パリ五輪直前の7月24日に放送されたZIP!で、新競技ブレイキンの金メダル大本命のShigekixさんをピックアップ。
ブレイキンの見どころや技の解説、そして鍛え上げられた腹筋を披露してくれました。
ブレイキンとは
ブレイキンは選手たちが1対1で対戦し、ダンスの技術や独創性などで勝敗を決める競技。
音楽性・技術性・独創性・多様性・完成度、5つの要素で総合的に評価
パリ五輪金メダル大本命のShigekix選手
男子のオリンピック初代王者大本命なのが、Shigekixこと半井重幸さん22歳。
選手にはそれぞれダンサーネームがあり、その名前でバトルに挑みます。
Shigekix選手は現在世界ランク2位、ブレイキン最高峰の大会『JDSF全日本ブレイキン選手権』を史上最年少18歳で優勝を果たし、そこから3連覇中。
これまでに国際大会で優勝した回数はなんと47回。
パリオリンピックでは日本選手団の旗手を任されている、機体の金メダル候補なんです。
Shigekixさんが語るブレイキンの注目ポイント
Shigekix選手「事前に知っておいてもらいたいのは1つ、音楽がすごく重要なんです。自分がどんな音楽でどの曲で踊るか、その時までわからないんです」
ブレイキンの大きな特徴のひとつは、ランダムに流れる音楽。
例えば、フィギュアスケートやアーティスティックスイミングの場合、自分たちで曲を決め、その曲に合わせたパフォーマンスを練習します。
しかし、ブレイキンの場合は、DJがランダムに選曲。選手たちは、どんな曲が流れるのか本番までわかりません。
つまり、音楽にマッチしたダンスを即興で見せなければならないのです。
Shigekix選手「ミュージカリティという言葉を使うんですけど、音楽にどれだけマッチしているか。音楽がかかったほんの数秒後に自分が踊り始める。それが奥深さだったり魅力だったりするのかなと思います」
以前の大会では曲に合わせてその場でエアギターをしたこともありました。
「バトルがスタートして音楽がかかって、最初に見合ってる瞬間にテンポ感だったり何小説でどういうふうに曲調が変わってるのか、数秒間〜数十秒間の中で出入る限り感じ取ります。自分の動きと音楽がバッチリ合ったときは気持ちいいな〜という感覚が強いですね」
ホールド・ドリル・トゥ・Aトラックス
Shigekix選手が世界でただ1人しかできない超大技が『ホールド・ドリル・トゥ・Aトラックス』。
これは、3つの技を組み合わせたShigekix選手のオリジナルパフォーマンスなんです。
片手で片足を掴む『ホールド』・頭頂部を真下にして回転する『ドリル』・頭を倒し側頭部で回転する『Aトラックス』この3つを流れるようシームレスに見せていくパフォーマンスが『ホールド・ドリル・トゥ・Aトラックス』なんです。
またShigekix選手は、体の動きを一時静止するフリーズを得意とし、流れる音楽とダンスの調和を重要視したプレイが特徴。
日本ブレイキンの特色である早くて正確なパワームーブを進化させた日本のトッププレイヤーなんです。
バッキバキの腹筋
前述の超大技を可能にするのが優れた体幹なんです。
腹筋は見事なまでのシックスパックとなっています。
見てください、このバッキバキの腹筋を。
Shigekix選手「体づくりを常に意識して、理想の形はボクサーのような引き締まった体です」
体脂肪率はわずか8%。引き締まった筋肉ボディは圧巻なんです。
練習時間は1日6時間以上、ハードなトレーニングを行っているそうです。
Shigekix選手プロフィール
ダンサーネーム:Shigekix
名前:半井 重幸(なからい しげゆき)
年齢:22歳(2024年7月現在)
生年月日:2002年3月11日
出身地:大阪府
身長:166cm
体重:56kg
体脂肪率:8%
競技:ブレイクダンス
【豆知識】高校のクラスメイトに『なにわ男子』の大西流星がいた。
パリ五輪に向けてひと言
Shigekix選手「踊りから感じれるなにか、心を動かされるなにかがあると思うので、我々の踊りを見て心が躍るような、そういう素晴らしい瞬間を僕たちが生み出せたら最高だなと思ってます」
まとめ
パリオリンピックの正式種目の新競技、ブレイキンの金メダル最有力候補であるShigekix選手について紹介しました。
ブレイキンの解説と、彼だけができる大技、鍛え抜かれた筋肉など、新たな発見があったら幸いです。
スポーツ競技として注目を浴びるのは初のブレイキンですが、何気に奥が深そうです。
Shigekix選手がオリンピックのブレイキン初代王者となれるよう応援したいと思います。