2024年6月28日から放送がスタートしたTBS系テレビドラマ『笑うマトリョーシカ』。
8話を視聴したので早速ストーリーの流れと感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。
原作の小説はドラマの影響もありベストセラーに！ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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『笑うマトリョーシカ』8話あらすじ 公式
これまでの不審な事故死について問い詰める道上だったが、浩子は多くを語らず、逆に道上の息子・勇気（森優理斗）の身を案ずる意味ありげな発言を…。そして「夫が待っている」と言い残してその場を去ってしまう。あとを追った道上が目にした浩子の夫は意外な人物で、再婚を不気味に思った道上は、浩子への疑念をさらに募らせる。
その後、清家（櫻井翔）が地元・松山に帰って来ていると知り、佐々木（渡辺大）の店を訪れた道上は、清家からの「くれぐれも無茶はしないで」との伝言を受け取る。その真意が分からないまま、翌日の講演会で清家と顔を合わせた道上だったが…。
そんな中、浩子が銀座でホステスをしていた時のことを調べていた山中（丸山智己）が、ある驚きの新事実を持ち帰る。
TBS『笑うマトリョーシカ』公式
『笑うマトリョーシカ』8話の流れ ネタバレあり
車に轢かれそうになったところに浩子が現れた前回の続き。
香苗は浩子に声をかけられ、話をすることに。
公園に場所を移動して香苗は、清家嘉和は本当に事故死だったのかと訊く。浩子は莫大な遺産を手にし、武智も鈴木も同様の事故に、これは偶然か。そして浩子はBG株事件の重要な証拠を持っていいる。一郎の出世のために裏で糸を引いているのは浩子ではないかと。
浩子は、あなたにも息子がいるわねと言う。仕事もいいが子供のためになるべく側にいてあげなければダメ。こんな所まで子供との時間を犠牲にして私に会いに来ていていいのか。過去に強引な取材で大変な思いをしたのに懲りてない。他人のことを嗅ぎ回っていないで自分の心配をしたらどうか。後悔しても遅いのだと。
そして浩子は、夫が待っているからとその場を後にした。
香苗は浩子の後をつける。浩子が帰って行った家の表札は小松。
そこに青山から電話。一郎が地元に戻って馴染みの店で食事をするとSNSに書いてある。佐々木の店「春吉」ではないかと。
香苗は浩子の様子が気になりながらも松山の料理屋「春吉」に向かう。
中に入ると佐々木が、こっちの店は初めてだねと言う。一郎はさっき帰ったところ。一郎は香苗のSNSを見て香苗が愛媛にいることを知っており、もしここに来たらこれをと、1枚の紙を渡す。
その紙には「くれぐれも無茶はしないで」と書かれていた。
佐々木は、明日もいるなら松山支援センターに行ってみたらいいと言う。喧伝のあと講演会をするらしい。
次の日、香苗は支援センターに行くと、地元の一郎後援者に囲まれて罵声を浴びる。一郎に批判的な記者の道上だと怒号が飛んで帰れコール。
そこに一郎が来て騒ぎを収めた。
香苗が帰宅すると母から香苗の元夫・旗手が病院に運ばれたと告げられ病院に駆けつける。
旗手は腹痛と吐き気、急性膵炎。命の別条なし。しばらく入院するから勇気を預かって欲しいと。
快諾し勇気を連れて病院を出る。勇気と土曜日に出かけようと話をした。
報新社のオフィスで鈴木と話をする香苗。浩子のことはなにかわかったのかと訊かれ答える。
浩子は小松政重という元医師と再婚したことまではわかった。浩子にとって小松がどんな利用価値があるのか調べるのだと。
山中がオフィスに戻り、ホステス時代の浩子を知る人物にたどり着いたと言う。当時浩子は劉と名乗っていた。真中亜里沙のぺんネーム劉 麗蘭の劉。
香苗は言う。真中亜里沙はいじめられていた相手・三好美和子の名を名乗っていた。恨んでいる相手の名前を当てつけで使っていたとしたら…そして浩子は中国にルーツがある可能性が。そうなると息子の一郎も。
現役の官房長官が自分のルーツが中国にあることを隠しているとしたら裏になにがあるのだろうか。
香苗は愛南町の警察で清家嘉和の事故死について話を聴いた警察で調べたら事故当日、浩子は御徒町の親戚の家にいたことがわかったことから御徒町で聞き込みに。
鈴木には諸橋の元秘書で行方不明の冨樫稜を探してくれとお願いする。
お徒町の古い定食屋の女将から手がかりを掴む。よくきてくれた劉さんの娘かもしれないと。よほどつらい思いをしていたのか、飲むと荒れてた。中国語で「フウトウだかクウチョウ」とか大声で捲し立てていたと。
そして在留中国人が集まる中華料理屋を教えてもらった。
中華料理屋のオーナーの周さんに話を訊くことに。
