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嗤う淑女|4話ネタバレ感想|見る必要のない回

ドラマ
引用:東海テレビ『嗤う淑女』公式https://www.tokai-tv.com/waraushukujo/

2024年7月27日からフジテレビ系で放送がスタートした東海テレビ制作のテレビドラマ『嗤う淑女』。
その第4話を視聴したので感想を書いていきたいと思います。

原作の小説『嗤う淑女』(中山七里 著)は25万部突破大人気小説。海外でも人気なんです。
気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

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4話 あらすじ|公式

「まさに自業自得ですね!」の決め台詞と共に、今もっとも注目を集めるネット言論界のニューヒーロー・神崎ドグマ(宮田俊哉)。
ライブ配信の討論番組「言論クラッシュ」に出演し、極論と暴言で討論をぶち壊した挙句、テーマそっちのけで相手の弱みを暴露して貶めるスタイルで、ネット民からは“神”と崇められている。

そんな彼の背後には蒲生美智留(内田理央)がいた。
美智留の力で「言論クラッシュ」に出演したドグマは、美智留の指示通りの極論と、野々宮恭子(松井玲奈)の調べた暴露ネタで討論相手を叩きのめし続け、ネット民の支持を高めていく。

しかし、その先にある美智留が仕掛けた策略で、ドグマはやがて破滅への道を歩き始めることに…。

『嗤う淑女』公式より

 

嗤う淑女|4話の流れ

ネット番組『言論クラッシュ』の収録現場。言論界のニューヒーロー・神崎ドグマと、衆議院議員・大石敬一郎の討論対決。
議題は『東京と地方その格差は埋まるのか?』である。
激論を交わす2人だが、イヤホンで発言の指示をしているのは蒲生美智留。PCでサポートする恭子。
番組内で大石の不倫現場の動画をタブレットで流すドグマ。大石は怒って退室し収録は終了。

オフィスで番組のギャラと視聴者からの投げ銭の5割を美智留に振り込んだというドグマ。
ドグマはこれから発売する本を美智留に見せる。書いたのは美智留。
全て美智留のお陰だと言う。
美智留は、自分が考え、恭子が調べて、ドグマが表現する。完璧なチームだと言う。世の中を変えていこうと。

ドグマは自宅でボロボロをPCを手にし、美智留との出会いを回顧する。始まりはドグマが番組に書き込んでいたコメントを見た美智留からのメール。一度話をすることに。
美智留はドグマの知性がネット社会、世の中を変えられると言い協業することに。これが快進撃の始まりだった。決め台詞の「まさに自業自得ですね」も板についた。
ドグマにはまた出演依頼が。次の対戦相手は岡崎万梨阿。鋭い視点を持つコメンテーターとしても注目のインフルエンサーである。

中学時代、恭子が美智留の家に参考書を借りにいったとき、美智留が父親から酷い虐待を受けている現場を目撃する。
ベランダから様子を伺っていた恭子は、父親に蹴りつけられている美智留と目が合った。美智留は微かに笑っていた。

ドグマは岡崎との討論が始まった。題目は『デートでの支払いは割り勘?奢る?奢られる?』といった内容。
議論する内容の程度が低すぎると荒ぶるドグマ。重量な議題だと言う岡崎。
討論が始まり、ドグマは劣勢に。
美智留が指示を出す。ドグマは、岡崎が以前働いていた風俗店のウェブサイトをタブレットに表示する。なぜこのことが伏せられているのかと問う。風俗という仕事が恥ずかしいと思っているのではないかと。
そんなことはないと言う岡崎にドグマは、これからは歴代指名率トップ1の経歴を載せると約束しろと言う。
黙り込む岡崎。
ドグマは畳み掛ける。口では意識のアップデートだと言いながら、内心では特定の職業ひいては女性を差別していると。
岡崎は涙を流す。これを見てドグマは決め台詞を飲み込んだ。

麻生刑事は美智留が住んでいた団地の一室を訪れるも、もう誰も住んでいない。隣に住む老齢の男性に話を伺うことに。
美智留の写真を見せると、男性は知っている様子で話をする。綺麗なだけに幸が薄い。父親に虐待されていたという。父親の自殺に関しては「信じられない、そんなタマではない」と。そして麻生に向かって、そのうち苦い思いをするだろうなと言って立ち去って行く。

ドグマは配達員に声をかけられる。徳間のぼるだろと。ドグマが昔配達員をしていた頃の同僚の山崎だった。
山崎は、岡崎との対戦最高だったと言う。その後の炎上もすごかったと。岡崎はお嬢様ぶってたが貧乏育ちだったことが暴露されたそうだ。
ドグマは、人違いだ、あなたなんか知らないと無理のある言い訳をして走り去る。
帰宅したドグマはボロボロのノートPCを手に、自分はもう徳間のぼるではないと叫びPCを叩き壊す。

