムで見ていて、正直呆然としていまいました。
ガルリゴス選手はなぜ「待て」を無視したのか不思議で仕方ありません。
歓声で聞こえなかったと言い訳すればお咎めなしになるのでしょうか。
残念ながらガルリゴス選手には武道の精神が欠落しているようですね。汚いことをしても勝てばいいといったところでしょうか。
今後、ガルリゴス選手を応援することはできません。