2024年7月9日からスタートした日テレ系テレビドラマ『どうか私より不幸でいてください』。
7月16日に2話が放送され視聴したのでドラマの流れと感想を書いていきたいと思います。
ドラマ『どうか私より不幸でいてください』はhuluで過去放送話が見放題で配信されています！
見逃してしまった方やもう一度視聴したい方はhuluで。
本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluサイトにてご確認ください。
『どうか私より不幸でいてください』2話あらすじ 公式
幸せな結婚生活を送っていた専業主婦・名取景子（吉谷彩子）は、夫・信一（瀬戸利樹）のスマホを見てしまったことから、親友・由香（村瀬紗英）との浮気を疑い始める。…が、実は信一の浮気相手は由香ではなかった…。毎晩、信一と逢瀬を重ねていたのは、景子が「どんなときも絶対に私の味方でいてくれる」と全幅の信頼を寄せる妹・志保（浅川梨奈）だったのだ…！
「私の幸せは、お姉ちゃんの不幸な姿を見ること」――。子どもの頃から常に優等生だった景子を疎ましく思ってきた志保。完璧な姉の笑顔をぶっ壊してやりたい…ただそれだけで、今までも景子の大切なモノをことごとく奪ってきた。しかし、信一のことだけは本気だった…。それなのに景子との結婚を黙認したのは、景子を幸せの絶頂からたたき落とすため…！
そうとは知らず、「私はいつも志保に助けられてばかり」と妹をすっかり信じきっている景子は、志保がでっち上げた信一と由香の不倫を真に受け、無実の由香を問い詰める…。そして志保の思惑通り、景子は大切な親友を失ってしまう――！大嫌いな姉の傷つく姿を見るために…幸せの絶頂からたたき落とす！常軌を逸した妹の毒牙が、景子に襲いかかる！！
『どうか私より不幸でいてください』公式webサイト
2話をざっくり振り返る｜ネタバレあり
2話は志保目線でスタート。
志保は姉のために焼いていた母のパイが大嫌い。
姉は優秀で優しくて思いやりがあって親の自慢。志保にとっては妹思いのお手本のような姉。
いつしか姉の笑顔を壊したくなった。
姉が絵画コンクールで大賞をとった絵を捨てたり、姉のネックレスをちぎって捨てたりと。
姉のものを奪うことで衝動を抑えていた。
大人になるにつれてもっと大事なものを奪う快感を知る。
姉が連れてきた彼氏が自分を見る目にぞくぞくした。
奪うのは簡単。好きでもない。姉の恋人なら誰でもよかった。
でも信一は違った。姉の婚約者というだけでなく、何もかも志保の理想だった。
本当は結婚して欲しくなかった。
でももっと姉が幸せになって、幸せの絶頂から一気に不幸叩き落とせば姉が傷つくからと我慢した。
わたしの幸せは姉が不幸になることだから。
そして景子は結婚した。
由香との浮気疑惑はなかったことにし、信一を信じることに。
そこで、志保は信一が由香と手を組んで歩いている画像を見せる。
私はどんなことがあってもお姉ちゃんの味方だからねと志保。
そして志保は姉に、そろそろ不幸になってもらうことに。
まずは姉の親友から。
景子は由香を家に呼び話し合うことに。
報告を受けた志保は景子の家に向かう。ちゃんと由香との関係を壊してあげると。
志保がやってきて話の流れで、由香にセフレはいるでしょと訊く。
体の関係だけの人はいると由香。恋人がいたり既婚者のほうが後腐れなくて楽だと。新婚の前でする話ではなかったと景子に詫びる。
信一はそういうことする人じゃないと志保。
由香は、昔からまわりの毒を知らず他人を信じ切れる景子が羨ましいと言う。
景子は意を決してあなたに聞きたいことがあると。
志保が口を出す。信一と付き合ってましたよねと由香に訊く。
否定する由香。
景子が訊く。本当に？信一と浮気しているのでは？隠れて会ってると。
どうして私の幸せを奪うようなことするの？
親友の旦那を奪っておいて平気かと志保。
由香は言う。私が先だった。信一は私と結婚するはずだった。こういうパイを焼くような女にとられるとは思ってなかった。
信一は世間体のために結婚して、適した相手を選んだだけ、信一が望んだのは家事ができて言うことを聞く女。それがたまたま景子だっただけだと。
景子は由香に向かって帰ってくれと言う。もう二度とこないで、信一にも近づかないでと。
由香は帰っていった。
姉を心配するふりをする志保。お姉ちゃんには私がいると。
