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錦糸町パラダイス|4話ネタバレ感想|細かい演出がエモいが評価は割れそう

ドラマ
引用:テレ東『錦糸町パラダイス』公式|https://www.tv-tokyo.co.jp/kinshicho_paradise/

7月12日から放送がスタートしたテレビ東京系連続テレビドラマ『錦糸町パラダイス-渋谷から1本-』。
第4話が放送されたのでネタバレありで感想を書いていきたいと思います。

内容にはネタバレを含みますので話の詳細を知りたくない人は注意してください。

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4話の公式あらすじ

【予告】ドラマ24 錦糸町パラダイス~渋谷から一本~ 第3話

「整理整頓」メンバーは清掃を終えた「サラマッポ」の前で大助(賀来賢人)、裕ちゃん(柄本時生)の同級生・遠田(森岡龍)と遭遇する。世界を旅して今は入国管理局で働いていると聞いた2人はどこか気まずそうで…。遠田と別れ立ち寄った「デコルッファー」で、3人はミカ(矢野あゆみ)の現状を知る。日本生まれのミカは日本に残ることは可能。残るべきか母と一緒にフィリピンへ行くべきか――その選択で悩んでいた。 

『錦糸町パラダイス』公式

4話の内容をざっくり振り返る

遠田が大助に声をかける。裕ちゃんとバスケ部の後輩だった一平にも気づく。
大助は、次の現場があるからと早々に引き上げていく。今日の仕事はこれで完了だった。
3人は心音の店デルコッファーに。そこにはミカも。
日本で生まれそだったのにフィリピンに帰されるのはおかしいと一平。
心音は、本当に帰らなければいけないのかとミカに訊く。
支援団体に相談したら自分だけ日本に残れるかもとミカは言う。日本で生まれ育ち日本語しか話せないから自分だけは。でも母は…と。
別日、心音がデルコッファーに出勤すると同時にミカがきた。
ミカは修学旅行のこと覚えてるかと。
心音はいつもミカが休んでて、よっぽど運が悪いのかと思っていたと。
ミカは言う。体調不良は嘘で、母が外国人だから東京を出れない制限があった。自分は東京どころか錦糸町すら出たことがないのだと。
行くことにした。ミカは続ける。母と一緒にフィリピンに帰ることにした。規則は規則だし仕方がないと。
泣き出した心音に、ミカは自転車をもらってくれとお願いする。心音はミカのノートが欲しいと言う。いつかフィリピンに行く時のためにと。
ミカはデルコッファーで飲む最後のミルクコーヒーを味わう。
まっさんは今日もまた別の場所にいる。そこに蒼が訪れる。
お前いい記事書くねと言う。フリーペーパーを見たとまっさん。
遠くで揉めているのが見える。置き引きをしたおばさんを男が捕まえていた。
まっさんは蒼に言う。ああいうのは記事にしないのかと。
蒼はしないと言い切る。あれは本当に困っている顔だ。ダメだけどダメじゃないのだと。
映像会社「リアルフィクション」の社員がまた辞め、社員は安住だけとなった。
心音は貸出中のテナントを内見する。
大助は車でラジオ『星降る錦糸町』を聞いている。
ラジオでは、連れ出しキャバクラが摘発された話をしている。街角に貼られたポスターに表示されたQRコードを読み込むと告発記事が表示され、それでがきっかけで摘発に至ったという。
他にも同様のことが続いており、まるで都市伝説みたいだと。

 

『錦糸町パラダイス』4話の感想 ネタバレあり

内容は伝わりづらいがエモいです。

1話から映像制作会社リアルフィクションの安住が、錦糸町フェスのドキュメント動画用インタビューを撮影し続けていましたよね。

これは、何かしら意味があるんだろうなとは思ってたんんですよ。

ただ、話のどこかでフォーカスされてその意味が繋がるのかなと思ってたんですが、そうでもなさそうです。

もしかしたら社長のパワハラに悩み、社員も最後の一人になってしまった安住もこの先なにかやらかすのかもしれませんが。

ただ、それを待たずして安住が撮影した動画が度々流れ、このドラマに出てくる人物の語りきれない部分を補完してるんですよ。

それでもまだまだ情報としては足りないくらい説明に乏しいドラマなんですが、この補完のしかたが最高にクールじゃないですか。

また、カットの背景や取り止めなく流れるシーンで登場した人物がこの記録映像で流れたりして、ちいさい発見みたいなものを与えてくれます。

前話のいじめられっ子といじめっ子の中学生が一緒にインタビュー受けてたりと。ただ、その中学生のことはそれ以上に深堀りはしないという潔さ。

また今回で言うと、置き引きした女と男が揉めていましたが、違うカットでの背景としてドラマで映し出されていて、同じ世界に生きてるんだという妙なリアリティを感じさせてくれるんですね。

はっきり言ってしまえば「それがどうしたの?」という話ではあるんですが、そういう細かい演出が光る作品だなと感じるわけです。

本当によく考えられているなと。

また、これも1話からの話なんですが、街角のポスターにQRコードが記載されていて、そこにアクセスすると…てやつです。

1話QRコードから表示された記事は、音楽アプリ『Fabulous crew』の横領事件でした。

今回明らかになったのはサラマッポの違法風俗営業とセクハラの告発の件もQRコードからの記事であると。

「確かに、あのQRコードのやつ、何なんだろう」とはずっと思ってました。ただ、誰がどんな目的でその張り紙をしているのかはまだ謎です。蒼が関係しているのかもしれませんね。

ストーリーの話はなかなかしづらいドラマではありますが、敢えて4話の内容に少し触れるなら、やはりミカの強制送還措置についてでしょうか。

『日本で生まれ育って日本語しか話せない』というところをやけに強調していましたが、感情論ではなくダメなものはダメなんですよ。

ミカの場合、不法滞在はもちろん親の責任ではあるんですけど、そもそも親が不法滞在していなければミカは日本で育つこともなかったわけですから、こんな状況に追い込まれることはなかったわけで。

言うなれば被害者なんですが、それを良しとはできないじゃないですか。あくまで合法的に在留してもらわないと管理できないわけですし。

ミカの幼馴染の心音は、そりゃ心苦しくて複雑な気持ちにはなるでしょうが、恨むならミカの母親を恨むべきであって、間違っても現行法にヘイトを向けるのは違うんですよね。

なぜ現行法がそういうものになっているのかは、素人考えだけでは正解は出てこないですから。

確かに社会問題のひとつではあるのかもしれませんが、目の向け方が少々安直で稚拙だったのかなと感じました。

そういう一面を包含しつつも、このドラマは一貫して大きなストーリーを軸にしているのはなく、錦糸町フェスが行われるまでの様々な日常を切り取って、そのリアリティを説明もなく流している雰囲気ドラマといったところです。

合う合わないの賛否は人によって評価が割れそうですが、大きな命題やストーリーを楽しむだけでは飽き足らない人にはおすすめできるドラマではないでしょうか。

  

まとめ

リアルフィクションの社長、あれどうしようもないですねw

見ていて不愉快なレベルで。

さて、4話まで見て皆さんはどのような感想を抱いたでしょうか。

私は、もう少し蒼を掘り下げて欲しいなと思った次第です。

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