2024年7月13日から放送が開始したテレビ朝日のドラマ『顔に泥を塗る』。
その第2話が7月20日に放送されたのでドラマの流れと感想を書いていきたいと思います。
内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。
『顔に泥を塗る』は人気コミックが原作です。気になる人は読んでみてはいかがでしょうか。
Kindle版は2024年7月27日 23:59 まで1巻が無料で読めます。
公式 2話あらすじ
柚原美紅(髙橋ひかる)は、彼氏の結城悠久=ハル(西垣匠)には告げずに高倉イヴ(木村慧人)に誘われたフリーマーケットに向かう。美紅がイヴと楽しんでいると、そこへ出張に行っていると思っていたハルが現れる。驚く美紅を前に、ハルはイヴに冷たく挨拶を済ませると、「付き合ってほしいところがある」と美紅を連れ出す。
テレビ朝日『顔に泥を塗る』公式より
ハルに連れて行かれた先はなんと、豪華客船! 美紅を喜ばせたいとディナーを予約していたというハルのサプライズに美紅は嬉しさを感じていると、さらにハルから突然のプロポーズを受け…! 夢のような出来事に喜びを嚙みしめる美紅。しかし、そこへ美紅の携帯にイヴからメッセージが届くと、ハルの表情が一変――衝撃の行動を起こして…!?
そんなハルに一抹の不安を抱きながらも、美紅は実家に帰って母・柚原路子(奥貫薫)に婚約したことを報告。路子が手放しで喜ぶ一方、弟の柚原蒼汰(窪塚愛流)は薄い反応で…。実は蒼汰が進路で悩んでいることを知り、美紅は相談に乗ると申し出るが、蒼汰は相談するどころか突き放すようにあるひと言を放ち、美紅の心に深く突き刺さる。それをきっかけに、考えを巡らす美紅は、ある決意をするが…その瞬間、ハルのモラハラが加速することに――!
『顔に泥を塗る』2話の流れ ネタバレあり
フリマに突然現れたハルはイヴに「美紅の彼氏です」と自己紹介。
そして美紅に付き合ってほしいところがあると美紅を連れていく。
美紅はハルにどこに行くのか訊ねる。
ハルはサプライズだと言う。でも美紅が家にいなくて逆サプライズだとねちっこく言う。
フリマのお店に高校生くらいの男の子が来たが、ほとんど売り切れてしまったと言うイヴ。
イヴはショップカードが欲しいという男の子にカードを渡す。
イヴを見て男の子はキレイと言う。戸惑うイヴに男の子は「肌が」と。
イヴは、メイクのおかげだと言う。自分にとって一番身近なアートなんだと。
男の子の目は輝いている。
ハルは美紅をクルーズディナーに連れてきた。喜ぶ美紅。
テーブルに着いてハルは、あの日のことごめんと謝る。
他の男が美紅の肌に触れてメイクされたと思ったらカッとなったと。
美紅はイヴを女友達として仲良くなったと弁明する。
食後に船外テラスでハルは美紅に花束を渡し、指輪をパカ。結婚してくださいとプロポーズ。
美紅は夢のようだと喜ぶ。
そこで美紅のスマホが鳴る。即座にスマホを取り上げるハル。画面にはイヴからのメッセージ通知。
ハルは今すぐイヴの連絡先を消して二度と連絡するなと言う。でないと指輪も返してもらうと。
美紅は、彼と婚約し、もう会えないとイヴにメッセージを送った。
イブは大学で女子たちにメイクのレッスンする。
女子たちはイヴを女子会に誘う。泊まりでと。イヴの恋バナ聞きたいと盛り上がる。
イヴは、自分は男で恋愛対象は女の子だから、ちゃんと異性として意識してねと言う。
美紅は実家で母に婚約の報告をする。
美紅は旦那さんの言うことはどれくらい聞くべきなのか母に聞く。
母は男は意外と弱いから女が支えてあげないといけない。美紅も悠久さんをちゃんと支えなさいと昭和脳。
そこに弟の蒼汰が帰ってきたがつれない様子。
美紅は反抗期かと母に訊くも、蒼汰が芸大に行きたいと妙なことを言い出したと言う。
部屋で鏡を見る蒼汰。そこに美紅がノックし、部屋に入ってくる。
美紅は蒼汰に、芸大に行きたいって本気なのか、相談に乗るよと言う。
蒼汰は、自分の人生を彼氏に捧げてるような人間に相談して何の意味があるのかと毒付く。
美紅は蒼汰の言葉が引っかかる。
美紅はハルに寄りかかって生きてきたこれまでを考える。仕事も適当に派遣を選び、キャリアも積んでこなかった。ハルに結婚してもらえなかったらどうするつもりだったのだろうと。
