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『アンチヒーロー』6話ネタバレ感想。全ては12年前の事件に…今回のターゲットに驚いた

ドラマ

2024年4月14日から放送が開始したTBSのテレビドラマ『アンチヒーロー』。
6話を視聴したのでストーリーの流れと感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

 

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Episode 6 -不正- 公式

明墨(長谷川博己)は出版社の女性副編集長の弁護を請け負う。
彼女はかつて政治家のスキャンダル記事を書いていた。

明墨の次なるターゲットは政界か、それとも・・・。

TBS『アンチヒーロー』公式

6話の流れ(ネタバレあり)

事務所に戻ってきた赤峰は暗い室内で話している明墨と緋山が目に入り、気づかれずよう耳を立てる。
江越のもとで働いていた人間と連絡がついたと緋山は言う。
明墨は12年前のものがまだ残っているかと問う。
手元に残しているはずだと答え、それじゃと緋山は席を立ち事務所を後にする。
身を潜めた赤峰に明墨は声をかける。外で待っていなくてもよかったのにと。
そして緋山とは控訴審の打ち合わせだと言う。

紫ノ宮は拘置所へ行き父である倉田と面会し弁護を申し出るも、倉田は罪状に納得しているから弁護はいらないと立ち上がり面会室を出ようとする。
紫ノ宮は志水さんの冤罪も含め全ての罪を償うのかと倉田に問う。
倉田は何も言うことはないと面会室を後にした。
紫ノ宮が面会室を出ると廊下で伊達原とすれ違いざまに言われる。
父親を想うなら弁護は冷静な第三者に任せた方がいいと。

紫ノ宮と赤峰は事務所で話す。
伊達原検事正が倉田と知り合いかもしれないこと。
緋山が志水の事件の関係者であるかもしれないこと。
赤峰は昨日事務所に緋山が訪れたこと、そこで話されていたことを伝える。
もし志水が冤罪なら、知ってしまった以上は引き下がれないと。
紫ノ宮も父親のせいで苦しんでいる人がいるなら自分にも責任があると言う。

沢原麻希に懲役1年執行猶予2年の刑が言い渡された。
納得がいかない沢原は弁護士に控訴の意思を見せる。
そこに明墨が現れ、私が無罪にすると。

事務所で沢原の話を聞く。
大洋出版の情報流出事件、当時週刊大洋の副編集長だったのが沢原だ。
機密情報、取引先情報、社員の個人情報合計30万件の情報が流出し、状況証拠から沢原が逮捕された。
情報流出経路から沢原のIDが使われ、後日沢原の口座に315万円が振り込まれた。
沢原は社員証を12月5日に紛失、内部情報にアクセスされたのは同日深夜、お金を振り込んだ株式会社スターリストという名には心当たりがないという。
情報データはUSBメモリーに入れられスターリスト社に送られ、封筒やUSBには沢原の指紋が残されていた。
沢原がハメられた心当たりは、元上司だった部下の上田という男。
女性躍進政策の流れもあり、デスクを飛び越え副編集長に抜擢されたことによって上司と部下のポジションが入れ替わってしまった。
確信はないが、このことが原因ではないかと沢原は言う。
確かに犯人なら隠そうとする名前・住所・振込先そして指紋と、不自然なくらい証拠が揃っている。

明墨は先般の警察の不正について週刊大洋の社屋で取材を受ける。
上田は副編集長になっていた。
赤峰と紫ノ宮はお手洗いをと退室し、明墨は社内の見学をさせてもらうことに。
見学がてら上田に前副編集長が逮捕された件が知りたいと沢原のことを訊く。
そして沢原が無罪を主張しており、自分は弁護を担当していると明かす。
赤峰と紫ノ宮も社内で聞き込みと情報収集を。

沢原が福編集長だった5ヶ月間、民英党の議員である加崎法務副大臣のシリーズの特集が組まれていた。
沢原は長年加崎を追っていたが、上田に加崎の記事を却下され続け、自分が副編集長になってようやく記事にすることができたのだ。
加崎の記事は反響も大きく売り上げ部数も伸びていたにも関わらず、沢原逮捕後は加崎の記事が誌面を飾ることは無くなった。
逆に上田は加崎の属する派閥の敵勢である竹本派議員のスキャンダルばかりを扱っている。
上田と加崎にはなにかありそうだと。
明墨は取材時に上田に仕掛けたGPSの位置情報をもとに赤峰に上田を尾行させ、紫ノ宮にはスターリスト社の調査に向かわせる。

明墨は養護施設のボランティアを行っている瀬古判事に会いに行き、沢原マキを助けたいのだと言う。
そして、彼女を陥れた人物には心当たりがあり調べている。証拠も手に入るだろうと。
瀬古は第一審の資料から過去の自分のようだと言い、彼女の無念を晴らしてあげてと。

赤峰は松永に会いに行き、もう一度自分と戦ってくれと頭を下げる。
必ず無実を証明するのだと。

事務所で赤峰が尾行で撮影した写真を見る。
その中に上田が加崎の第一秘書と一緒にいる写真が。
一方スターリスト社は事件後に廃業したものの、事務所にいた人間から借りてきたPCの中にデータが残っていた。
そして上田がスターリスト社に問い合わせた新証拠になりうる内容を発見。
大手出版社の機密情報・取引先情報・社員個人情報をいくらで買い取ってもらえるかという内容だ。
ネット上で情報の取引詳細を詰め、実際は沢原の犯行に見せかけるためアナログでUSBの郵送を行ったと。
ただ、控訴審では新たな証拠提出は認められないが、内容如何によっては裁判官の職権で採用される可能性はある。
今回の裁判を担当するのは瀬古判事。