御徒町の親戚はもう亡くなっており、劉 麗蘭（浩子）の母は劉 英華、一郎の祖母。浩子の父親は日本人。一郎は中国クォーター。
土曜日、お弁当を持って勇気と公園にピクニック。
すると2人組の男が香苗をスマホで撮影する。
香苗が、何してるんですかと訊ねると、男の一人は「ジャーナリストの道上さんですよね、1年前に問題になった」と騒ぎ出す。
逃げるように公園を後にして旗手のいる病院にお見舞いへ。病院で柏木に声をかけられる。少し話できませんかと。
香苗の取材で自殺未遂した柏木だったが、今は回復して別の仕事をしているとのこと。今は別の悪いことろが見つかって病院に来たが快方に向かっていると。
柏木は香苗に感謝していると言う。あの取材がなかったとしても良心の呵責に苛まされて同じことになっていたのではないか。香苗のお陰でやり直せたのだと。
報新社にリンリンが差し入れを持ってきた。一緒に食べながら香苗はリンリンに訊く。
泣きながら「フートウ クーチョウ」って中国人にとってどういう意味かと。
リンリンは言う。「フーチョウ」日本語で復讐であると。
浩子の目的は復讐。
8話終了
『笑うマトリョーシカ』8話感想と考察 ネタバレあり
また謎だった部分がほんの少しだけ明かされましたね。そして新たな事実も出てくるので頭が追いつかないです。
一郎が祖母から続く中国系だったことは予想通り。政策どうこうも以前書いたので割愛します。
今回わかったのは、浩子が再婚していたこと。浩子はホステス時代に劉浩子と名乗っていて、母親の名前は英華。劉 麗蘭は浩子の本名と思われる。浩子（と英華）の目的は復讐である。
こんなところでしょうか。
以前から私が謎だと言っていた「佐々木は赤坂の日本料理屋をやっているが公には松山から駆けつけたといつも言うのはナゼなのか」という問題ですが、松山にもまだお店構えてたんですね。「春吉」っていうお店。
これって既出の事実だとしたら見落としてました。すいません。松山から駆けつけたという佐々木の言葉は別に嘘でもなんでもなかったわけですか。そうですか。
この件が特に問題なかったとしても、佐々木は浩子と繋がっているので向こう側の人間であることは変わりないんですが。
支援センターでの悶着もSNSでの炎上は佐々木が仕組んだことでしょう。もしかしたら公園での騒動も噛んでるかもしれません。
それと、気になったのが真中亜里沙。嫌いな人間への当てつけで名前を騙るって予想は置いといて、浩子の本名が劉 麗蘭だと知っていたということですよね。だからペンネームにしたと。
てことは、一郎が中国系だということも知っているでしょう。そして現在は行方不明。
元官房長官のルーツが中国系だと知っている真中亜里沙は、消されたんでしょうか。もし生きてたとしたら、必死に逃げて潜伏しているのか、浩子の駒になっているかのどっちかでしょうね。
生きてて、後でまた出てくるような気がしますけど。どうなんでしょうか。
あと小松政重という元医師のが、浩子にとってどんな利用価値があるのか。また勝手なこと言いますけど、『元医師』ってのがポイントではないかと。それ以上は想像できませんごめんなさい。
話は進んでいますし、新事実も披露されてはいるんですが、今回は肝心なところの進展が乏しかったように感じます。
では今までの謎と新たな謎を書き出します。
・真中亜里沙は今どこで何をしているのか
・BG株事件の真相/黒幕
・香苗の父の取材ノートを盗んだのは浩子なのか
・香苗の父、武智、清家嘉和、鈴木の事故も浩子の指示なのか
・一郎（浩子）がナゼ外国人の人権向上を目指すのか
・一郎（浩子）の悲願は何なのか（同上？）
・一郎の「ずっと私を見ていてください」の意味
・小松政重の利用価値
・諸橋の元秘書の冨樫の行方
・劉 英華の言う復讐の意味
佐々木の件は消しました。一応、松山にも店があったので。
それでも謎は増えています。でも大きな軸としてはBG株事件の黒幕と、復讐の意味。
浩子の復讐のためにBG株事件もみ消しがあったと思われるので、同一線上にある問題とも言えそうですが。
それと、事件とは関係ないですけど、香苗って母親としては失格ですよね。頑張っているのはわかりますが、大事なものの優先順位をわかってないというか、見ないフリをしているのかわかりませんが。
そこだけは絶対に共感できなくて、子供を優先できない時点で親としては終わってるなと。都合のつく時だけ母親ヅラしてるのが、すごく嫌です。
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まとめ
進展したようであまり進展してなかったような、そんな回でしたね。「ええええええええぇぇぇぇぇ」ていうのがなかったです。
これまでは「ヒェー」みいたいなの結構あったじゃないですか。だから物足りなくなってて申し訳ないです。
今一番怖いのは、「しょうもない終わり方だったらどうしよう」です。それだけはやめてくださいね。制作陣のみなさん。