ドグマは美智留のオフィスで、戦い方を変えたいと言う。岡崎の件はやりすぎではないかと。
そうは思わないという美智留。気に病むことはないと。そして、その正当性を長々と説く。
恭子は、次回の討論相手が決まったと言う。東大卒、22歳で会社を立ち上げ成功した高宮涼介。経済界のカリスマでコメンテーターとしても注目されている。
これまでで最強の相手だ。

番組収録が始まった。議題は「独裁主義と民主主義、優れているのはどっち」である。
美智留の指示通り、独裁主義を推すドグマ。反論する高宮。
ドグマは東大卒という高宮の学歴詐称をつく。Fラン大の卒業証書の画像を出すも捏造だった。
独裁主義に対する反論を捲し立てる高宮に美智留の指示を待つドグマは言葉が出ない。
そこで速報を美智留に知らせる恭子。
ドグマは自分の言葉で独裁主義について語り出す。持たざるものは耐えろと言うのかと。
高宮のタブレットに通知が。
高宮は言う。そこまで言うならなぜ岡崎をあそこまで痛めつけたのかと。そしてタブレットの画面をドグマに見せ、岡崎万梨阿は死んだ。1時間前のことだと。
高宮は続ける。いつかこんなことになるかと思ったんだ。自業自得だと。
ドグマは床に座り込む。

ドグマは家で塞ぎ込む。自身への誹謗中傷に耐えかねて包丁を片手に走り出す。
着いた先は美智留の事務所。美智留を殺して自分も死ぬと。
美智留は嬉しいと言う。ネットの誰かではなく自分に怒りを向けている。真の意味で神崎ドグマになるその瞬間に立ち会えるのだと。
ドグマは包丁を落とし床にうずくまる。美智留を殺すなんてできないと。
美智留は包丁を拾いドグマに持たせる。あなたの敵は誰ですかと。

高宮は電話で話している。次の出演も決まった。あの時にニュース速報を送ってくれたのは見事な判断だと。
そこで悲鳴が聞こえ、高宮が声の方を見ると、包丁を持ったドグマが。
ドグマは高宮に切り掛かる。

ドグマと高宮の討論のとき、美智留はスイッチで切り替えながらドグマと高宮の両方に指示を送っていた。
高宮がドグマに放ったドグマの決め台詞も美智留の指示だった。

彼は、なりたい自分になったのだと美智留は言う。

ドグマは殺人で警察の取り調べ室にいる。

  

嗤う淑女|4話の感想|ネタバレあり

なんでしょう急に。ちょっと意味がわかりません。脈絡がなさすぎて困惑しています。

鷺沼の件は一体どうなったんでしょうか。一応麻生が美智留の住んでいた団地を訪れましたが、本筋の進行はこれだけ。

美智留の人間性に対する理解を強化させるためだけのエピソード回という感じですね。原作にもあるんでしょうか、このエピソード。非常に不可解です。

一応、今まで美智留が扱ってきた案件は受動的というか、あくまで訪れてきた人に対してコンサルを行ってきましたが、今回は能動的にコンサルをする人間を選んでオファーしています。

しかも、コンサルをしているドグマの対戦相手に対しても同時にコンサルをして先のドグマを潰しました。

恐らく高宮にも同様に自らオファーしたんだと思います。

そして目的も不明。

確かにコンサル料は得られたと思いますが、ドグマに高宮を殺させるメリットってどこにあるんでしょうか。

ドグマである程度稼いで、潮時だと思ってのことでしょうか。そうだとしても高宮を殺す必要なくないですか?

むしろドグマが捕まれば自分の足がつく可能性もあるのに、リスク管理の意味でも悪手だと思うんですけど。

そこらへんの詰めが甘いというか、原作はそこまでガバガバじゃないですよね。まさか。

ドラマでそういうよくわからない矛盾があると冷めるんですよね。

ただでさえ美智留は法的に結構ヤバいことしてるじゃないですか。それなのに敢えてコンサルする人間を有名人にするって、やっぱおかしいんですよ。

実際にドグマが取り調べで共犯者の存在を疑っていましたよね。そんな危ない橋を渡る必要ないんですよ。

そして、今回の話の内容も…

ごめんなさい、正直に言いますわ。今回はつまらなかったです。つまらなかったというと言い過ぎかもしれませんが、意図がわからなすぎて評価できないです。

このエピソードが後々で大きな意味を持つならいいですけど、単なる美智留への理解を深めるl強化エピソードだとしたら本当にいらない回だと思います。

ドグマが包丁持って美智留のところに言ったときも、「嬉しいです」とか、「これで本当の神崎ドグマに…」とか、意味わかった人います?逆に美智留の精神性がわからなくなったというか。よけいややこしくさせただけの回じゃないですか?

正直今回はあ見なくてもいい回のような気がしました。

 

まとめ

前回までが割と面白かったのでがっかりしましたね。なんでこんな意味不明の回を制作したのかちょっと疑問です。

まぁ、よくわからないとしか言いようがないですね。

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