スポンサーリンク

当サイトはPRが含まれています。

錦糸町パラダイス|5話ネタバレ感想|責任ってなんだろう

ドラマ
引用:テレ東『錦糸町パラダイス』公式|https://www.tv-tokyo.co.jp/kinshicho_paradise/

7月12日から放送がスタートしたテレビ東京系連続テレビドラマ『錦糸町パラダイス-渋谷から1本-』。
第5話が放送されたのでネタバレありで感想を書いていきたいと思います。

内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

ドラマ『錦糸町パラダイス~渋谷から一本~』はU-NEXTで見逃し配信中 最初から全話見直せます。
U-NEXTでは31日間の無料トライアル期間があるので、まだ試していない方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

5話の公式あらすじ

【予告】ドラマ24 錦糸町パラダイス~渋谷から一本~ 第5話

錦糸町フェスのためにドキュメンタリーを撮影していた安住(松岡広大)が、地元店のロケ中に失踪した。翌日、リポーターを務めたなみえ(濱田マリ)のラジオ番組に、安住らしき人物からお詫びのメッセージが届く。そこには尊敬する社長(今井隆文)への思いや、失踪した心情が綴られていた。さらに社長が抱える“責任”への言及も…。そんなラジオを聞いていた裕ちゃん(柄本時生)のある一言に大助(賀来賢人)は動揺してしまう。

『錦糸町パラダイス』公式

5話の内容をざっくり振り返る

整理整頓の3人は定期客の東海林家の掃除を終える。
リアルファクションではロケ取材撮影中の安住が飛んだ。
ローカルラジオの『星降る錦糸町』では「責任」について熱く語っている。
整理整頓の3人は銭湯の掃除。
蒼はまっさんの店にいる。蒼は商店街の会長を紹介してくれという。商店街の歴史を記事にしたいからと。
まっさんは街中に貼られたQRコードの噂を蒼に知ってるか訊く。蒼は見つけたら教えてくれと。
星降る錦糸町では安住からのメールが読まれる。
安住は、取材中飛んでしまったことをパーソナリティのなみえに詫び、限界を迎えたこと。昔の社長のエピソードを踏まえ、責任に追われ変わってしまった。責任を果たすことだけが正義ではないと思うと。
大助と裕ちゃんはデルコッファーでこれを聞いている。裕ちゃんは、無理して人に責任なんかとってもらいたくないと呟く。
真剣な表情で裕ちゃんを見つめる大助。
一人デルコッファーに残った大助は、さっきの裕ちゃんの言葉が頭から離れない。
心配した心音が大助に声をかける。大助は裕ちゃんの言葉を心音に言う。
心音は、裕ちゃんは大助に責任とってもらおうとは思ってないと言う。
大助は、それは建前で事故の原因作ったのは自分だと。
心音は言う、それで掃除屋継いだでしょ。バスケ続けなくて良くなって本当は安心したのではないかと。
大助は言葉に詰まりデルコッファーを後にした。
一人、リアルファクションの社長に呼び出された一平。
社長は、社員全員辞めてしまい、必要なものだけ自宅に移すからオフィスのものは処分してくれと。
一平はリアルファクションのオフィスを概ね片付けるも、1席だけ片付けなかった。
これを社長に訊かれた一平はデスクの雰囲気から、この人はまだ辞めてないと思うと言う。
作業を終えた一平が帰っていった後、社長は安住のPCを立ち上げる。
その後、社長はデルコッファーで安住の撮影データを見る。

 