仕事も将来もメイクも彼が選んだものだった。自分で選んだものは…
美紅はイヴの働くカフェに。イヴと話しに来たのだと。
そして頭を下げてイヴに謝罪する。この前のメールは失礼だったと。
イヴは、彼の気持ちを尊重しただけで普通のことだと言う。
美紅は嫌われるのが怖くて彼が望んだことをしてただけだと言う。そうすれば幸せにしてもらえると。
でも、イヴにメイクしてもらったときに自分の世界が広がった。自分で選んだ大切なものは簡単に捨てたくないのだと。そして、これからもイヴと友達でいたいから彼と話をすると言った。
イヴも美紅と友達でいたい。自分の一番を選べばいいと言う。
そして美紅に赤リップを塗ることを提案し、美紅は賛成しメイクする。
ハルは虫が良すぎると美紅を責める。
話が違うだろとねちっこく。
美紅は自分の好きなものも理解して欲しいとお願いするも、ハルはその汚い口紅を落としてから言えと。
ハルは酷い言葉を投げつけ、美紅のために言っているのだと正当化。
美紅は、このままではいたくないのだと初めてハルに反論する。もう自分を卑下したくないと。
ハルは美紅の腕を掴み玄関から追い出した。
彼氏の言うことを聞けない彼女とは同じ家にいたくないと、靴とスマホと3万円を地面に放ったハル。
2話終了
『顔に泥を塗る』2話の感想 ネタバレあり
弟の蒼汰は美紅のことを軽蔑してるんですね。
自分の意思ではなく、全て彼氏の言いなりで寄りかかって、仕事から何から自分で決めないで流されるように生きてきた姉を見て、ああはなりたくないと思ったでしょうし、姉に何のアドバイスができるのだと。
すごい納得しちゃいました。モラハラする人間と一緒にいると、いつしか自分が悪いと思ってしまうと聞いたことがありますが、美紅の場合は元々そういう素地があって、何の疑いもなく全てをハルに委ねてきたのかなと思いました。
ハルはハルで元々モラハラの気質はあったのでしょうが、そのモラハラ気質を育ててしまったのは美紅なのではないでしょうか。
正直、美紅にもだいぶ問題があるなと。そう感じるわけです。
美紅は持ち前の自虐的精神でハルのモラハラ気質を長い年月かけて育ててきたわけです。そして、ここにきて美紅が覚醒して自分が悪者にされて、少し気の毒だなと思うところもありますね。
ドラマの演出的にはハルが悪者で、私もハルが大嫌いですが、美紅の問題点を考えるとハルもある意味被害者だなと思ってしまいます。
かといってモラハラを肯定できるはずもないし、ハルの発言や行動は許せないです。
てか怖いです。リップでコツコツテーブル叩いて…。追い込み方が本当に怖いんですよ。
恋人や配偶者がモラハラする人だった場合、こんな恐怖に耐えなければならないんですか?私には無理です。吐いちゃいます。
でも美紅は覚醒しつつありますよね。
イヴにメイクしてもらって世界が広がってって、きっかけってちょっとしたことだったりするんですよね。
今まで抑制してきたものが解放されて、好きなものを好きだと思うことは悪いことじゃないだって。
そんな折に弟からキツいことばを投げかけられて、自分の人生を振り返って。
ようやく気づきましたね。自分もおかしかったってことが。
そして次週ですよ。美紅は完全に覚醒したようです。
とりあえず婚約は解消して欲しいものです。
そういえばハルって弁護士じゃないですか。それなのに夜にスマホと靴とカネだけ渡して家を追い出すとか、他にもモラハラ認定を受けてもおかしくないようなことを平気でしますよね。
弁護士なのに訴えられたら不利になるようなことを平気でするんですね。プライベートでは感情に負けて正しい判断ができないということでしょううか。浅はかな男です。
それではまた。
まとめ
今回もかわいいイヴの女装姿がたくさん拝めて目が幸せだと言っております。ありがとう。
そして美紅を演じる高橋ひかるさんの透明感ヤバくないですか?
あの子めっちゃかわいいですね。だからこそ余計にハルが憎たらしく感じるのですが。
それは私情ですけど。
来週の展開が気になります。もしかして修羅場る?
期待しておきましょう。
Kindle版は2024年7月27日 23:59 まで1巻が無料で読めます。