景子は信一と二人は辛いから夕飯食べていってくれ。志保がいてくれてよかったと。
夜になり信一が帰ってきた。志保は玄関に行き信一に抱きついてキスをする。
姉の見ていないところでいちゃつく志保。
そして夕飯。テーブルの下から足で信一の股間を刺激する志保。
二人みたいな理想の結婚がしたいなーと暗に皮肉を言う。
妻の妹と浮気している夫と、親友が夫と浮気していると思っている妻。
志保は訊く。今日泊まっていっていい？
いいよと景子は答えた。
2話終了
『どうか私より不幸でいてください』2話の感想｜ネタバレあり
2話は志保目線の回想から始まり、志保のヤバさが光る回でしたね。まさかここまでとは思いませんでした。
姉を嫌う理由については、もっと決定的なものがあったのかと思っていましたが、積み重ねだったんですね。
それにしてもって思いません？
確かに姉妹で片方が出来が良いと、出来の悪いほうは性格が歪みそうなものではありますが、志保の場合は限界突破してる感ありますよね。
あからさまに親から比較されたわけではなくても、日々のことで感じることがあるんでしょう。例えば母親がパイを焼くときはいつだって姉に良いことがあったときだけ。
常に母の目は姉に向いていて…ちょっとした嫉妬が日々積み重なって悪魔を生み出したって感じですか。
それにしてもですよね。
姉のものを壊して捨てて、エスカレートして姉の彼を奪うようになる。
ここ引っかかるんですよ。いくら姉の彼氏を奪うのが目的だからといって、好きでもない相手と寝まくるって、自傷にも近い行為のように感じますが、狂ってますよね。
自分の身体を献上してまで姉の不幸を優先する心の壊れ方が、正直怖いです。この時点で不幸で可哀想な女に成り下がってますよね、志保って。哀れです。
子供の頃は割り切れなかったにしろ、大人になったら姉は姉と一線を引いて自分だけの幸せを探せばもっとマシな人生になったはずなのに。姉の不幸を何より優先して狂人になってしまった。
それと、これだけ姉を憎んでいるのに表面上はいい妹を装うことができる精神力も化け物ですよね。私には無理です。嫌いな人間にいい顔はできません。
たまに入る志保の悪い顔のカットがめっちゃ憎たらしいですよね。志保こわいですマジで。
由香もヤバい
志保の強烈な狂人っぷりで目立ちませんでしたが、由香も相当にヤバくないですか？
信一とは自分が結婚するはずだったとか、どの口が言えるんでしょうね。
『こういうパイを焼くような女に』とか、パイ焼いたっていいじゃないですか。すごいディスりきましたよ。
信一は家事ができて言うことを聞く女と世間体のために結婚し、それがたまたま景子だっただけって…
いくら感情的になったからといったって仮にも親友の前でこれ言います？頭おかしいですよね。
こんな親友もどきは早々に退場してもらって結構です。
あれ？こんな事言う女を退場させた志保って、いい奴？ なわけないか。不幸中の幸いというか、一応はナイスアシストだったのではないでしょうか。これに限って言えば。
信一も悪であることに変わりない
この一件では信一を擁護するところは一つもありませんね。
確かに、由香がどう思っていたにしろ信一と由香の間には一応決定的な情報はないわけです。腕組んでる写真はありましたが。
でもまぁ有罪として、一番の問題はやはり志保との関係ですかね。
景子への愛を貫くなら志保の誘惑には応えないわけで、そういう関係になってる時点でアウトです。
だから複雑ですが、このまま景子と信一が上手くいくのも私的には納得できないんですね。
このドラマにおいて幸せな結末ってなんなんでしょう。幸せなんて絶対にありえない世界線に突入したようにしか思えませんが…。
そして次週予告ですが、姉が妊娠して志保は信一から別れを告げられる。
正直『ざまぁ』とは思うものの、そのまま景子と信一のハッピーエンドとはならないんですよね。話的に…。
この先にはさらなる恐怖が待っていると思うと身震いします。
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まとめ
志保の景子への勝手な復讐って、もはや執念ですよね。危険な思想です。
自分が幸せになることより、姉の不幸が自分の幸せとは、ずいぶんな呪いだなと思わずにはいられません。
2話では景子の親友である由香が退場となりましたが、次に退場となるのは…誰なんでしょう。
ではまた。