錦糸町パラダイス|5話の感想 ネタバレあり

相変わらず取り止めなくストーリーは展開します。日常の中で起こることをそれぞれの視点で進行するこのドラマに、ストーリーという概念があるのかは不明ですが。

整理整頓の3人が中心ではあるものの、それに関わる者や、さらにその先の人物にまで時にはスポットを当てて、その煩雑さ逆にリアル感が増しているように思います。

例えば、自分の友人がいて、その友人の恋人がフォーカスされる。そうやって直接関わりのない人間にも、その人なりのメインストーリーがあるのだと。

モブだけど視点を変えるとモブではない、友人にとっては大切な人であり、当人にとっては主観を伴うメインストーリーなんですよね。

それぞれが主人公をやってるのを俯瞰で見ながら、煩雑になりすぎないように整理整頓を中心に置いているだけといった感覚があるんです。

そういう視点で見るとなかなか深いドラマだなと思うわけです。

さて今回は、とうとうリアルファクション最後の社員だった安住が飛んで、とうとう社長ひとりとなってしまいましたね。一平は安住のデスクを見て、まだ辞めてないと思うと言ってましたがどうなるのでしょうか。

リアルファクションに関しても、映像制作会社であることしかわかりません。それでもずっと社員が次々と辞めていくカットを挟み、社長のパワハラやフィリピンパブでの乱痴気騒ぎなんかのカットがありました。

安住の取材シーンも度々流れ、安住の撮影した映像でドラマの一部を伝えることもありました。

ようやく社長の過去が少しだけ掘られて、今に至る経緯が理解できます。

で、このリアルファクションって何なんだ?という疑問をずっと持っている人も多いのではないでしょうか。

でも多分、なんでもないんだと思います。

偶然関わった他者の一部。人生の中で瞬間的に関わり、そのすれ違いざまに少しだけ見えた背景でしかないのではないかと。

意味なんかないし、求めたら蛇足といった感じなのかもしれません。

それがこのドラマで一貫して見える姿勢なんだと思います。

そして今回、私の求めていた大助が裕ちゃんに抱く後ろめたさに少しだけ触れられました。

1話での回想シーン、裕ちゃんが言った「それ言ったら…俺たち終わっちゃうよ」って言葉が今でも頭から離れないんですよ。

ここの複雑に絡まった感情を私はもっと見たいんです。多分この先どこかであると思います。

それは裕ちゃんへの懺悔なのか、裕ちゃんの消化しきれない気持ちなのか。どういった形にせよ、深堀りはされるべきです。

裕ちゃんは言葉では「責任なんかとって欲しくない」って言いますが、でもあの事故さえなければって感情は絶対にあるはずなんですよ。そんなに簡単に割り切れるものじゃないでしょう。

大助は大助で、どうやったら責任を果たせるのか、とれるのか。どう振る舞うべきなのか。でも一生背負っていくんだと思います。

例えどれだけ裕ちゃんに気にするなと言われたとしても、車椅子の裕ちゃんは現実に目の前にいて、そこで自責の念を抱かないのは無理じゃないですか。

しかも明らかにまだわだかまりが完全には消えてない感じが見て取れます。キレイさっぱりとはいかないでしょうが、一度は本音をぶつけ合うシーンがあることを期待しています。

言ってみれば、裕ちゃんの事故があって今一緒にいるってのがこのドラマの最大の軸になっていると思いませんか?

結局はそこなんですよ。いつかやってくれるでしょう。

  

まとめ

あっという間に5話ですか。このドラマを説明するのは相変わらず難しいですね。

感想を書くのも大変です。ストーリーそのものに触れられる部分があまりにも少ないから、どうしたって背景から感じるものを言葉にしなければならないんです。

でも、背景を見せたいのであれば意図した通り視聴者に見せられているということですね。

視点がいろんなところに移るので、大きい枠で言えば「世界観」がよく伝わってくるんです。

錦糸町で生きる掃除屋の3人に関わる狭い世界の世界観が。

どこにだって行けるけど、ある種主観で目の前に広がる日常的な世界は意外と狭いんじゃないかなと、そんな気がします。

ドラマ『錦糸町パラダイス~渋谷から一本~』はU-NEXTで見逃し配信中 最初から全話見直せます。
U-NEXTでは31日間の無料トライアル期間があるので、まだ試していない方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。