沢原事件の控訴審が開廷。
新証拠調べの請求と無罪を主張。
瀬古の口添えもあり、検察は了承するも検察の証人尋問を先行するとして上田を証人として立たせる。
上田は明墨の取材時にGPS探知機を仕掛けられ、赤峰に付け回されたと主張。
検察は違法な権利侵害で得られた証拠は認めることができないと。
明墨は一般市民におけるGPSでの追跡・撮影は正当な弁護活動であり、直ちに違法性を問われるものではないと主張。
またこれによって得た情報は被告人の無実を証明するために必要不可欠であり、証拠として採用するに値するものであると。
しかし瀬古はこれらの新証拠を不採用だと判断した。
人権を侵害しの犯罪類似の違法な手段で入手した情報を証拠として採用できないと。
赤峰が必死に食い下がるもそのまま閉廷。

紫ノ宮は検察官である司法修習の同期と食事をしながら伊達原のことを探る。
すると12年前の糸井一家殺人事件も伊達原が指揮をとっていたとのこと。
担当検事の欄には別の人間の名前があったと紫ノ宮が指摘するも、表に出る名前が別というのはよくあることだと同期は言う。

赤峰と紫ノ宮は事務所で情報交換を行う。
控訴審のこと、糸井一家殺人事件を指揮していたのが伊達原だったこと。
紫ノ宮は保護犬施設で明墨と親しい牧野紗耶の話をする。
その子が誰なのかようやくわかったと。
昔の記事には志水に娘がいること、仮名で記されているが当時5歳、現在17歳。
牧野紗耶が志水の娘である可能性が高いと。
伊達原も倉田も緋山も12年前の事件に関係があり、これは偶然ではない。
明墨の行動の軸には志水の事件があると気づく。
富田正一郎の事件と今回の上田と加崎は、まだ12年前の事件との繋がりが見えない。
「もしかして」赤峰は何かに気づきPCを開く。
そこに明墨が戻ってくる。
赤峰はようやくわかったと明墨に言う。
12年前、志水に死刑を言い渡した人物が明墨の狙いだと。
瀬古判事だ。
今回の事件と富田正一郎の事件に共通する人物、また松永に有罪を言い渡した判事でもある。
松永の裁判で明墨が傍聴していたのも正一郎の裁判で富田議員の不正を暴いたのも、全て瀬古判事を見据えていたからだと。
今回の裁判では加崎にとって邪魔な沢原を最初から無罪にする気はなかったんだと。
明墨は不適な笑みを浮かべる。
瀬古は最高裁判事の座を狙い、政界の大物とパイプを持とうとしている。
最高裁判事の人事は内閣が任命するからだ。
富田議員が失脚しそのポストに加崎が就いた。
加崎はこれ以上追求を受けないよう裏から手を回したのだろうと。
GPSの件は明墨が瀬古の前でわざと仄めかし、瀬古が加崎を通して上田に連絡をしたからだろうと。
上田は赤峰の行動を逆手にとり、瀬古が証拠を却下した。
これで奴らの繋がりがはっきりした。
今回の裁判は瀬古を落とさないと勝ち目はない。
瀬古の闇を炙りだす。

 

6話:感想(ネタバレあり)

視聴者的には明墨が手をだす裁判は全て12年前の糸井一家殺人事件を何かしら関係しているということが前提となっての6話ですね。

緋山もやはり例の事件と関係していると確定していいんでしょうね。

どうやら江越という人間を探しているっぽいです。

また知らない名前が出てきました。江越。

当然ですが、後出しで出てくる情報があるので、まだこの段階で我々が推測できることなんてないんですが、それでもいろいろと予想しちゃいますよね。

さすがに江越がどういった人物なのかはわかりませんが。

今回の事件では沢原が陥れられて犯人に仕立て上げられたということで、その裏には加崎という政治家の影があります。

では加崎を落とすことで12年前の例の事件にどう関係した事実が出てくるのかと考えませんでした?

私は考えました。そう、単純なんです。法務副大臣ですから、場合によっては伊達原との繋がりなんかが出てくるのではないかと…違いました。

今回ターゲットになるのは瀬古判事です。

私は本当に単純なんで、瀬古が悪い側だと全くわからなかったんですよ。むしろ検察の中でも良心的な存在なのでは?と思ってたくらいですから。

違いました。瀬古は倒すべき悪のようです。

それにしても明墨って本当に頭がキレますね。わざと瀬古に会いに行きGPSの工作に気づかせ、新証拠が却下されても彼らの繋がりをはっきりさせると。

新証拠が認められなくなる展開は織り込み済みだということですよね。

どうやって瀬古を落とすのか。とても楽しみです。さらに盛り上がってきました。

あと、牧野紗耶が志水の娘である可能性が高いとのこと。

正直彼女が誰かなんて我々に与えられた現在の情報量ではわかるはずもないので、可能性が高いと言われれば『そうなんんだー』としか言いようがないのですが。

まぁ、この流れで『やっぱ志水の娘ではありませんでした』とかやる意味もないので、きっと彼女は志水の娘なんでしょう。

明墨は自分の力不足で志水を無罪にできなかったどころか死刑にしてしまったと。でも絶対に志水の無実を晴らすために死ぬ気で頑張り、その間は少しでも志水の娘のサポートをといった感じなのでしょうか。

バラバラだったことが少しずつ繋がり、ぼんやりと全体像がわかってきました。

これからまだたくさんの事実が明るみになって、さらに引き込まれることになりそうです。

今回はこれまで。

以上

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本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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